おはようございます。
現在完全に昼夜逆転ライフとなっている重本孝こと目開くまで寝るために独立した男です。
# 夏期に向けて切り替えたいのですが..
高校の定期テストは何を見たらよいのか?
今日は個人的に塾講師として、高校生のみなさんの定期テスト結果の何を見てどう考えているのかを書いてみたいと思います。
まずはじめに私の講師としての特徴として、365日自習室を観察しているという「キング・オブ・ぼっち」ならではの特徴があります。
ですから
・自習室に来る頻度
・休みの日に来る場合の来る時間帯
・帰る時間帯
・1回来たら平均何時間滞在するか
・着席してからの初速
・集中モードに入ったときの空気感
・机周り
・睡眠のタイミング
・睡眠する姿勢
・お菓子の取り方
・周りへの気遣い
・去った後の机周り
・神経質さといい加減さ
・自習する科目の時間配分
など、これら全ての一貫性を見ています。
#自習で一番大事なのは一貫性
・・・というか、もうそういう体になっちゃってるので、取り立てて気にしているワケじゃなくて、自然と感じざるを得ないというのが実際のところだと思います。
とにもかくにもそんな感じで意地悪姑のつもりはないのですが、同じ道たどる人は同じ行動特性を持つということを身に染みて経験値として分かってますので、どうしても目が行きます。
で、私としては日頃の授業中のお顔つきと、そうした特徴(中学からお通いの方はすでに分かってますが)から「およそこの学校でこれくらいの立ち位置の成績であろう・・」という予想がどの生徒さんにも自然と湧いてきてますので、それと実際の学校の成績が一致するかをまず見ています。
以前も書きましたが、私はいつも最低ラインの予測を立てておりますので、「思っていたより悪い」ということはないのですが、ごく稀に「なんでこんなイイの???」っていう子がいて、毎回頭にバックストリートボーイズが流れてきます。
#テーミワイ?
#全体の1割ぐらい
ただそれでも9割方の子は想像通りの範疇に収まるので、その感覚をもとに今後の伸びしろを意識しながら見守りつつ、時期を見計らって、「(学校)どこ考えてる?」などと声をかけて探りながら共に目指す着地点を模索します。
この自習スタンスとテスト結果の一致・不一致以外としては、やはりまず英語です。
結局英語です。なんだかんだで英語です。なにはなくとも英語です。河島英五は野風増です。つまみはスルメかエイのひれです。しょーもないです。
英語=大学受験生としてのレベルです。
(ただし数学・物理に長ける人除く)
そしてここからは文系と理系で違ってくるのですが、文系の子であればこれまたやはりと言うべきか数学を見ます。
特に神大・旧帝以上を目指せるかどうかというのは、さすがに高2の終わり頃には悪くても数学はこれくらいはできて欲しい・・・というのが、講師としては大阪公立大を目指す場合とで感覚が全然違います。そこが一番大きな違いです。
逆に言うと理社は多少できてなくてもそこまで気にはなりません。厳しいお話になるのですが、文系の子の基礎理科や社会(要は暗記)を自習で“持って行けない”時点で、難関大が求める素養にないということになると思います。
次に理系の子ですが、理系の子だからと言っても、ホントに数物化の才能が明らかに人と違うという子は言っても少数派です。
やはりみんな苦労はします。
そこで個人的に地味に大事かなと思うのが、国語と社会です。
理系で直前期に爆発的に伸びる子ってみんなマーク模試の国語がなぜかよくできます。
#本人もよく分かってない場合多し
また社会(地理選ぶ子が多いです)も「全然やってません。」「学校の授業も聞いてません。」とか言いつつなんやかんやで、歴史選んでる子なんか、関関同立第一志望の子と5月の全統模試の段階ではそんなに変わらない、ていうかむしろちょっと勝ってる・・みたいな子。
ガチガチゴリゴリな理系はこういう子が多いです。
なんやかんやでいろんなものに興味持つ子ですね。
やはり「自分は理系だから国語や社会は共通テスト前だけでいいんだ〜」と言いながら、実際に学校成績やマーク模試(特に国語)がダメな子は理系でもなかなか厳しい印象です。
このように理系の子で国社の最低ラインがそれなりに担保されると私が踏める子には、この時期、
「多少英語忘れてもいいから数理にフルスイングで夏いっぱいまでぶん回せ!国社はたまに休憩でやっていいけど、別にやりたくなかったらやらんでいい!とにかく数理ダメなら最終的に出願先は秋田製鉄福祉大学一択!」
と背中を押してあげられます。
とりあえず高1の間はどれだけサボっても英語さえ学年半分以上につけていられるなら“大学受験生”にはなれます。
高2以降は先述のように、文系の子は数学、理系の子は国社を意識的に見ています。
校内生の方は、明日からまた自由参加型の面談用紙を配布致しますので、よかったらまた究永舎でお話しましょう。
昨日の合格体験記で東海出身の理3の子が書いてた言葉で、いい言葉やなぁ〜って思ったんですけど、
やれる時にやれるだけ、やれない時もできるだけ
っていう感じで受験生は頑張って頂きたいです。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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