おはようございます。
自習のおやつのハーゲンダッツをここ最近は定番ではなく、季節物中心に買っていたのですが、昨日は久しぶりにクッキ&クリームを買ってきたところ、すんごい勢いでなくなり、改めて基本の重要性を学んだ重本孝こと職業欄:オヤツ購入業者です。
#キットカットのクッキー&クリーム味も抜群
マニアックなシリーズはこれで終わりです、、、
なぜ変われないのか? 〜10年以上禁煙に失敗し続けた友人が禁煙に成功した話〜
ここ最近、コンフォートゾーン、エフィカシーなど、そこまで一般的でない用語が多くてごめんなさい。
ただここまで来たらホメオスタシスの話もさせて下さい。
この概念が腹落ちしていれば、自分や人の失敗の一部をだいぶ許容・・というか、「そりゃあ仕方ないよね笑」と、ある意味気にも留めずにいられます。
多くの人は、成長、および改善のために何かを「継続しよう!」と決めたもののイマイチ継続し切れずに「成果」は得られないまま・・・というご経験があるのではないでしょうか?
言うに及ばず私も大量のそうした経験があります。
これってよく生徒さんにも言うのですが、ある意味仕方のないことなんです。
なぜなら人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)という、「その人にとっての通常(いわゆるコンフォートゾーン)」に常にリセットしようとする機能があるからです。
つまり、通常定期テストの平均が70点前後というのは日頃の生活、テスト前の取り組みの全てが平均70前後になる用のそれであるのに対し、学年トップレベルの平均が95を切らない子というのはそれはまたそれで95を切らない用のそれだということなんですね。
#もちろん能力による部分もあります
ですから例えばテスト勉強開始を2週間前、3週間前と前倒ししたところで、コンフォートゾーンが70前後のそれである子というのは必ず1週間かけてやっていたことを今度は3週間に間延びさせて取り組むだけなんです。
おそらくそうなるとそういう子というのは
「今回はだいぶ前から取り組むからまずはノートをまとめよう。」
とか
「プリントの整理に時間を割く」
だとか、
「暗記グッズを超ご丁寧に作成」
などをして、たっぷりある時間を見事に食い潰すはずです。
逆に95切らないタイプの子というのは、仮に盲腸の手術か何かで入院してたとして、テスト勉強を3日でやらなければならないとなっても、いつも以上の集中力と、より、やるべきことの優先順位を明確にして何が何でも間に合わせるはずです。
これらは全てホメオスタシスなる性質の賜物で、前者はどれだけ時間があろうとなかろうと平均90を越えるペースでテキパキやることに脳がストップをかけますし、後者はいつもよりテスト勉強の完成度を落として試験に向かうことをこれまた脳の潜在意識(ここではホメオスタシス)が許しません。
これらはダイエット、筋トレ、英会話、禁煙などなど、習慣化によってしか解決しない行為にことごとく当てはまる現象です。
つまりダイエットということで食事制限をしても、ちょっと痩せたらすぐ油断してしまう・・みたいのは意志どうこうの話ではなく、人間の脳の性質上、そういうものということなんです。
で、これを解決するには、結論、「イメージ」しかありません。
できるできないはともかくこれも脳の性質上そうなんです。
昨日の記事で、165cm55kgが通常モードの人は朝起きて65kgの私のような体型になっていたら、受け入れられずに飲み食いの量が減り、また自然と55kgまで体重が元に戻るはずという話をしました。
これと同じで、とんでもない成績から届かないはずのところに最後は受かる子って、おおよそこの現象が頭の中で起こってるんです。
つまり偏差値50くらいの子が偏差値65くらいのところに受かる場合って、なんらかの積み重なりで、その子の頭の中ではもうそこの高校や大学の生徒として過ごしている臨場感があるんです。(明日デートや!とか修学旅行や!とか考えたら感じる高揚感みたいなのと同種のものです)
でも現実は偏差値はじめ学力全般が全然足りてませんよと・・
するとこれは先の例とよろしく、本来55kgの体重なはずなのに、現実は65kgになっている状態と同じなので、もう今の現実に違和感がありまくりで気持ち悪いんですね。
ですからそういう子というのは朝っぱらから自習室に来て、私が「帰ろか〜」と言うまで、少しでも学力をつけようとすごい集中力で勉強します。
例えばこれは私の友人の話なのですが、10年以上ひたすら禁煙を誓っては気づけば吸ってしまっている・・・そんな人がいたんですね。
ところがその人は今はもう何年もタバコは吸っていません。
そんな彼曰くタバコをやめられた原因というのは「子どもが生まれたら、なんか自分がタバコを吸ってるイメージができなくなった。。」とのことなんです。
この話、今日のここまでの内容が腹落ちしてる人だったらすぐに「なるほどね。」だと思います。
要は子どもが生まれたことを契機に、その友人のイメージでは、自分はタバコの煙・臭いからは完全にクリーンな“パパ”になったわけです。
そうなると今度は逆に“タバコを吸ってる自分”が“違和感”になりますから、自然と吸わなくなります。
例えば、昔、食べたり、飲んだりしたもので、なぜか胃がムカムカして吐いてしまったり、あきらかにそれが原因で激しく腹を壊してしまったりしたものって、それ以来手をつけなくなったりするじゃないですか。あれもその食べ物・飲み物を取り込むとどうなるかのイメージがあるせいで、それを食べたり飲んだりする自分がイメージできなくなってその後手をつけなくなるわけなんですね。
まさに「思考は現実化する」です。
個人的には、今自分でやってる塾の光景や集まってる生徒さんの雰囲気、自分のこのアホみたいに呑気な生活スタイルなんていうのが20前後の頃にイメージしていたまさにそれで、ショボい例で申し訳ないのですが、やはり個人的にはすごい「イメージ」って大事やと思います。
#とにかく自分の教室が欲しかった
この数日で述べてきたことを知ったからといって、我が子が、あるいは自分の教室の生徒が一気に理想の方向へ・・・というわけにはいきません。
ただ、私が個人的に思うのは、そうした人類普遍の脳の仕組みを少しでも詳しく知り(素人レベルながらも)、何よりも実践を通じて腹落ちさせることで、貴重な費用・労力、そして何よりも子どもたちの貴重な青春の時間を奪わなくて済みます。
つまりこれは我々大人サイドの1つの「努力の方向性」の話なのだと思います。
信じてもらえるか分かりませんが、私はそうしたことを知り、現場でいろいろと実践・実感する中で、同じような成果を出すのであれば、大きく自分の負担も減りましたし、生徒さんの負担も減ったと思います。
ホントに昔の私がアホみたいな量の宿題を出してた頃や再テストとかやってた頃の生徒さんには申し訳ない気持ちしかないです。。
#みんな機嫌良く過ごせてるかー⁇
数日間かけて大量の・・・おそらくこのブログの需要に応えていない話題を披露してしまい申し訳ございませんでした。
もしこの数日の一連の話題に全て「いやいや・・全部読んだよ。。。」の人は相当重本の応援者か、単純に私と関心の方向性が同じなんだと思います。
大好きですw
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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