私が高校生クラス、特に高1高2生に頻繁に言うことがあります。
それは
「覚えられへん・・」
が当たり前ってことです。
特に文理学科の子などはとりあえず高2くらい、下手したら高3以降もワケの分からんプライドが邪魔して死亡フラグを志望フラグと勘違いして(気づこうとせず)、難関国公立大インパール作戦を決行する生徒はおそらく各学校に半分くらいはいると思います。
ただ、これは子どもが悪いというより、もはや大人や社会そのもののシステムエラーに近いところがあって、これについて語ると話が終わらないのでここでは割愛します。
時を戻そう
「覚えられへん・・」が当たり前、についてです。
例えばそういう上位の高校に受かった子であればあるほど、中学時代って「これくらいやれば大体こんな感じで覚えられるな・・」で実際に覚えられていたところがあったと思うんですね。実際にそうだったから受かったわけでして。
ただ、これが高校生以降の勉強になるとそうはいかなくなります。
おそらく大きな理由の1つは、高校生以降の勉強内容というのは中学時代と違って、見たことも聞いたこともない話が多過ぎるというところがあるからだと思います。
要は普通に生活してるだけで得られる知識に絡んだ話がしょっちゅう出てくるのが中学内容で、普通に生活しててそれ知ってる人なかなかいないだろう的な内容が大半を占めるのが高校内容です。
人間は「どっかで見たこと聞いたことある!」というものほど、やはりいざとなると覚えやすく、その逆もまた然りであると。
例えば、アルコールなら知ってるけどエーテルって何かね?みたいな。
ましてやジエチルエーテルとジメチルエーテルとか城みちるとか出てきた日にはもう高校生の頭の中は完全にイルカに乗った少年状態だと。。。(最後のが一番分かんねーよ)
で、言うまでもなくそういった「聞いたことね〜・・」がヤヴァイくらい大量にあって、それを覚えないといけないわけなのですが、それをさらに難関国公立大合格レベルの水準で暗記するっていうのは普通の人間には1年では無理です。
ましてや上位の高校の先生に限って謎の浪人推奨キャラも多いので(まさに受験界の牟田口中将である)、生徒たちは余計に明日への積み残しを日々蓄えて、いつまでも死亡フラグが立っていることも気づかずゾンビ化すると・・・(めんまみーつけた!)
以上のことから結論としましては、「覚えられへん・・」じゃなくて、ソレ当たり前っす!ってことを高1高2の子はよく分かっとかないといけないと思います。
要はこれまで脂肪フラグを溜めに溜め続けた体重120kgの人が1日食事抜きで体重計乗って「たった1kgしか減ってない・・・、自分には痩せることなんてできないんだ・・・」ってなってたらおかしいでしょと。
その程度の時間投下で中学時代の定期テスト並みに暗記による得点能力が伸びていってたら、世の中の受験生全員「なんで私がハーバード大に?」状態だよと。
まあね・・・大学受験生を指導される個人塾の先生ならみなさんお分りだと思うのですが、この辺り、口で言って即通じるなら、こんなラクなことはないわけですよね。(遠い目
もしこれを読んでくれている高1高2生がいたら少しでも今日の内容をご理解頂ければ嬉しいです。
もちろん究永舎生には今後もこの手の話を浴びせまくります。(受かるために塾通うわけだから)
また、現在塾探し中の高校生の方がいらっしゃったら、もしよろしければ誰も知らない南の海から夏の魔物に連れ去られ僕のもとへお越し下さい。
ただ、どの塾に入ってもクレイジーケンバンドな量をこなせないと難関大には受からないのは間違いないです。
いつまでもレッツゴー、ゴー、遊びに行こう、ではさすがに受かんないです。
君が天才なら話は別だが。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
究永舎 大阪 北摂 豊中市にある高校受験・大学受験で連勝を目指す教室