おはようございます。
セブイレ前で明らかにお会いしたことが1度もないお婆さんに「塾の先生やね?」と笑顔で声を掛けられた重本孝ことただのモテ期です。
#あまりにビックリして「はい」としか言えなかった..
大手前高校から見る大学受験。
まずこのシリーズなのですが、昨年何人かの方から「ここの塾がブログで丸パクリしている!」とご通報頂き、中にはそちらの先生に直接抗議された方もおられたようで、そのこと自体は、私のことを気にかけて下さっての行動だと思うのでシンプルに嬉しいのですが、いつぞやも書きましたように、私自身はここのブログネタをご自身のブログに転用されたりなど、そのご利用方法については全く気にしておりません。(もちろんこちら側に不利益があった場合はその後の対処は言わずもがなですがw)
むしろ有益であると認定されているようにも感じ嬉しくすらあります。
はい、ということで本題です。
ちなみに大手前高校についてですが、大阪府外の方のために言及しておきますと、大阪の全公立高校の中で、一般的には5番前後と認識されている学校であると思います。
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※以下全て現役生の数字です。
※ 合格者/受験者 勝率
東大
22 0/3 0 %
21 0/1 0 %
20 2/3 66.6 %
19 0/1 0 %
平均 2/8 25.0%
京大
22 6/42 14.3 %
21 15/40 37.5 %
20 13/44 29.5 %
19 13/32 40.6 %
平均 47/158 29.7%
阪大
22 36/91 39.6 %
21 32/89 36.0 %
20 33/75 44.0 %
19 31/82 37.8 %
平均 132/337 39.2%
神大
22 19/70 27.1 %
21 26/88 29.5 %
20 28/85 32.9 %
19 24/80 30.0 %
平均 97/323 30.0%
大阪公立大(22年度入試から爆誕)
22 19/70 27.1 %
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今回「わお〜!」な数字として取り上げたいのが工学部の合格率の低さでした。
京大工学部 3/22 13.6%
阪大工学部 5/17 29.4%
神大工学部 3/20 15.0%
公大工学部 7/44 15.9%
頂いた手元にある過去資料20、21を確認しましても大手前の場合、他の茨木、豊中なんかと比べて(北野は進路資料はブラックボックス方式...)、京阪神の工学部の合格率は低めかな・・と感じます。
これは他の学校にも言えますが、まずこの圧倒的な国公立大学の合格率の低さなのですが、個人的にはシンプルにその理由は「見込みの甘さ」がベースだと思っています。
一応、究永舎の場合は高校クラス開講時からずっとHPの合格校のところには国公立に何人挑んで何人受かったかが分かるようにしてあります。
ご覧頂ければお分かりのように受験産業界におけるピグミーチンパンジー的規模の教室ですから、毎年生徒数は生徒さんご自身が把握できるレベルで、数字をごまかせばすぐに嘘だってバレる方式です。
またどこぞの予備校のように「共通テスト対策の地理講座でお世話になりました。(他の科目は全て他塾でやってました)」的な、東大理Ⅲ合格者を合格者数にカウントするようなノリのレベルをはたらくことができるほどまでには、さすがに私は落ちぶれていないのであり、数字は全て私の授業を受けてくれて、基本自習は毎日のように究永舎でしてくれていた子たちです。
というか「講座取りまくらないと不安だ〜」って親子チームはウチみたいなところには来ません。
で、そんなピグチンの説得力(究永舎の過年度の合格校)がどの程度通じるかは分からないのですが、個人的には「高校受験よりはちょっとムズいけど、、、、まあ、受かるか落ちるかって・・・・分かるよね。」と思います。
#私は生徒さんに「ダメやと思うぞ」っていうのは言う方です
またこれは大学受験を終えた北野、茨木、豊中の生徒さんに「『受かる』と思ってたのに落ちたとか、『無理やろ・・』と思ってたのに受かった、とかっていう同級生どれくらいおる?」とよく聞くのですが、
生徒さんからの返事は誰に聞いても毎回・・
生徒「ああ、1人(たまに2人)、ずっとA判定出してて絶対イケるやろな思ってたのに浪人した人いました。・・・無理そうやのにイケたって人は・・・・(苦笑)」
シゲ「結局イケそうな子がイケて、いや、君無理やろ・・いう子はアカンかったか・・」
生徒「・・・ハイ。」
という感じです。
つまりこれって受験生何人も見てる人でなくても、ある程度予想できるってことだと思うんですね。
じゃあ、低い合格率が低い合格率たる所以(見込みが甘くなる所以)はなぜ?ってことなんですけど、私は理由は2つあると思ってます。
①「学歴」が決まるので、浪人してもいいから上の学校受けてやる!の精神(落ちると思って受ける)
②相談する相手を間違っている
①は説明不要でしょう。
②についてなのですが、おそらく多くの受験生が出願の相談をしているであろうシチュエーションとしては、
・学校の先生に相談
・大手予備校の講師や進路アドバイザーに相談
・自己判断
だと思います。
上記3パターンと、私や“高校の同級生”の受験生を見る視点で決定的に違う点って何か分かりますか?
それは前者は模試や過去問の数字のデータが判断材料の大きな根拠にになりがちなのに対し、後者は日頃のキャラクターや自習への生々しいスタンスをずっと見聞きしてるってことなんですね。
要は(ほぼ)毎日の放課後、つまり「ご自由にどうぞ〜」になったときのその人間の生き様に接してるのが後者だと言えます。
結局大学受験が中学・高校受験と決定的に違うところって私はそこにあると思います。
つまり「ご自由にどうぞ〜」になったときに力が発揮できるタイプでないとコツコツ地道な暗記が基本となっている絶望的な努力をするしかない大学受験というのは結果を出すのはなかなか難しい。。
#↑ここ試験で出るので蛍光ペンでアンダーラインです
その性格的特質プラス、大学受験でサクセスしやすい子の特徴としては
①明確で圧倒的に強固な「志望校に通いたい!」という欲
②年相応とは言い難い高い客観性
③親離れ・子離れの完了
④ドーーーーーーン!と構えた親
⑤その気になれば圧倒的に勉強に没頭できる環境
だいたいこんな感じかなと。
ぶっちゃけ①が全てと言ってもいいような気はします。
とりあえず高校入試の文理学科の高倍率な方でも1.5倍前後で、言って3人中2人は通りますから、このレベルで「あわわわわわ・・・」とか言ってたら大学受験は全然ムリっす、というのは中3の子たちにも毎年言わせて頂いております。
今日のところはこんな感じで。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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