おはようございます。
数日前の記事にこのようなくだりがありました。
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前略
一方、学力関係なく心配な子っていうのはこの逆で、後になって、自分でも理解できず、説明のつかないことを突発的にまあまあな頻度でやらかして、これ↓の27秒〜32秒の状態に
1人で心の中でなっちゃいます。。。
後略
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たまたま昨日このくだりを読んでみて思ったのですが、これって私(先生)がブチ切れてるみたいに読めるんですけど、もちろんそんなことはございません。(真顔
#記事の方には誤読が起こらないよう訂正入れました
基本的に私は気も小さくビビりストなので、生徒さんに対する想定期待値は超マイナス思考で、できるだけ「思ってたよりエエやん・・(あ、安心した。。)」っていう場面の方が多くなるようにしてます。というか性格上そうなります。
一般に子ども(生徒)に怒るというのはそもそもの期待値が高いだけということが多いような気がします。
自習にしても私は「普通の子はせんよな。。」と思ってるが故に毎日朝から晩まで来て頑張ってる子見て毎年感動してます。
ただ「うわ〜・・サクセスしない受験生の典型的な発想だわ、それ・・・・」という場合はたしなめることもあります。(再び真顔
本日は息抜き回なのでスルーで問題ございません。
『虚空の人』
かなり久しぶりにドキュメンタリーを読みました。
人にはいろいろな「好み」というものがあるかと思うのですが、私は“人間の葛藤”みたいなものにスゴく魅かれます。
ふつうは華やかなものに憧れを抱く人の方が多いのかもしれませんが、私の場合はとかく学生の頃から誰かしらの人間のリアリティに迫るもの、リアルでしかないものに大変魅力を感じます。
例えばプロフェッショナル仕事の流儀なんかでも一番好きなのは必ず番組の途中で挿入される、プロフェッショナルたちの悔恨や失敗のエピソードです。
要は誰の目にも明らかとなっている“表層”の根っこというか土台というか、その人をその人たらしめるいわば人格や仕事人としての“出汁(ダシ)”の部分にこそ装飾を免れた真実味を感じるからです。
ともすればそれは20数年間、受験産業という、まさに虚飾と誤魔化しにまみれにまみれ、まみれ倒したまみれ達磨な世界の一住人として自分自身生きてきたことが、若い頃にもまして、人間の装飾のない姿、弱い姿、惨めで葛藤にまみれた、断片的ではありながらも“確かな姿”に引き寄せられる要因になっているのかもしれません。
基本、受験産業というのはいかに成績が上がりそうに見せかけるか、そこにいかに“正しいやり方”があるかのように見せかけるかでマーケティング的小競り合いを繰り返しているところが・・・全てとは言わないまでも、それなりに・・・、いや、だいぶあります。苦笑
そして自分自身はそうした姿勢からはフリーであるとは言えない部分があるのもまた自覚はしています。
それでも、、、「成績を上げる」、「志望校の合格を勝ち取る」、、というのは実際には本当に泥臭く、気の遠くなるような作業で、そしてその過程における受験生の匍匐前進(ほふくぜんしん)のような一進一退が必ずそこにはあるものであるということはたまには(ほんの少しでも)このブログや教室現場でお伝えできたらなと思っています。
#毎日自習室来たら話は早いのですが..
また、そうした泥臭い過程をすっ飛ばして「なんかイイ感じで『サポート』や『対策』やなんやを施してウチの子の成績上げちゃってよ。(あと、できるだけ安く頼むわ。)」という発想は個人的には生理的に受け付けないので、そうした方々は巷にあふれかえる「対策・サポート塾」に行った方がマジで絶対にいいですとは常々このブログでも申し上げる次第です。
受験も仕事も結局自分を疑い、自分の弱さに気づき、それを見つめ、受け入れるところまでは最低やらないと結局何かを変えるのは無理なんじゃないかって思います。
自信、それこそときに自分自身を惑わす甘美な麻薬になり得るとすら言えるんじゃないかって思います。
そして、、、、、、人生におけるそうした作業が稀代のスーパースターであってもときに容易でないことを存分に知らしめてくれるのが本書でした。
#いきなり浅はかな読書感想文
個人的には特に野球好きの方へのオススメは本書第2章「怪物」で記される、PLの各種関係者がこぞって、“世間のイメージでは怪物=清原かもしれないが、本当の怪物はどう考えても桑田の方だ。” 的なくだりが面白かったです。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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