前日の2本の記事はタイトルに“定期テスト”と銘打ってるにも関わらず内容は高1高2の自習テンションの流れの解説になっていたので完全に誤解を招く表記ですいません、と反省している今日この頃です。

 

 

 

 

そもそもなぜ自習が大事なのか?

 

「なぜ自習が大事なのか?」

 

この問いに各塾の先生はいかようにお答えになるでしょうか。

 

 

今のところの私の答えは

 

「それが一番早くて記憶にも残るから」

 

です。

 

 

まずこれは塾講師の方なら全員が体験されていると思いますが、“授業で教えなきゃいけない”という理由で、自らがすすんで学ばれた内容というのはホントに身につきます。

 

講師の方なら誰しもが「なんで学生のときこれ苦手やったんやろ・・」とか「学生の頃の学校(塾)の先生もこう言う伝え方してくれてたら当時のオレあんなに苦手になってなかったんじゃね??」みたいなご経験はお有りなのではないでしょうか?

 

高校数学サポーターの井上くん(豊中から現役神大経営)が、2019年シーズンに自身が受験生として毎日朝から晩まで自習してたときよりも、勉強量は断然少ないのに、講師として1年弱過ごしてやってみたセンター(こないだの共通テスト)の方が余裕で点が取れました(数学の学力めちゃ伸びました)・・・と半ば驚き気味ではあったのですが、経験上、私はそうなると思ってました。

 

これは理由は至極シンプルで、お金もらって人にものを教えるとなるとまともな人間なら、相手のことを思って、

 

結局この単元・問題のポイントは何か?

 

これができないということはどういうことなのか?

 

などなどをめちゃ考えますので、自然と1つの問いや単元に接する時間や調べたりする時間が長くなり、かつ理解もより深くなります。

 

でないと怖くて生徒さんに教えるなんてできないので。

 

このように自分で取りにいった学力というのはホントに身につきます。

 

一方で強制された勉強というのはマジで効率が悪く身につきません。

 

中年男性の頭髪より抜けが早いです。(うえ〜ん泣)

 

これはいわば隣の席のBMI値100でお風呂は2週に1回の素人が作ったオハギみたな顔したロン毛の男子が

 

「オレの誕生日5月20日やねん。ぐふふ。」

 

と1日唱えてきても数日経つと忘れるのに対し、

 

電車で隣の隣くらいでつり革につかまっている以前から思いを寄せている男子が友達との会話で

 

「オレのメルアド“inokibombaie-redscarf-tabasko☆qmail.com”な。」

 

と話しているのが耳に飛び込んでくると自動的にそれが頭の中でリフレインされ覚えてしまうのと同じで、能動的につかんだ知識というのはマジで残ります。

 

また、ちょっと深く知った知識というのは、特に、これまで勉強を強制されてこなかったタイプの子というのは“もうちょっと詳しく知りたい欲”が発動する場合もままあります。(そんなに偏差値の高くない高校から大学受験でシンデレラストーリーを歩む子というのはだいたいこの手のパターンだと思います)

 

 

 

ここまでの内容に「いやいや・・・」とお思いの方は、どうかお子さんや生徒さんを、高3の2月までベタつきでサポートして難関大学にまで導いてあげて欲しいと思います。

 

#それ考えたら最後までやり抜いた灘理Ⅲ兄弟妹(洛南)のお母様は超人的ッス・・・

 

 

 

前述の井上君は高2で数学が低迷しだしたタイミングで東進でⅠAとⅡBを申し込んだものの、結局ⅠA受けた段階、要は半分終わった段階で東進に行くのをやめたんですね。

 

で、私が最近「あの判断はなんでやったん?」とたずねましたら、井上氏曰く・・・・

 

「2年の終わり頃から本気で自習室でやりはじめたら・・・、まあ・・、その・・自分でやった方が早いな・・・って思いまして・・・(てへぺろ)」

 

と言っていたのですが、こういう判断ができる人というのはやはり受かりやすいです。(高1の頃から2億回くらい言ってましたが重本のカスみたいなカリスマ性では届かなかったようです泣)

 

やはり当時の豊中高校神大経営受験者10人のうち唯一の生存者の言葉は説得力ありますw

 

 

 

多くの保護者様や高校受験オンリーの塾講師の方がやってしまう過ちとして、高校入試終わるか終わらんかくらいの段階での、

 

「高校入ったら量がすごい多いからもう自分でやらなきゃいけないよ」

 

があります。

 

ただこれって「高1なったら・・」みたいに言われてもおそらく公立高校受験生の子って高校1年が一番勉強へのテンションは自動的に下がっていくタイミングなんですね。

 

言わばその一番難度の高いタイミングで「自分で・・」とかって言われても自分で自発的にやるはずもなく、およそ成績がガチ目に低迷しだした高1の2学期あたりから

 

「中学時代みたいな(対策してくれる)塾あったらな〜」

 

みたいな思いをかかえつつ、大手予備校の大人数に混ざって授業中眠ってしまう始末。

 

また、中学時代の塾側もそういった生徒さんの「中学時代みたいな塾」の声を聞いて胸が痛くなって高校生講座を開講するも、今度は講師側は講師側で、やはり高校受験の手法と授業力では高校生(大学受験)に太刀打ちできず、やはり大学受験では苦戦する展開が待ちます。

 

個人塾や中規模塾で、高校受験の合格実績で元々分母なしのモザイクをかけていたところに大学受験ではそのモザイクが黒塗りになっている塾が全国的に見ても圧倒的に多いのにはそういったところがあると思います。

 

やはり何年生だろうと最初から受験のゴールは大学受験を見据えて準備しないといけなくて、ただでさえ高校受験とは比にならないくらいハードモードの大学受験に「高校生からは自分でやらないと・・・」という敢えて難易度を上げるようなことはしない方がいいんじゃないでしょうかというのが個人的な主張であります。

 

 

グサグサ刺さった方(特に他塾にお通いの保護者様)がおられたらすいません。

 

 

ただ今日のテーマは、お子さん、生徒さんに対する本当の優しさとは?みたいな青臭い問題定義も兼ねてますので(私も今知った)、もし「う〜む・・」という方はより深く思考を重ね、お子さん・生徒さんの今後の展望を見据えるきっかけになれば超僭越ながら嬉しいです。

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

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豊中7中 女子1名

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2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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