物騒なタイトルですいません。

 

でも究永舎にからむ人には大学受験で成功して欲しいので書きます。

 

かなり大事な話だと思います。

 

 

 

先日、去年の卒業生で、今年から高校生の数学サポーターとして働いてくれている井上くん(豊中→神大経営)に「高校受験で不合格やった子は大学受験も成功しない確率が低くないから特にプレッシャーはキツイねん。」という話をしましたら、井上くんも「・・・た、確かに僕の周り見てもそれは言えますね・・・。」と話していました。

 

結構残酷なようですが、事実です。

 

特に高校生のクラスでは言いにくいことですが中高問わず塾生にもこの話はします。

 

で、この話を(失礼な言い方ですが)素人さんが聞くと、「ああ・・、やっぱ受かる子と比べて努力が足りんって話しなんかな〜・・」と直感的に捉えられると思うのですが、実はそうではありません。

 

受験による合格の本質は

 

「受かるところを受ける」

 

なんです。

 

 

ですから

 

 

合格者=努力した人

 

不合格者=努力が足りなかった人

 

 

という図式は私的には正解では無くて、

 

 

合格者=受かるところを受けた人

 

不合格者=受からないところを受けた人

 

 

なんです。

 

 

そんな結果論唱えてどうするのとお思いの向きもあるかもしれませんが、もう少しお付き合い下さい。

 

 

ここで1つ抑えておかなければならない大きなポイントがあります。それは・・・

 

 

 

そこの学校を目指し、最終的にそこの学校に出願を決めたのは誰?

 

 

そして・・・、なぜ?

 

 

 

という話です。

 

これの答えは、決めたのは自分であり、なぜかというと「受かるかな〜・・・」と思ったから、です。

 

 

 

これ塾の先生なら誰しもご経験あるんじゃないかと思うのですが、この志望校&最終的な出願先の選定ってむちゃくちゃその子の性格が反映されるんです。

 

 

やたら強気な子。勘違いしてる子。むちゃくちゃ安全策の子。学校の名前(ブランド)に取り憑かれてる子(この場合99%親の影響)。強気なわけではないがシンプルに開き直ってる子。まあまあテキトーな子。

 

などなど結構パターンがあります。笑

 

 

ただ言えるのはどの子も「そりゃあ〜、受ける以上落ちたく無いよ!」って思ってるってことです。

 

ですから最終的にそこを受けるということは、その子が最低でも「(もちろん落ちる確率もゼロじゃないけど)受かる・・・かも。」と思って出願したということです。

 

いわば受験というのはそこが運命の分かれ目で、自分の実力、当日までの伸びしろに対し、どのレベルまでをこの「受かる・・かも。」と捉えるか?というのが人によって違うんです。(違う言い方をすればあとどれだけすれば「受かる・・かも。」と捉えるか?)

 

 

で、過去に不合格をご経験された方には非常に厳しい話になってしまうのですが、得てして不合格になった子というのは、この言わば“見積もり感覚”が甘いということになります。(簡単に言えば客観性であり、厳しい言い方をすれば自分を厳しく見積もれないエフィカシーの低さ)

 

結局、その模試などで数値化されない“見積もり能力”が甘いばかりに、3年後のリベンジ戦でもまた甘い見積もり感覚で努力し、出願するため、結果的に先述のような会話みたいなことに・・・

 

よく受験が終わった保護者様から「先生、よくウチの子が○大(結果受かったところ)まで届くってあんな昔から言い切れましたね。」と言われることがあるのですが、それってやっぱり、学力面というよりかは、その子のいわば“見積もり能力(自己査定能力)”が望ましいものやなって分かりやすい子は分かりやすいという話です。(もちろんこの逆もです。残念ながら。)

 

自己の内面に目を向け、正解に近い形で捉えるのが苦手な人にそれをやってもらわないと合格は難しいですから、まぁ、なかなか自分が納得できる講師像に到達するのは簡単ではないですが、受験産業のそこら中に、はびこりまくりすてぃな薄っす〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い集客屋さんと化すのも人生もったいない気がするので、引き続き生徒さんの内面にレーシック手術ができるよう頑張りたいなと思ってます。

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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