おはようございます。

 

お月謝封筒印字用のプリンターぶっ壊れました、歌丸です。

 

#ヤヴェ

 

 

 

 

 

今日は昨日の続き的な内容です。

 

 

大阪府公立高校入試 〜内申の価値を把握する〜

 

これは以前も書きましたが、個人的に現在の公立高校入試のあり方は英検を除けば大好きです。

 

理由はシンプルに当日のガチンコファイトクラブ色が強いからです。

 

それの何が良いかというと、高校受験・大学受験の両方を担当する立場からしたら、高校入試を通じてちょっとした大学受験の練習ができるというところが良いと思っています。

 

以前の入試制度ですと、やはりまずは内申の段階で志望校を諦めざるを得ない、および相当なビハインドを背負うことが多かったり、また逆に、12月の懇談で提示された内申の段階(2学期と3学期ではもうそんなに大きく変わらない)で、ぶっちゃけ「絶対豊高受かるな・・」みたいなのが結構あったんですけれども、今だと内申差というのは当日次第でひっくり返したり・返されたりが全然できる配点と問題の難易度設定なので、内申ある側も最後まで油断できませんし、無い側も結構最後まで希望を捨てずに頑張れます。

 

 

ただこの書き方だと抽象的でいまいちピンと来られない方もおられると思い、少し具体的な数字で見ていきたいと思います。

 

例えば通知表が3年間オール5の子の場合、内申は

 

中1 45×1.2=54

中2 45×1.2=54

中3 45×3.6=162

 

合計 270点となります。

 

一方、3年間オール4の子の場合はというと・・

 

中1 36×1.2=43.2

中2 36×1.2=43.2

中3 36×3.6=129.6

 

合計 216点となります。

 

 

この両者の差は54点なのですが、個人的にはこの差は今の入試なら夏期明けからでも、特に文理学科未満の学校であれば十分ひっくり返せる範囲だと思います。(数学が2020年度並みだと文理学科でも下克上可)

 

制度改変前の2015年までの入試では、問題なども後期は特に簡単でしたし、配点も小さかったので、現実問題としての当日の逆転幅が非常に限られていました。。。

 

 

 

話を戻して、、、、現実的には3年間オール5と3年間オール4の子が同じ高校を志望をすることはないと思いますから、ありがちなのは、せいぜい通知表合計43と38とかの4〜5ポイント差くらいが同じ高校を受ける子同士で一番よくある内申差なんじゃないかと思います。

 

それでいくと例えば3年間全てにおいて、「志望校から考えるとできれば欲しい内申水準」からマイナス5ポイントを取り続けた子の場合、ライバルとの差は

 

中1 差分5×1.2=差分6

中2 差分5×1.2=差分6

中3 差分5×3.6=差分18

 

となって、合計30点のビハインドとなります。

 

これ、塾の先生などであれば分かりやすいと思うんですが、30点などであれば、今の入試難易度と配点であれば余裕でひっくり返せます。(あるいは、返されます。。。)

 

 

 

いずれにせよ、(あくまで制度改変前と比べてですが)内申をそこまで気にせずに済むようになった代わりに、自習力強化と、それに伴う当日発揮される実力強化に私も生徒さんも意識を集中させることができるようになり、だいぶと公立高校入試を、“大学受験のミニチュア”として機能させることができるようになったな〜・・というのが私が思うところなのであります。

 

 

#結局、受験の最後は大学ですから・・

 

 

あと、最後になりましたが、内申を取るのが得意な子でも自習力ない子っていうのは年明け、もっと言えば私立明けの最後の1ヶ月はホントにスゴイ勢いで実力がシボんでいくかのような現象が起こりますから、内申あっても自習してる様子を見ていて“雰囲気”が無い子はある程度そこも意識した上で誘導してあげないといけません。。。

 

#「内申で受かる」の概念は今や完全に消失しました

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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