昨夜すれ違いざまに酔っ払った風の男の子2人の会話から「就活こんなキツイ思わんかった〜」と聞こえてきて、

心の中で「いやいや、オレ4年フルでバイトした会社から3回入社断られてるから!!」と突っ込んでいた今日この頃です。

 

 

これなんかもある種のギャグ。苦笑

 

 

 

【実験と賭けを繰り返す人だけが複利で成長する】

 

今日の記事はどちらかと言えば卒業生の大学生諸氏に読んでもらいたい内容です。

 

まず世の中には「○年後はどうなってるか分からない。」ということをベースにものごとを考える人も多いかと思います。つまり、「分からない」だから「○○しよう。/○○しないでおこう。」みたいな。

 

私はどちらかというと分からないことベースよりも分かることベース、すなわち事実ベースで物事を考えたい性格ですので、「もう○年後には確実にこの世にはいないな。」ということが思考の根底にあります。

 

でなきゃ、こんな超絶斜陽産業で独立なんかしません。

 

よく「もしも明日死ぬとしたら何をしますか?」的な仮説質問がありますが、この“明日”が、例えば“100年後”に変わってもたぶん答えは変わらないだろうという感じです。

 

明日何があるかは分かりませんが、100年後にはこのブログを書いてる私も、読んでるあなたも確実にこの世にいないことだけは間違いない事実です。

 

たぶんやりたいことを全部やる、達成したいことを全部達成するには人生は短か過ぎます。

 

で、ここからが本題なのですが、私の昔からの知り合いや社会人になった教え子諸氏の中でも、とりわけドンドン成長してあきらかに人生を楽しんでるな・・って人が複数います。

 

そういう人たちとそうでない人たちを分ける要素は何だろうと考えた際、個人的な結論としては前者は複利で成長するということです。

 

ここでは成長することを利益と考えるとすると、この利益にはやはり資産運用同様に単利と複利に近いパターン分けが存在すると思います。

 

究永舎生のために単利と複利を説明しておくと、単利は年間10%の成長とした場合、元々のベースの10%分が加算されていくイメージです。

 

例えば、100万円を単利で年間10%ずつ増やしていくとすると、100万円の10%は10万円なので、毎年10万円ずつ、すなわち1年毎に110万→120万→130万・・と増えていくということです。

 

逆に複利は常に“100万円プラス利益”の10%が加算されていくイメージです。

 

すなわち100万から110万になったら、次の年は110万の10%、つまり11万が加算され121万に、そしてさらにその次は121万の10%である12.1万が加算され、133.1万円に・・という感じです。

 

で、結論、言うまでもなく複利の方が成長は早いんです。

 

そして人間の成長というのはこの複利方式だってことでが重要です。すなわち常にその人の根本的な能力プラスαの○%分が上乗せされて成長していきますと。

 

受験生に例えれば、学力が10の人と100の人だったら、10の人が奮起して何か英語長文1題やるにしても、解くのに時間はかかるし、その後知らないこと、分からないことが多いのでどうしても調べたりなんやと時間がかかりますと。

 

一方、100の人の場合は長文1つとっても知らないことが10の人と比べると圧倒的に少ないので、それだけ時間が生まれてどんどん問題がこなせますということになります。

 

結果、これはホント大学受験あるあるですが、高3のこれくらいの時期から中3の高校入試直前以来の本気度で夏頑張っても、結果休み明けの模試でむしろトータル偏差値下がってますとか全然伸びてません、みたいな・・・

 

で、やる気失くすか、「暗記はいらない!」とか「カリスマの授業で逆転合格!」とかに流されて秋以降授業取りまくって自習の時間がさらに減ってキレ〜イに受験産業の養分に成り果てると・・・

 

もっと残酷なことを言えば、そうやって生まれた学力差が進路の差になり、優秀な人は優秀な人が多い進路先でさらに優秀になってしまうという流れはやはりあるなと卒業生を見ていても痛感します。(もちろん優秀な人を凡人にスケールダウンさせる役割もある程度大学にはあります)

 

とかく受験に限らず、行動、もっと言えば、仮説からの実験や賭けを人より多くした人は確実に人と違う経験をするので、当然失敗パターンをたくさん知ってる分、うまいこといきそうな道を探り当てるのも上手くなるということになります。

 

変な話、不安定が実は一番人を成長させるということです。

 

よく「楽なバイトを探す。」とか「プレッシャーが低いバイトを・・」とか「時給分以上は働いたら損だ!」みたいな発想があるかと思いますが、これはかなりアホな発想で、これをオセロに例えれば、目の前の1、2枚を自分の色にひっくり返すことだけに目を向けた結果、最後は4角を抑えられてどうにもできなくなっちゃうパティーンなので、大学生の人はちょっとだけ気をつけた方がいいかもしれません。(もちろん本人がそれが幸せなんだという場合はこの限りではありません)

 

私は受験生にはよく「2つに分かれた道のどちらを選んでも失敗もするし、痛い目にもあう。」という話をします。

 

そして、唯一そういったツライ目に合わない方法はその選んだ道でずっと“三角すわり”してることだと。難関校受かってとか、大手に内定もらってそこで満足しちゃうタイプです。

 

反対に常に道を選択し、明大ラグビー部かっ!?てくらい前へ前へ行くと失敗の数も人よりしますが、それがその人の経験となり次回の判断の精度を上げ、より高いチャレンジに挑む権利獲得になり、果てはその経験が真似のできない個性となり魅力となります。

 

そう、私が組織規模の割には次から次へと多くの社員を採用しては退社やバックレという行動を取らせ、最終的には退職代行という行動を取らせることで大きく飛躍したように。

 

これぞまさに人を動かす、てやかましわ!

 

 

またまた長くなったのは謝ります。

 

 

結論、

 

人間の成長は複利だから、仮説は実験し、賭けに出て、とりあえず人と違う経験を積んでみた方がいいかもね、

 

です。

 

 

 

ではまた。

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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