おはようございます。
「今日はそんなに食べずにカロリー抑えたな・・」と思いつつ、結局深夜にこれを書きながら頂いた差し入れのお菓子に手が止まらない重本孝こと脂肪増量ちゃんです。
# お土産ありがとうございます。(歓喜
大学受験における解いておいた方がよい誤解について。
今日は表題について2つほどテーマを絞って述べたいと思います。
まず1つ目は合格率についてです。
一般に大学受験というのは「合格率が低い!」とよく言われます。
それだけ厳しい戦いなのだ、と。。。
で、確かに数字だけ見ればそういうことが言えるのですが、現場でやってる実感ですと、ぶっちゃけ高校受験と比べても、ほんのちょっぴりその合否予想が難しいかな??っていうだけで、そこまで「この子はココはキツイけど、ココはイケるな。」という想定が難しいわけではないです。
昔、カイトくん(豊中→現役神戸大経営の高校生の数学サポーター)から聞いてひっくり返りそうになった会話が、
シゲ「豊高で阪大、神大落ちた子はやっぱ浪人せずに同志社行く子も結構いるん?」
カイトくん「いや、、、その前に同志社結構落ちてる人もいるんで、阪大神大落ちた時点で浪人一択の人もまあまあいます。。。」
です。
これってちょっと現場感覚的なところで伝わりにくいかもしれないのですが、同志社の一般に全部落ちる人が阪大神大に出願しているというのは、もうこれは湘南爆走族以外のなにものでもない感じなんですね。
いつもの野球例えで申し訳ないのですが、個人的な感覚では、キャッチャーにボールが返球完了してるのに、ランナーがホームに突っ込んでる感じです。
#分からない人ごめんなさい
確かに大学受験のサクセス率の低さの一要因として、最終学歴になるからか、“上目狙い”で受けようとする傾向はあって、それは究永舎の生徒さんにもあるのですが、だとてそれでも限度というものがあります。
毎年やっていく中で、やはり指導者としてはキツイ仕事ですが、8月末には「現実問題、目的地ここで、現在地ここやから・・・志望校変えた方がいいと思う。」と言ってあげるのは大事・・・・と痛感する受験生が数年前いたんで、特にそれ以来、私はハッキリ言うことにしています。
その前振りとして「7月31日の全統でこういう結果やった場合は・・」というのは絶対に1人1人伝えておかないといけないと個人的には思います。
夏の模試でオッパッピーな結果が出てから“ 「マジで目覚めました!死ぬ気でやったらまだ間に合いますか?」系の受験生 ” は、だいたい受験産業にカモられ、そのうち10分の9くらいの受験生は取られるものはキッチリ取られて現実を思い知らされた上で、講師から「この頑張りはきっと将来役に立つ。(君が直前に慌てて取ってくれた○大対策講座の受講料は僕らの会社の役に立つ)」とか言われ、残りの10分の1の生き残った人はビリギャル的な感じで商業利用されるのが何十年と続く受験産業の伝統芸です。
#R.I.P
今年もこちらのブログでは生徒さんが落ちまくったら重本が死ねるデザインとして、事前予告形式でリアルタイムで受験近況はお伝えしていきますので温かい目でお見守り下さい。
次に2つ目ですが、これは、たいていの高3生は自身の努力を過大評価し、残された時間での自身の伸びシロを勘違いする、、、、です。
例えば、よく旅行とかいくときに「時間あったら読むか・・」とか言って、本を1冊、下手したら数冊持っていってしまうものの、結局全然読まなかった、とか、思ってたのの5分の1も読み進まなかった・・・的なことってないでしょうか?
#え?ないです??
あれと似てると思います。
高3「よっしゃ〜、シス単ちょっと俺には合わへんかったから、〇〇先輩が覚え易い言うてた『DUO』買ったど〜。マジで同志社今から受かったんねん!!とりま、これ1ヶ月でガチって3周やったらーーーーー!!!!!しゃらーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
#心の亀田大毅
そして1ヶ月後・・・
高3「・・・・・・。ホンマ俺あかんな、、、結局全然単語増えてへんわ・・・。ていうかもう来週また模試やん。。。。アカン!この1週間マジで単語ガチろ!・・・あれ“シス単”どこ行った???ウソやん!!!なんで無いん??あれどこやった????」
と、そこへ忍び寄る受験産業・・・・
予備校「『語源からドメスト級に根こそぎ覚えれば猿でも忘れない5日間で英単語爆増きん肉ん講座』あんねんけどどないや?」
高3「ママーーーーーーーーーーんんんん!!!!!!!」
・・的な喜劇か悲劇かの何かが今年も全国で繰り広げられると思うのですが、だいたいカモられる子ってこんな感じなんじゃないかって思います。
#今月で3kgは痩せよ!思って
#結局1kgも痩せてないアレ!
そんな感じですから、当然私は怖くも厳しいこともありませんが、「いや〜・・・ホンマ言いにくいねんけどな〜・・・」の次には細心の注意と敬意を払いつつも結果的にはハッキリ分かりやすく言いたいことを生徒さんに言っちゃってる感じの場面はたまにあります。
“ガダルカナル島の旧日本軍”にはしたくないんで。(涙)
まとめ
・大学の合格率が低いのはそもそも地に足のついた進路指導を受けられる環境にない子が圧倒的に多いだけ。(大きいとこだったら下手したら相談したことすら忘れられてる)
・高3生は1ヶ月、3ヶ月、半年単位での自身の伸びシロを見誤る。(過大評価する)
以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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