コロナ明けから出社が始まったのか、最近多い新卒の社員さんからとおぼしき、たどたどしい営業電話に対して、片っ端から秒でソッと受話器を置いて切ることで、社会の厳しさをマイルドに教えている今日この頃です。

 

 

さて。

 

【1つでも上のレベルの学校に入った方がよい理由】

 

 

今から書き記すのはあくまで個人的な見解に基づく意見ですので、「そういう考えもあるよね。」程度にお聞き頂いて、あくまで最終的な志望校選定は「入りたい」「入れる」「通える」「入ってからそこでやりたいことがある」などの輪が重なるところで決定して頂けたらと思います。

 

数日前の記事で頭が良くなる方法は頭のいい人のコミュニティに入ること的なことを書きました。

 

実際、これまで灘や東大に入った生徒さんと久しぶりに会うと、みんな明らかにスケールアップしていることが会話の端々から感じられます。

 

彼らを地元の公立中学生の頃から知る者として、こういった経験からも、やはり周りにどういう人間がいるかというのは大きいんだなとこれまで感じてきました。

 

で、今回はそこをもう少し掘り下げて見当してみたいと思います。

 

これは私が生徒さんにもしょっちゅうする話なのですが、意外と根本的な成績アップ・学力向上が起こる際に、その生徒さんの中では一体何が起こっているのか?というのは知られていません。

 

これは多くの塾が「定期テストのありとあらゆるサポートを手厚くやりまっせ!」を宣伝に打ち出していることからも見て取れます。

 

このいわゆる“脳内革命”(なつかし〜)が起こっているときというのを説明するには言葉だけではいまひとつ厳ちいので、現在高校生の自習室の一角に私がパブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ並みの画力をもってして表現した以下の素晴らしい芸術絵画をご覧下さい。

 

これは私がしょっちゅうする話なので、塾生の方、特に受験生の方には耳タコだと思います。他塾の先生もぜひそのまんまパクって生徒さんに話してあげて下さい。

 

 

例えば、現在定期テストで平均50点程度をコンスタントに取る勉強嫌いのお子さんがいたとします。

 

もし仮にお家の方が「そんな勉強嫌いやったらもうやらんでええわ。マジで。塾も『辞める』ってさっき電話したわ。はい、これでもうアンタ勉強ええで。定期テストも好きな点取り!」と、その子に伝えたとしたら果たして次回以降のテストでその子は10点や20点を取るでしょうか。

 

答えは否です。

 

教室でみんなに聞いても、「さすがにそれはない」といった反応を示してくれます。

 

ここでなぜ勉強嫌いなのに10点、20点を取らないか?という話なのですが、それはその子からしたら50点未満はさすがにマズイ、ましてや10点、20点なんかありえないと思っているからなんですね。

 

このように人間というのは“ありえない”と思ってる世界には良い方にも、悪い方にも行かないのです。

 

このブログでは100億回くらい言ってますが、これは全てこの本に書いてます。

 

 

 

 

ですから成績が向上する生徒さんというのは実際は塾から手厚いサポートを受けたからとかではなくて、本質的には頭の中で、これまで(現在)の自分を“ありえないもの”として設定したというのが正解なんです。

 

ここで再び先ほどの芸術絵画です。

 

要は何らかのきっかけで、頭の中だけは上記の絵の“にやけてしまうレベル”の世界の住人に自分はなると。(一般的に理想とか言われたりもします。)

 

しかし現実の自分はそうでないということも分かると。

 

 

こういった状態になったとき、人は現実を“ありえない(あってはいけない)もの”と認識し、頭の中のイメージでいようと生活をはじめます。すると今まで気にもとめてなかった情報や、気づきを得られるようになり、行動や発想が変わり始めるという流れです。

 

ですからここで人によってはかなりショックな情報かもしれませんが、基本的にご自身のお子さんのことを仮に謙遜や照れ隠しや冗談などであったとしても「頭が悪い」とか「アホ」とか「記憶力がない」などと言ってしまう保護者様のお子さんは伸びません。

 

それは現実を肯定している発言であるため、お子さんを現状維持に留まらせる発想だからです。

 

これは塾の先生が定期テストのサポートを事細かにやったり、あれやこれや手出しするのも同じ原理です。それは成績がイマイチな子を現状に留まらせようとするメッセージに他なりません。

 

「君はこの塾がないと点が取れない生徒なんだよ。」と。

 

逆に私みたいに特に何もしないけど、「いや、できるやろ。」と思ってるだけで、自然と生徒さんは宿題もちゃんとするようになるし、自習もガンガンするようになります。たぶん。笑

 

だからもし今これを他塾の先生が見ておられたら、これからもガンガン生徒さんの勉強は事細かに指示し、暗記してるかチェックも厳しく行い手取り足取りサポートの方を生徒さんにしてあげて下さい。(悪い顔

 

ですから究永舎の生徒さんは分かると思いますが、私は喋り倒してる中においても、勉強ができないとどれだけ悲惨になるかみたいな話しはしないで、逆に世の中のスゴイ人やその逸話の紹介や、私が大手時代に出会った、あるいはこの究永舎を巣立っていった“レジェンド”の話が圧倒的に多いです。

 

これは種を明かすようでちょっと恥ずかしいのですが、そういう話をしたときの生徒さんの聞き入り具合(自分ごとのように聞いているか)でその子の伸びしろ測ると同時に、逆に今は自信ないという子にも(これは話の圧をクラスの雰囲気で調整しながらですが)少しでも“良いイメージ”が共有できたらいいなと思ってやってます。

 

というのはウソで私がただ話したいだけです。(ちーん

 

 

で、ここまででお気づき頂けるかもなのですが、そういった“にやけてしまうレベル”、つまり「スゲーな、自分もそんなんできたら・なれたらいいな・・」が身近に感じられる環境といったらどんなところがあるでしょうか?

 

 

はい、そういうことですね。

 

 

余談ですが、私自身、若い頃に身近に灘や東大京大を目指す生徒さんに支持される先輩がいて下さって、自分も頭の中では“そういうイメージ”が持てていたからここまで続いたと思います。

 

 

人生の目的はやっぱり幸せになることなんじゃないかと思いますし、それで言うと私の仕事の目的はやはり生徒さんに幸せになってもらうことです。(卒業されてからは祈ることしかできませんが)

 

そしてそのためのいったんの目標として志望校合格があって、その手段としてこのブログで書いてるようなことを日々実行しております。

 

ていうか要は毎日19時から22時過ぎまで喋り倒してるだけなんですけどね❤️

 

 

 

さ、今日は何を喋ろうか・・・

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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