おはようございます。
昨日は天一を我慢したものの今日は我慢できそうにない重本孝ことただの脂肪酸とモノグリセリドです。
言い訳する余地を無くす重要性について。
物事を好転させられない理由の1つに
「現状が現状たる所以を正しく把握できていない」
があると思います。
昔、究永舎のある先生(1年以内にに退職)が生徒さんからの支持がよろしくなく、私が「授業を録画するからまずはそれ自分で見てみ。」ということでカメラを教室の後ろに設置したことがあります。
で、その翌日の会話が・・
シゲ「自分で見て感想どうやった?」
講師「う〜ん・・・・・・」
シゲ「(ダメだこりゃ・・)子どもたちの引きつき具合はどう思う?」
講師「う〜ん・・・・なんか“重い”感じであまり興味を持ってもらえてなかったような・・。」
シゲ「なるほど。じゃあそうなる原因て自分ではなんやと思う?」
講師「う〜ん・・・・・・やっぱ・・・教室にカメラが回ってるとどうしも子どもたちの意識はそっち行っちゃいますよね。。。」
シゲ「(何言っても無駄やろな・・)それ言っちゃうと『自分はカメラに魅力で劣るヤツです。』にならない?」
講師「う〜ん・・・・」
・・・みたいなドラゴンゴールデンレトリバーダックスフンドベイマックスネイマールな会話をしたことあります。
#ちなみに生徒さんはメッチャ“頑張って”授業を聞こうとしてた..
#地元の実績No.1の大手塾の元教室責任者..
人の成長速度は、努力内容や努力量以前に、現状が現状たる所以を適切に割り出して把握できるかにかかっていると思います。
ここをミスると、要は西と東、砂糖と塩、オバマとノッチを間違うようなもので、その後どれだけ行動を起こそうとも望ましい結果にはなりません。
牛タンにどれだけ真剣に砂糖をフっても美味しくならないですし、G7にノッチさんが参加してもたぶん話が進みません。
私自身もできるだけやりたくないし、生徒さんにもやって欲しくないのは、このように現状が現状たる所以を正確に把握せず、それ故、ホントは東に行かなきゃいけないのに、「おいおい・・そっち西だっぺよ〜」の方向に歩みを進めようと“ガンバル(お金を払う)”という新喜劇です。
#「許してやったらどうや。」
#・・・では済まされない
#イントネーション
受験界で言うところの「自習コンサル」とか「最短で爆上がりの勉強法」とか「分からなかったらすぐ質問するよう推奨する」とか、あとこれは保護者様でそうお考えになられる方も多いので言いにくいのですが、「勉強法が分かっていないだけ」とか「1週間前でダメなら2週間前、2週間前でダメなら3週間前からテスト勉強!」・・みたいな議論なんかはまさにそれだと私は思ってます。
そういう予備校って合格発表の季節だけ真顔で誤魔化しを決め込んで受験などさも無かったかのごとく春期募集に血道を上げるのがお決まりなのかなと、、、、
#「許してやったらどうや。」
私的にはこれって先述の例に挙げた事例で雇用主&教室責任者の私が
「やっぱこの授業のイケてない雰囲気は後ろにカメラがあるのがよくないよな〜。よし!これから二度とカメラ置くのは無しにしよう!」
って言ってるのと同レベルだと個人的には思ってます。
塾の先生としてはとりあえず行きたい学校に受かって頂ければオッケー牧場なのですが、そう思いつつも、結局、やっぱり生徒さんにはその先で(卒業後は知る術もないのですが)幸せになってもらわないと浮かばれません。
そういうことで言えば、
「現状が現状たる所以を正確に把握したい!」
「そこを外すとその後は全部間違ったことになる・・・」
という、欲というか、もはや恐怖心にすらなり得るものをしっかり持ってもらえれば・・などと生意気にも思っております。
要は
「う〜ん・・・・・・やっぱ・・・教室にカメラが回ってるとどうしも子どもたちの意識はそっち行っちゃいますよね。。。」
みたいなドラゴンゴールd・・[以下略]なセリフを言わないように気をつけよう!っていう感じです。
ちなみにそういう意味では、例えば世の中には「人のせい!」ということも余裕であると思います。
その場合は「その人」から離れれば解決するという事実自体が実際に「人のせい!」だったという証左になりますし、もし「人のせい!」・・・でなかった場合というのは引き続き時間が経てばまた似たような苦しみが続くだけでしょう。
「なんでもかんでも人のせいにするな!」もある意味思考停止なワケで、全部を無考えに自分のせいにするのも、現状が現状たる所以を正確に把握できないことに繋がる恐れがあります。
# その辺は個々のセンス
イチローさんが現役の頃、厳しいルーティンを貫く理由として、
「試合で結果が出なかったときの理由を探る上で言い訳の余地は事前にできるだけ無くしておく。」
・・的なことをいつも仰っていたのは知っている方もおられるかもしれませんが、私のような市井の仕事人ももちろん、一般の受験生にもすごい大事な考え方だと思います。
そういった意味で、特に“頑張れベアーズ”な生徒さんを追い込んでしまうようなことにならないように注意を払いながらも、結果が出なかったときや、生徒さんがせっかく奮起した際に明後日の方向(要はその頑張り方ではかえって“大学受験生”にはなりにくいというような方向)に努力してしまわないように教室では言い訳の余地をなくしています。
#“大学受験生”になるっていうのはホント大変・・
具体的な施術手法はこれまで挙げた宿題と小テストの件など、挙げればキリがないのですが、全てに共通するのは、大人から「あれしろ!これしろ!」じゃなくて、事前に言い訳の余地を無くしておくことで、生徒さんがその気になったときに自然と根本的な改善原因にのみ目を向けざるを得ない状況にしておく・・・的な感じだとお考え下さい。(ちなみにメンタルの強い弱いはその際に顕著に出ますが..)
これからも言い訳の余地がないよう、私自身、講師として、受験生の受験校は事前告知で頑張ります。震
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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