団塊の世代がおよそ1学年250万人の頃から現在の中3生はおよそ人口が100万人強です。(もはやコロナがどうとか経済がどうとかいう問題じゃ無えです・・・)

 

そんな中、1学年8〜9クラスを続け、時代に逆らう公立中学である豊中第3中学でありますが、予定通りこないだの中3のテストの分布表もなかなかエグかったです。

 

まぁ簡単に言えば

 

英語 学年の半分以上が72点以上ゲット

数学 学年の半分以上が81点以上ゲット

国語 学年の半分以上が85点以上ゲット

理科 学年の半分以上が86点以上ゲット

社会 学年の半分以上が87点以上ゲット

 

という、要は学年の半分以上が5科平均400点越えてましたっていう感じです。

 

特に社会は90点以上が142人いました。

 

お隣の5中の3年生が学年全体で120強ですから、5中の1学年まるごとの人数以上が90点以上を獲得したことになります。

 

 

 

以前に定期テストが簡単になると“自身の立ち位置が分からなくなる”的なことを書いたのですが、これ以外にも一部の生徒さんには大きな影響があるのですがそれが何かお分かりになられるでしょうか??????

 

正解は授業態度などに関係なく、公立入試では

 

記憶力・情報処理速度が高い子が圧倒的に有利になる

 

です。

 

これ入試やったら100万年前からの常識やん!なんですが、以前のように学校のテストが難しい頃(内申点が簡単にもらえない頃)ですと、いいのか悪いのかその部分の能力格差を内申点というものがある程度解消してたんですね。

 

すなわちぶっちゃけ、1回解いた問題を応用してそれよりレベルが上がったような問題も初見で解ける的なキレが全く無い子でも、内申のおかげで、才能だけでやってて学校の先生(特に実技教科)からの評価はイマイチな子との差をある程度埋めれてましたから、実力的にはキツイかな・・・っていう子でも割と上めまで届いてたんですね。

 

ところが今は内申で能力差を埋めるというのが完全に無くなり、内申はライバル同士みんな似たようなものですから、そうなると高校受験レベルであれば短期決戦に強い「才能型」圧倒的有利の公立入試になってるのは間違いないです。

 

ただこれも考えようで、以前から書いておりますように、「才能型」の一番の弱点は

 

努力型に切り替われない

 

なんですね。(なんでも最初の方から上手くいくというのはだいたい後々伸び悩みます)

 

簡単に言うと高校受験をノリで上めの学校受けたら受かりました的な人が今度は2匹目のドジョウとばかりに大学受験でまたちょっと上めを狙おう!となっても今度は身につけるべき基本事項自体が多過ぎる&そもそも高1高2で何も身につけて無さ過ぎて、受験生になってからではもはや才能や気合いどうこうのレベルの話ではなく、物理的に無理ゲーな状況が発生しちゃうことが多々あるんですね笑い泣き

 

余談ですが、昔と比べて、生徒さんに、この高校受験生から大学受験生に変態していってもらう橋渡し能力が、この数年で一番自分の中では伸びた能力かなって思ってます。

 

話は分布表に戻るんですが、とりあえず今回の期末テストでは受験生としての“格”みたいなものは数字からは測れませんから、とりあえず期末のことは忘れて、中3の方は(これは中学に限らず)今から11月の頭までは9月と11月の実テで結果を出すことだけに集中して勉強されるのがよいかと思います。

 

理科と社会は11月に入試があってもオッケー牧場の状態を目指しましょう。

 

本日は以上です。

 

ではまた。

 

 

 

Vlog→受験生に知っておいて欲しい言葉

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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