おはようございます。
25日・26日、京都と神戸で入試に挑む2人の幸運を祈る朝。。。
#Oh〜、神よ・・
話がしたいよ
塾講師、しかも個人塾講師という仕事の魅力は何か?と聞かれたら、最近では
“ある人間の物語を垣間見られること”
は、その1つなんじゃないか?と考えています。
私にとってはやはり一番難しいのは“人間”であり、一番感動するのもやはり“人間”です。
そのとてつもない奥深さを、仕事をやればやるほど感じています。
個人的には、世界で一番奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用な“人間”の“ストーリー”、いわば“1本の壮大な映画”みたいなものを毎年何本も見させてもらえるところが個人塾講師という仕事の面白さの1つじゃないかと思っています。
世間的には、塾講師なんていう仕事は、賢い子をいかに集め、塾が希望するところを受験してもらい、後出しジャンケンの「合格率○%〜」などなど、誤解を招こうと必死に鬼寒い合格実績大喜利をやりあう連中のアコギな仕事と映るでしょう。
その通りです、パワー。
さて、個人塾もいろいろありますが、ただ全ての個人塾に共通して言えるのは、その生徒さんが退塾しない限りは、入塾から受験終了までのストーリー全てを共有することができるという点です。
例えば昨日の記事に登場した
2015 N氏 灘 現役東大法
2016 S氏 北野 現役大阪市大医医
2017 Y氏 北野 現役東大法
2018 O氏 関西大倉 一浪京大工
2019 H氏 茨木 現役神大経済
2020 K氏 大手前 現役千葉大園芸
2021 Y氏 箕面 現役大阪府大環シス
の面々ですが、それぞれ初めて出会ったのが
2015 N氏 小6末
2016 S氏 小6末
2017 Y氏 小6末
2018 O氏 中2末
2019 H氏 中1末
2020 K氏 高2半ば
2021 Y氏 小6末
という感じで、ほとんどの子がdogやcat、プラス、マイナスの計算をやりはじめた頃から最終的に難関高校、難関大学に挑むまでの壮大な物語を目に焼き付けさせてくれました。
小6のN氏が入塾試験に落書きした21世紀少年の落書きもまだ残ってます...
言うまでもなく、この子たちは、たまたま自習室のある同じ座席に一定期間座り通した面々というだけで、他にも多くのそういった物語を見させてもらっています。
これが大手塾に勤めていると、私もそうでしたが、例え同じ教室をずっと担当していても、講習やその他ポイントポイントで自分が担当から外れたり、はたまた他の校舎へ転勤ともなれば、その後はその子がどうなったのか全く知ることもできなくなったりなどするものです。
ましてや会社の体制上、自分がある生徒を高校受験、大学受験とずっと担当するなどということはなかなかできません。
今日、試験に向かった子たちも、上記の先輩たち同様、毎日顔を合わせてるわけなんですね。
学校の先生をされている方も当然多くの生徒さんを担当されますが、休みの日や長期休暇の間はずっと会いませんから、これだけ毎日会うことはないでしょう。
個人塾、少なくともこちらの場合は生徒さんが来る日は必ず私もいますから、生徒さんが自習にやってくる=必ず私も教室に来るわけで、やはりそれだけ長時間1人1人の中高生の受験を見守るというのは本当にどんな傑作映画よりも見応えもありますし、いろいろと得られるものもあります。
BUMP OF CHICKEN に『話がしたいよ』という曲があります。
2018年発表とまだだいぶ新しい方の曲なのですが、発表以降、毎年この時期にそれが頭に流れてきます。
持て余した手を 自分ごとポケットに隠した
バスが来るまでの間の おまけみたいな時間
街が立てる生活の音に 一人にされた
ガムと2人になろう 君の苦手だった味
で歌い出しが始まって
#内容は失恋ソングです
最後は
ガムを紙にぺってして バスが止まりドアが開く
の歌詞で締めくくられます。
もちろんファンの方の中で歌詞の解釈をめぐっていろいろな意見があるわけですが、個人的には「ガム(君の苦手だった味)」とは、君に辛い思いをさせた日々で、歌詞中そのことを後悔しながらも、歌の最後ではそれを過去に捨て、バスに乗ってまた自分も次の未来へ向かっていくという解釈を気に入っています。
これって本当に最後の自習を終え、試験会場に向かった生徒さんのことを「3年間あっという間やったよな〜」と誰もいない自習室を掃除しながらふりかえってますと、そうしたこれまでの生徒さんたちに対して、もっとこうしてあげたらよかったかな〜、、みたいなのが気持ちの中で出てきたりします。
でも、もうそれは過去の生徒さんに対して何かをしてあげるというのは叶わないので、そうした自分の反省を踏まえて、また次の代の受験という名のバスに乗り込んでいく・・
なんとなくそれと似てるな〜と思ってたりします。
長い割にはなんの有益な情報もないガチな自己満ブログになってしまいました・・・すいません。
そんなわけで今日からちょっとだけこれまでより時間的に余裕も出るので、もしよかったら“究永舎というバス”で受験の旅に出てみたい方は記事下部のリンクのHPよりご連絡頂きたく思いま〜す。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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