※(6/13)合格校の表記に誤値という名の虚偽がございました。
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↑恥ずかしいですが、むこう1週間は貼っとこうと思う今日この頃です。
【志望校に受かる仕組みを正確に理解しよう。】
今日は昨日の中学2年生に伝えたお話です。
まずこのブログを書いている重本という38歳独身の怪しい男についてなのですが、事象の根本的な原因とは違う原因に対処しようとして時間を投資ではなく浪費してしまうという現象が死ぬほど嫌いだという特徴があります。
このような性質故、学生講師時代などに、あまり深く考えずに行なっていた再テストや定期テスト対策などについて、「キリがない(意味がない)」という感想を持ち始めます。
個人的には、塾というところは「入りたい学校に入る」ことを目的として利用するところだと思っているので、そういった観点から言えば、定期テストの点や模試の偏差値やカリキュラム云々よりも、最後に受かるか否かだけを私はその生徒さんの入塾ころから見据えております。
具体的に言えば、昨日の中2の子たちなどに対しても、私的には「この子は個人的確率論で行くと(大学受験ということで言えば)今のところ、この水準だな・・」みたいな“スカウター”でその受験道程を感じながら日々見守らせて頂いている感じです。
このあたりは、いつ別の校舎へ転勤を命じられるか分からない、つまりそれは目の前の生徒さん(や保護者様)の受験に対してどこまでその責任を全うできるか分からずやっていた大手塾職員時代にはなかったポイントで、教室へ遊びに来て下さった大手の先生方からも羨ましがられるポイントです
で、話を戻しますと、そういう既述の観点で言うと、とりもなおさず「志望校に受かる」ということは、英数国理社の試験やその他いくつかの諸々に対して、最低でもその学校に受かった生徒さんの平均的な価値観・生活週間の近似値的な値を所有する人間に自分もなるということを意味するというスタンスで日々教室でお話をさせて頂いております。全ては最後に受かるために。
そういうわけですから、例えば分かりやすい例を挙げれば、知的好奇心や向上心のかけらも無い生徒さんに学費をかけて塾漬けにして灘や東大京大を目指させるというのは魚の口に酸素吸入器を突っ込んで陸上生活をさせるといったようなものです。
東大生京大生全員に共通するのは知的好奇心が旺盛だということです。ですから正直クラス授業で、学術寄りな話をある程度長めに行えば、その目だけを見ておよそ成績の良し悪しははっきりします。成績いい人の順にその目は輝き(塾の先生なら分かると思いますが、比喩ではなく実際に光ってます)、“頑張れ!”って人の順にその目は力を失っていきます。笑
まずこのように、人間には現段階での本質的な、というよりも、もはや決定的な違いが常に存在するので、そこを無視して一律に状況Aが発生すれば対処Bというのであれば、もはや先生はAIで十分です。まずは現段階を正解に近い形でとらえた上で今後の展開を考えたいです。
で、ここで今一度先ほど私が書いた
「志望校に受かる」ということは、英数国理社の試験やその他いくつかの諸々に対して、最低でもその学校に受かった生徒さんの平均的な価値観・生活週間の近似値的な値を所有する人間に自分もなるということ
というのをご確認頂いた上で改めて考えますと、結局、受験結果というのは上記の裏を返せば、その進路は自分の価値観・生活週間の近似値的な値を所有する人が多く集まる学校に行くことになる確率が一番高いということになります。
8割方の人にとってこれが受験の真理です。
もしそれに当てはまらない学校に行ってしまった場合というのはそこが非常に息苦しくなるということになります。
ですから、基本的には高校受験で文理学科を目指すような人であればあるほど“定期テスト対策みっちりやりまっせ系の塾”を探すというのはやめといた方がいいかもしれませんし、難関国公立大学を目指す人が授業や課題でがんじがらめ系の塾に通うというのはダイエットしようと白ご飯だけで栄養を摂取しようとするようなものです。(スマートがキープできる人はそんな食生活はしないので)
要は文理学科に確実に受かるような子たちの“近似値”は「テスト前に授業されたり、ちゃんと覚えてるかどうかのチェックとかされたらダルい」だし、難関国公立大に確実に受かるような子の近似値は「管理しようとする大人とかどっか行っとけ。」&「たいがい自習の方が時間効率がいい」だからです。
とどのつまり私が思う塾の先生の仕事は、こういった優秀者の価値観(今日の文脈で言うところの“近似値”)を、“圧”にならないよう言葉や空気感に配慮しながらクラスで共有し、その子が行きたいと言っている志望校に見合った価値観に、ミリ単位でじわじわとズラしていくこと、と、あとは、すでにその価値観にある人に対しては、邪魔することなくスムーズに事が運ぶようにだけしてあげること、です。
う〜ん、、、この辺はだいぶ私の感覚も入るので、ちょっと分かりづらいですよね。。。。ごめんなさい。
ただせっかくここまでお読み頂いたので、読者の皆様と絶対にこれだけは共有しておきたいというのは、とにもかくにも
「志望校に受かる」ということは、英数国理社の試験やその他いくつかの諸々に対して、最低でもその学校に受かった生徒さんの平均的な価値観・生活週間の近似値的な値を所有する人間に自分もなるということ
です。
これまた例によって数行の説明で終わることを2000文字以上を費やして説明してしまいました
とりあえず今日のこれからの中3の授業でもこの話をすると思います。
ではまた。
p.s.
ちなみに現在中2クラスはG.W.明けからメンバーも急に増え、予想より早く非常にいい方向へ向かっています。楽しみです
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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