おはようございます。
新中2生の春期講習が始まりました。
引き続き
豊中3中 男子
豊中3中 男子
豊中15中 女子
私立中 女子
のメンバーで、昨日で4回目の授業だったのですが、やっているうちに私も1人1人のキャラ的&勉学的特徴が分かってきて、「中1からこのクラスやってたんだっけ?」みたいな程度にはお陰様でやりやすさを感じています。
ご興味のある方は一度、面談&体験授業にお越し頂けましたら嬉しいです。
公立高校受験のためには学校成績のココを抑えよう
昨日は修了式で、中学生の子たちは5段階の評価のついた通知表をもちかえられたと思います。
最近の現場の感覚では、2016年の入試制度変更以来、学校成績に対する自分の感覚もだいぶ変わりました。
今ではもはや「そんな時代あったっけ?」ですが、変更前は5段階の通知表など、そこまで興味もなく、それよりも中間・期末ごとの分布表から割り出される10段階における立ち位置が全てでした。
また当時は中1、中2の内申は入試に1ミリも含まれない設定だったのですが、相対評価の10段階立ち位置というのが入試に与える影響はかなりデカかったので、実は入試に中1中2の内申が入る今以上に中1中2の成績は気にしていたように思います。
中1中2の成績に対して、内申に加味される今よりも、内申に加味されない昔の方が気になっていたというと「テルミーホワイ?」とバックストリートボーイズ状態になられる方もおられるかもしれません。
端的に申してその理由としては、、、、
①現在の入試制度では中1中2の内申差は文理学科未満の学校では入試本番でチャラにするのはそこまで至難のワザではないし、むしろよくあること。また、中1中2の内申が微妙な文理学科志望者でも、中3で40、できれば42、43くらいにまで乗せれば当日勝負に持ち込める。
②そもそも昔と比べると必要な内申は大方の子にとって明らかに取りやすくなっている。
が挙げられます。
具体的に言いますと、例えば実技教科なんかだと、究永舎に吹奏楽部員が多かった学年とかだと、体育の実技が苦手な子が多く、どれだけ筆記で取っても、10段階で4〜6をつけられてしまうことがよくあり、例えば体育だけ、
究永舎生の体育の内申・・・5
同じ志望校のライバルの体育の内申・・・10
などと5ポイント差がつくとなると、もはや体育だけで、5✖︎3.5=17.5点差とかが普通にあったので(特に実技4教科の内申の係数が当時は大きかった)、内申はもうホントに受験生にとっても塾サイドにとっても死活問題でした。
女子ワールドカップが注目されていた頃などは女子の体育でサッカーなどがあって、中3の2学期の実技テストがリフティングとかであったため、お兄ちゃんなどがおらず、家にサッカーボールが無い子などは、わざわざそのへんでサッカーボールを買ったり、家にサッカーボールがある子と一緒に公園でリフティングの練習などをしたりしている時代などもありました。
そして内申の取りこぼしが即死活問題となる北野茨木豊中あたりを目指す女子の中には学校での実技テスト1蹴り目で緊張のせいもあっていきなり明後日の方へボールが転がってしまい、体育の授業中にその場で号泣するなど内申をめぐるこの世の地獄の地獄的な話ネタはガーシーの芸能人暴露ネタ級に当時はそこら中に転がっていました。
#怖いよ豊中エリア
ところが今やそんな地獄の話など遠い昔、1教科でライバルとの差がついても3と5の2ポイント差くらいで(同じ学校受ける同士ならその程度の差すらも減った)、それを3年間続けると、
中1 2ポイント差✖︎1.2=2.4
中2 2ポイント差✖︎1.2=2.4
中3 2ポイント差✖︎3.6=7.2
12点差です。
実際その“点差”というのは行われるゲーム次第で評価も変わってくるかもしれませんが(サッカーの12点差とボーリングの12点差では意味が全然違います)、公立入試ではどうなの?というと、今の入試設定では当日でなんとでもなる点差です。
もちろんできれば北野茨木志望者なら43以上とか、豊中千里池田志望者なら40以上とか、箕面桜塚志望者なら36以上などというこちらの希望もあるのはありますが(ちなみに入試に入るのは各学年の3学期の通知表だけ)、いかんせん全体的にはそりゃあ昔と比べれば
「内申のせいで○○高校を受けられない」
という現象は少なくともこちらでは皆無です。
制度変更前は中3の12月の懇談で提示される内申の段階で、年明けを待たずして「あ・・・豊中無理だわ・・・」とかいうのはわかってしまってましたので。
これまた塾の先生によっていろいろご意見はあるかと思いますが、私は最近ではあまり定期テストの平均80越えだとか90越えだとかということは気にならなくなりました。
雰囲気見たら「ああ、この子内申問題ないな。」とか「中1中2で40切ってるのは痛いけど、中3の2学期で40は軽く越えるやろから最終的に“土俵に立つ”とこまではいけるな。」と簡単に予想がつくようになったからです。
実際この1、2年は生徒さんの定期テストの得点も一応塾の成績記録用紙に書き込んではもらいますが、ぶっちゃけそんなに気にしていません。
本当に今の子は内申で即アウトになることはほぼ無くなったからです。
じゃあ、結局入試制度が変わって受験生にとってイイことばかりかと言うとそうではないのが大阪府です。
#英検は論外なので今回は無視します
昔と比べて、学校成績以上に気を揉むのが「実力面の将来的な伸びシロ、特に直前期の伸び」と「本番での強さ」です。
そちらは続きとしてまた明日書きます。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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