メ〜ラ〜メ〜ラと〜、
燃え〜るでジェ〜ラ〜シ〜♪
という歌を聞くと、土曜の学校終わりの午後、リトルリーグの練習に行く前を思い出し“これから活動モード”に入る今日この頃です。
#関西以外ご出身の方は「はい?」だと思います・・すいません。
成績向上に対して○○を知っておくと無駄なアクションや心労が減ります。
この塾に通って成績が上がった!
この先生に習って成績が上がった!
このテキストをやったら成績が上がった!
これらはごく一般的なフレーズとして何の違和感もない方がほとんどかもしれませんが、行動が変わって成績が変わるときというのは実はそれはその生徒さんのコンフォートゾーンが変わったということなんですね。
コンフォートゾーンというのは人間一人一人が持つ「自分にとっての“普通”」です。
で、人間というのはこの「自分にとっての“普通”」、すなわちコンフォートゾーンからはみ出ることをふつうはできない・・否、正確に言えば短期的とかだったら、はみ出るんですがまた元に戻るんです。その元の姿(行動)に戻ろうとして働く脳の機能をホメオスタシスと言います。
話がややこしいので、具体例で話します。
例えば、ダイエットを志して2日間野菜だけで過ごして運動もして早くも1kg痩せたとします。
しかし3日目どうでしょう・・・
1kg痩せたので「多少・・」という意識が働き、通常の食事をしようとする・・、なんならそこへ味の濃い1品やデザートを1つつけてしまう・・・
また、「アカンな・・先月クレカの請求多めやったな・・今月は節約で・・・」と思いつつ、1週間ほどはたいしてアマゾンなども使わず過ごします。
ところが節約を数日続けたところで、軽く高めのものを天才的な理由をつけてポチってしまう・・
こういったノリってないでしょうか?
これこそがまさにコンフォートゾーンとホメオスタシスが機能している典型的な例なんです。
これが例えば一般的な中学生の子で言えば、お家の方が・・
「え?塾に自習行くん??アンタどうしたん?笑 (うおーーーーーーついに自分から『自習行く!』言い出した〜・・・イイぞ、イイぞ、、、)」
みたいな感じで日曜の朝から夕方くらいまでこれまでにないくらい塾の自習室に自発的にこもってその子が勉強したとします。
ところがどうでしょう。。。
月曜、火曜と今度はうって変わって、お家の方からすれば「おいおい、テスト近づいてるのにいつまでリビングで何タブレットといちゃついとんねんっっっ!ていうか邪魔や!日曜頑張ってた意味〜〜〜〜〜」みたいなことってコンビニのペヤングの数ほどあると思うんですね。
#でました
そうです。
これもコンフォートゾーンとホメオスタシスが機能しているせいなんですね。
要は、例えばある中2の子の感覚として定期テスト勉強に毎回自分が費やしている労力を10だとします。その10がその子にとってのコンフォートゾーンです。
そしてその子が通う塾の先生が保護者様に「前回は2週間前から呼び出してダメだったから今回は3週間前から呼び出してやらせます!」みたいなこと言って、その子はかわいそうにテスト3週間前から塾に呼び出されます。
そして3週間かけて“ガンバッタ”テストの成果は・・・横ばいあるいは微増、よくてその回は上がった(実は学年平均も上がってたりして・・)ものの、結局気づけば元の木阿弥に・・・
そこでお家の方はこう考えます。
「この子、、、そもそもの“勉強のやり方”が分かってないんじゃ・・・」
おそらくこういった事例は平安時代くらいから毎年あると思うのですが、これってまずは大人がそもそも“3週間前”とか“勉強のやり方”とかそんなのは小島よしおだってことに気づかないといけません。
結局3週間前からやろうが、勉強のやり方を教わろうが、その生徒さんのコンフォートゾーンが潜在意識の中で
テスト勉強に費やす労力:10
の設定のままである限り2週間前を3週間前にしたらその“10”を3週間かけて消化するだけだし、逆に、3日前から勉強せえ!みたいになったらなったで、今度は3日間かけて“10”の労力を費やし、結局成績はそこまで変わりません。
私がよく教室で生徒さんに言うのは
「もし父ちゃん・母ちゃんが『世の中学歴が全てちゃう!もう勉強嫌いなんやったら金輪際勉強全くしなくていい!』って言ったら次回のテストから定期テスト勉強ゼロにして10点20点取る?」
ってことです。
これはほとんどの生徒さんが「NO。」だと思うんですね。
それはなぜかって言ったらテストで10点20点取ろうと思ったら、今までテスト前に費やしてきた労力10を0にしないといけないからです。
これはこれで自分のコンフォートゾーンからはみ出る行為ですからホメオスタシスが機能して、ある意味それは“できない”んですね。
人によって、例えば
毎回時間に遅れてしまう
毎回寝るのが遅くなる
毎回気づけば部屋がちらかる
これらは全てコンフォートゾーンとホメオスタシスの機能によるものです。
私はよくこれまた教室で生徒さんに言うのですが
「平均95点いきたかったら、『100点以外は嬉しない!・・もはや90点未満なんて人間が取るような点違う!』っていう感覚にならんとアカンで。」
と言うのですが、大げさではありますがこの
『100点以外は嬉しない!・・もはや90点未満なんて人間が取るような点違う!』
というのが学年トップふきんの子のコンフォートゾーンで、少なくともそういう子に下手な若手の塾の先生なんかが「目標何点や?」なんて聞こうものならおそらくその子は「は??100点以外目指す点あんのか?」となってその先生は信用を落とすことでしょう。
このようにまずは点数というのは1人1人が持つコンフォートゾーンで決まるのであり、このコンフォートゾーンというのは通塾回数とか、宿題の量とかでシステマティックにどうこうできるレベルではないんですね。(アファメーションとかご存知の方もいるかとも思いますが)
究永舎にお通いの方ならご存知だと思いますが、私は生徒さんの点数が上がろうが下がろうが、成績面で言えば「このまま過ごしたら○高(○大)で、⬜︎高(⬜︎大)に行くためにはあとはこの条件です」みたいな話しかしないんですね。
塾の先生にありがちな「こちらから○○くんにこういったアクションや声かけをやっていきます」みたいなことって言ってないと思います。
逆に生徒さんが今どの位置にいるか(このままいくとどの学校に通うことになるか?)というのはそんな言い切るか!?いうくらい、常に面談では全く濁さず保護者様に言い切ってると思います。(自分が最後まで担当しきるというのがはっきりしてるから言えるわけで、その辺大手の先生は可哀想かなと・・)
それは生徒さんを点数ではなく、どの学校に通う人のコンフォートゾーンで生きてるかを見てるからなんですね。
そこさへ分かってたら成績上がろうが下がろうが気になりません。無駄なアクションを取らなくてもいいし、無駄な心労も発生しません。
話がややこしいので今日はここで終わります。
#は・・、は・・・・、はい??????言う人ホンマごめんなさい。
次回は「じゃあ、どうやったらそのコンフォートゾーンは変わるの?」っていうところの話を、なぜ馬渕の進学資料で偏差値25の高校から近大5年かけて卒の私が、大手塾で灘・甲陽を目指す子たちを担当して、その後独立した教室でも難関校・難関大に合格する生徒さんが通う教室をやってるの?っていう部分を具体例にしながら書いていきたいと思います。
#「もうええわ!」って方は、数回先の“箕面高校から見る大学受験”からよかったらまたよろしくお願い致します。
ではまた。
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春から開講の中2講座
現在2名の生徒さんに
ご利用頂いております。
豊中7中 女子1名
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中2からということで、もうすでに他塾にお通いの方の場合は“転塾する”ということになりますが、機会損失により、お子様の可能性を握り潰すことに比べればハードルは低いかと思います。お子様の成長のためなのに、何かを遠慮することは絶対にあってはならないはずです。
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【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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