教室の断捨離をする→洗剤を買い忘れていたことを思い出す→スマホでアマゾンを開く→オススメに大好きな麒麟川島さんのタグ付け大喜利の書籍が出てくる→インスタで麒麟川島さんのタグ付け大喜利をチェックする→約40分ほど笑い続けて何もかも忘れて帰宅・・・からの一夜明け、このブログを書く前に思い出してアマゾンで洗剤を発注し、ブログを書いたら今度こそ断捨離をしようと思っている今日この頃です。
情けないの一言ですが、そんな自分が好きなのでどうしようもないですね。苦笑
さて。
【塾・予備校における価値の変遷】
数日前の記事で私がヤフオク・メルカリにて各種塾・予備校の教材を買い漁っている旨を書いたのですが、今日はそのことに絡めて塾・予備校の価値の変遷ということで話をしていこうと思います。
数年前までは大手予備校のカリスマティーチャーがどんな授業をしているのか?とか、どういったことを教えているのか?ていうかそもそもどんなテキストを使って授業しているのか?といったことはなかなか知る手立てがありませんでした。
しかし近年、とくにメルカリが普及してからというもの、受験が終わった生徒さんやその保護者様方が手元に残る受験教材をバシバシ売りさばいてくれる時代となりました。
今や誰もがちょっとお金を出せば、簡単に塾・予備校の教材や、果てには年間の授業の記録でもある板書ノートも手に入れることができます。
特に各種大手予備校のトップ講師のノートや補助プリントなどはその名前も付けて売り出せば相場より高値で売れることをみんな分かっているので、買う側からすれば、どの先生のどの講座のテキスト・ノート・プリントなのかと事前に把握した上で購入することができます。
で、このことから言えることとしては、テキストや授業で教えている内容というものの価値が今後ますます下がってくるということなのです。
今思うとギャグなのですが、私がいた大手などは、同じ会社内にも関わらず、高校受験指導の講師が大学受験指導で使用されるテキストを手にすることすら許されていませんでした。(私は自分のルートで手にしていましたが)
裏を返せば多くの予備校講師というのはテキスト1つとってもそこにかなりの価値を(勝手に)見出していたのです。
しかし時代は変わりました。
今や受講生であった生徒さんが「こんな授業受けてたよー」と自分が受けていた授業内容の大部分を売りさばいて自身のお小遣いにする時代となったのです。
ですから塾・予備校を利用しない生徒さんでも、大手のテキストを使って勉強することもできますし(基本授業ありきの作りなので市販のものの方がよい)、また、講師側の人間からすると、他講師の情報のいいとこ取りを非常にやり易い時代です。
実際ウチから東大に行った2人なんかは究永舎にない講座に関しては、私が仕入れた鉄緑の教材(市販のもの含む)を使ってました。笑
お金払ってそこの新品の教材買って、授業まで受けた人が落ちて、目の前に教材が自習室に転がってたからそれ使って勉強した人(つまり費用負担ゼロ)が受かるなど最上級の皮肉です。
しかしこれからますますこういう現象は起こりやすくなるでしょう。
講師という立場からしても、売りさばかれた板書ノートなどから、他の予備校のトップ講師たちの授業内容をあらかた把握できるので、より自信をもって情報内容については提供することができます。
自分で言うのもなんなのですが、実際重本の授業を受ける高校生の子たちというのは、各種参考書はもちろん、各予備校の講師陣の伝達内容から不要と判断される知識事項・板書事項の一切を削ぎ落とした上で、私がいいとこ取りしてきたものだけを提供されているということになります。(みんななんも分かってないと思うけど)
正直、他と比べるとその課される時間・作業の負担量たるや心配になるほど少ないでしょう。
しかし分母に対する生徒さんの合格率、中でも国公立の合格率たるや大手を利用するのがバカバカしくなる次元です。いや、これはマジで。(結局のところ大学受験業界が分母をはっきりさせないというのはそういうことです。)
そもそも大手予備校の先生は生徒の誰がどんな受験してどこに誰が受かったかって把握してない、ていうかできないですから、そもそもそういうのが分かってないです。(関心もない?)
情報というと、いかにたくさん仕入れるか?という観点で捉える傾向が強いですが、それと同時にいかに情報のノイズ化を防ぐか?ということも同じくらい大事だと思います。
ていうか昨今のような時代ではもはや情報は手に入れようと思えば量だけならかなり手に入るので、そこはもう少し踏み込んで、いかに優良な情報源(人であったり、媒体)を見つけたり、大量の情報の中からいかに不要なものを削ぎ落とし、本当に大切なものだけに焦点を当てるか?という観点が重要な能力になると思います。つまり裏を返せば、何が不要かが分かるということです。(この能力が低いと大学時代をみんながやるからやることだけに費やし、自己投資の時間がゼロになっちゃいます)
例えば、塾なしで難関10校(旧帝+東工大・一橋・神戸)に受かる生徒さんというのは、下手にあっちゃこっちゃに手を出して塾まみれになって10の情報を与えられて結局2、3しか消化吸収できていない受験生に対し、学校から与えられた5の情報をその都度確実に身につけていっている生徒さんであると言えます。
これ、究永舎の子たちみたらホントにひっくり返ると思います。
ざっと見た感じ、1講義あたりの板書量なんか、大げさでもなんでもなく、私が「悪いけど今日は書いてもらうこと多いわ」というときの5倍以上はあります。。。。
授業内容が広く共有できる・される時代となった今、わざわざお金を払って受験産業を利用し、かつ受験産業の養分になるつもりはない、と言う場合、生徒さんや保護者様からすれば、その受験生自身の(性格・行動習慣トータルの)スペック・背景を把握した上で日頃から接し、授業で情報を伝えてくれる人間を探しあてる必要があると思います。
この北摂であれば私ですね。
違う切り口から言えば、受験生の負担・不合格がそのまま講師自身のデメリットに直結する度合いが色濃い人間を指導者に選んだ方が本気になってくれるというのは言えそうです。
そういう意味で、私は毎年2〜3月の合格発表はシンプルに逃げたくなります。笑
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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