どうも、こんちくは。高校野球中毒者です。
先日のこちらのニュースを見て、
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米子松蔭に敗れ涙の境「松蔭とも試合したかったので」井上主将も悲痛ツイートを拡散
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・・・ツイッターの正しい使い方を教えられたような気がしている今日この頃です。
聞くところによると、ツイッターなどのSNSにおける、“「いいね」中毒”は麻薬中毒者よりも改善が難しいらしく、また最近は若者よりも中高年世代に激しい中毒症状が見られるとの記事を目にし、「そりゃあ・・シリコンバレーの天才たちがそうなるように作ったものだから当然そうなるよな〜」ということで、然もありなん・・などと思っていたのですが、ツイッターって、情報収拾以外にこうやって困ってる人が声を上げる、また困ってる人がいることを世間に伝えるという、、、こういう使い方であればスゴイ素敵だな〜、と思いました。
写真を見ても、試合後、選手たちが一礼し終えた後もなお、、監督と部長の先生方は相手ベンチに深々と頭を下げ続けているところもジーンときます。
今日、米子松蔭はおしくも同じ県内の強豪校である八頭高校に敗れましたが、最後もすごい試合で、こうして力を出して夏を終えることができたことは本当に良かったと思います。
やはりSNSの使い方は若者を真似た方が良さそうです。笑
ていうか、、、高校野球好きな人にしか分からん瞬間ちがいます?これ↓ (早よ、また見に行きたい!)
というわけで本題です。
高校に入ってから成績がさっぱりパリパリ、パリッパリーというありがちな問題について
まずこちらは先日行われた北野高校1年生の第2中間(言うて期末テスト)の分布表です。
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2023年5月15日
分布表の写真を北野高校からの削除依頼を受け削除
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一番平均が低い(56.9点)のが数Ⅰで、なんと3割以上の生徒さんが50点以下ということになっておられます。
高校受験の塾の先生ならお分かりのように、北野高校と他の文理学科の一番決定的な違いは?と言われればそれは間違いなく平均的な数学の能力ということになると思います。
それをもってしても......ですね。汗
ただ・・・
これは各教科全般に言えるのですが、中学内容と比べて、高校内容というのは授業中に飛び交う話の内容の抽象度が非常に高くなります。
抽象度が非常に高いというのは、日常からかけ離れた内容が多いため、イメージしにくく、感覚的に捉えられません。(概念を記号化したものがグッと増える)
これはそのまま脳への記憶としての残りにくさにつながります。
1学期を終え(池高生は今年はもうちょいありますが・・)、特に1年生の方は「高校の勉強やっぱムズい・・・」となられているかと思うのですが、どっこい、それこそ特に数学などはまだ三角比(サイン・コサイン・・ってやつです)などをはじめ、本格的な高校数学に入るのが2学期以降からのため、地獄を見る子が本当に地獄を見るのがこれからという涙なしでは語れない現実(今そこにある危機)が秋以降待ち受けます。。。
で、結論、高校内容の一番の問題点って何かと言ったら、それはほぼ全員にとって、先ほども申し上げたように、中学内容と比べて、単純にその内容が頭に残りにくい・・・これなんです。
だからある意味、塾や予備校で懇切丁寧に教えてもらってもそれは根本的な問題解決にはなりません。
大学受験勉強の場合、まずはその基礎固めが死ぬほど時間かかるんです。
例えるなら、高校受験内容の基礎固めが野球部の
グランド整備レベルだとしたら、
大学受験レベルの内容の基礎固めは
ベイルートの埋め立てくらいあるので、応用が利かないどころか、そもそもほとんどの子が基礎が固まらずに前に進めない感じとなって、やがてやる気を失い、現実から目をそむけ延々と大学受験勉強の森を彷徨っているところへ東進のチラシが、何かのはずみで蜘蛛の糸のように目の前に垂れ下がり高校生は手を伸ばします。
実際は“蜘蛛の巣”なのですが。
またさらに高校1年生は2学期頃となると「慣れ」の問題も出てきます。
5、60点とかそれ以下なんて、中学時代は、少なくとも定期テストでは見たことはなかったのに高校ではそういった点数が珍しくありません。自分も友だちも。(←これが全ての感覚を狂わせる)
特に保護者様よりお子さんの方が、より進学校に進まれているお家の場合(はっきり言うとお子さんの方が学歴がすでに高い場合)は、高校に入ってからの成績評価を保護者様がどう捉えていいのか正直分からないと思います。
「そりゃあ・・・中学と比べると難しくなってるんだろうけど・・・分布表見る限り、それなりの子がアンタよりデキてるんちゃうのこれ??進学校や言うてもホンマにこんなんで大学行けるんか?」的な不安や問題が勃発し、お家によってはお子様の態度次第で、保護者様が下手に感情的になられますと、その後は「やってやろーか?」なアウトレイジとなります。。。
私は生徒さんに強制的に勉強をやらせるようなマネはしませんが、「水準は知っとこう!」みたいなことはホントによく言います。
先述した北野高校のくだんの数Ⅰの分布表の最上位(96-100)の象限に入る人が日頃どういう取り組みでいるのか?
東大京大、それに続く阪大、神大に行く人の取り組みとは?
また、1年生は豊中高校生4人のうち4人が100番以内、うち2人が50番以内でとりあえず1学期を終了しました。
2年生も文理学科をはじめとする各高校の上位者は多いです。
そういった人たちがどういった自習の取り組みを行っているのか?というのはできれば中学生の頃から当たり前の光景として見ておいた方がいいです、絶対に。
実際に先述の1、2年生の子たちの多くも、自身のお兄ちゃん・お姉ちゃんはじめ、他の先輩たちの大学受験生時代を中学時代から垣間見てきた上で高校受験を終え、実際に今自分が高校生となって頑張っています。
まずはどんな分野でも“結果を出している人のリアル”を知ることは非常に重要です。
よく「人と自分を比べるな!」というセリフがあるのですが、これはあくまで「どんぐりの背比べをしてヘコむな!ヘコむ必要全く無し!」の意であり、実際には、“やんごとなき人”を目の前にして(1流と自分を比較して)、自分を恥じる、自分のカ○さ加減に辟易する経験は大きく飛躍を遂げる過程で非常に大事だと私は思います。
ていうか「自分の○スさ加減に腹が立つ!」くらいでやっと人は変わろうとするっていうことって結構あるんじゃないでしょうか?
対大学受験において、特に暗記ジャンルや数学や物理で“カメハメ波”も“北斗神拳”もない普通の子に、あたかも「君にも“カメハメ波”を伝授!」みたいなことを言う塾には他の子が通えばいいでしょう。
昔も今も、私が伝えるサクセスストーリー(先輩たちの話)は9割方が絶望的なほどのジャブとローキックを繰り返して壁を破壊して道を切り開いた人たちの話です。
内容が内容なだけに「そうでないとダメ!」「そうあるべき!」なんてとても言えやしませんが、ただ、それがドラゴン桜にはない“リアル”なんだよっていう水準は知っておいて欲しい(見ておいて欲しい)と思っています。
更新が滞りがちですいません。
高校野球やってる間はこんな感じになると思いまふ。。
ではまた。
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【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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