コンビニやスーパーに行くと、たまにママのレジ待ちをしているチビっ子の視線を髪型に一心に集めてしまう夏の日の1993な今日この頃です。

 

 

 

さて。

 

 

 

【塾と予備校の違い】

 

まず塾と予備校は同じでありません。

 

なんならもう少し言うと

 

・大手予備校

 

・中堅予備校

 

・単科塾

 

・非単科個人塾

 

は結果的には違うので、そこのところと生徒さんが求めるものをしっかりと見積もった上でお金を払うところは選んだ方がよいと思います。

 

 

①予備校

 

予備校(大手)はいわば授業の百貨店です。いろんな科目をいろんな先生が担当します。授業が面白い先生もいればそうでない先生もいます。

 

生徒さんはその中から美味しそうな授業を選びます。

 

ですから基本的に予備校が合う生徒さんというのは、そこの教室でどうしても受けたい授業がある(講師がいる)生徒さんです。

 

予備校利用で気をつけなければならない点は、1人1人の講師は生徒さんが何人どこに合格したということよりも、自分の講座の受講数と満足度で予備校側からは評価されるということです。

 

ですからどうしても授業は効率よりも付加価値を受講生に感じさせることに構成が偏りがちになります。(オレのお陰だという方向に寄せがち)

 

つまり、確かに面白い話なのだけれど、で、結局その知識・解き方はいつ使うねん?とか、面白いねんけどその知識要らんワ、とか、むっちゃ頑張って説明して生徒も頑張って板書取ってるけど、その説明1行で済むwということが非常に多いです。

 

こういうのは賢い生徒さん(実践に与える影響を見抜ける生徒)は見抜いて、相手にもしないのですが、依存心(スタート段階で落ちることが決まっている)の強い生徒さんは闇金ウシジマくんのホストにハマって破産する女の子状態で、場面場面でスゴイこと教えてもらったゾ〜と気持ちよくなって(でもその知識はその後二度と使うことなく終わる)お金を払うだけ払ってたどり着く先はまもなく不合格地獄の1丁目1番地となります。

 

また予備校というところはその規模の大きさ故に、受験生の自習姿勢を把握できる人がいません。その生徒さんが何時に来て何時に帰ってとか、毎日来てるのかとか毎日でないならどれくらいの頻度で来てるのか?などです。

 

つまり生徒さんが現場で相談する相手の大人全てが、その生徒さんのスペックを十分に把握していない環境ということです。

 

模試の成績を見て、そこに刻まれてる数字以上のことやその数字の背景を把握できる人がいないので、講師を有益な喋る参考書として利用できる受験生やよほど学校で進路の話をする先生が冴えてないと、結果的には新校舎建設のお布施をしただけ状態となります。

 

 

②中堅予備校

 

一部の地域・学校限定で大手に近い存在感を示す予備校です。講師のレベルに問題があるところとないところがあります。大手には必ずそれなりの先生がいるものですが、そういう先生がゼロの予備校も中堅クラスになると中には存在します。(講師というよりシステム売りで非優秀層の高校をターゲットとする戦略。なお合格実績は毎年不明の模様。) 昔、この北摂地域のそういう予備校出身の数学講師が究永舎に採用試験に訪れ、センター1A・2Bそれぞれで6割強をゲットされました。

 

感想としては、とんでもない不思議な気分に戸惑うよ、夏の日の数学講師に、状態です。

 

個人的にはどう考えても、どうしても受けたい授業(講師)がある場合だけ、予備校にはそれだけ目当てで通うべきです。

 

あと現代文の授業は全般的に予備校は無駄がとてつもなく多いのでオススメはしません。コスパ悪すぎッス。特に国公立志望の人。

 

自分の担当科目だけ週1回か2回しかその校舎来ないのに、「俺が受からせてやる」とかいう講師にカリスマ性を感じるというのは「絶対儲かる」という言葉に魅力を感じて投資する大人と根は同じです。“養分”になって終わりです。

 

 

 

③単科塾

 

先生も生徒もその科目さえ点取れればよい。以上です。それ以外望むのは酷です。だって分からないはずなので。

 

個人的には授業時間と宿題の量に対する哲学が私とは真逆なので理解し難いところがあるというのが正直なところです。

 

 

④非単科の個人塾(ウチみたいなとこ)

 

①〜③にない確実なデメリットは基本塾長は丸い人間ではないので合う合わないがかなりあるということです。このブログ読んでてもイマイチよく分からないと思うんですが。

 

性格悪い奴や中2病という病に犯されたままの奴も多いです。“反社”ー(暴力+金)+客観性の無さ=9割方の個人塾塾長です。私は今以上に毒されるのが嫌なので絶対に個人塾塾長のブログは見ないと決めています。と言いつつ怖いもの見たさで年に何回かまとめて見ては「俺もこんなんなやろな・・」と確実に凹みます。たぶん今これ読んでる個人塾塾長はオレはお前とは違うと思ってると思います。確かに私以外私じゃないの。

 

経験上、唯一、個人塾の責任者が“はんしゃ”か否かを高い確率で見抜く方法は髪型と服装と体型です。ここが金融関係や、結果至上主義の体育会系大手企業のオフィスにいても違和感ない感じの方でしたらアリな塾長かもしれません。

 

未婚、モヒカン、年齢に似合わぬ染髪、ただただきしょいロン毛、オシャレ坊主ではなく無駄に坊主、下品なハゲ散らかし、だらし無いスーツ姿、似合わぬ私服、いやいや、お前田舎に帰省中かよ!的なレベルのリラックスし過ぎな私服、こいつもうすぐ死ぬなってくらいガリガリ、10m手前からでも体臭漂いそうな肥満おっさん、ていうかヒゲそれや!などなど・・・

 

文科省の調査でも個人塾塾長はカイジの雑魚キャラみたいな奴がその9割を占めるという結果になっております。

 

ですから大手に通うというのがハズレが混ざったNTTの株を買うようなものなのに対し、個人塾を選ぶというのはまさに生徒さんや保護者様の勝負師としての目が試されるベンチャー投資となります。Yahooやアリババに投資した昔の孫さん並みの眼力が必要です。そもそもご近所に“Yahoo”や“アリババ”があればですが。

 

その代わりにごく稀に存在する良い個人塾を探し当てた時の価値は将来お子様に最高スペックの老人ホームと海外旅行でお返ししてもらっても足りないくらいの価値があります。究永舎生は今からパパママのためにお金貯めておくように!

 

そんな感じで危険伴う個人塾ですが、ただ・・・・唯一にして最大の個人塾に通うメリットがあります。

 

それは自教室の全ての生徒さんの合格に全てを賭けているというところです。(ここのプライドが合格校の提示の仕方に出ると思います。全く出さないというポリシーのところ以外は。)

 

いやいやそんなの大手だって同じだよと思うかもしれませんが、それを言う大手職員の方はこのブログを読んだ後すぐに本社に電話して「お願いだから給料は月毎の完全なる出来高払いにして欲しい。あと教室のテナント代、広告費、ペン、用紙、印刷機器の備品代も共同負担させて欲しい。なんなら借り入れの連帯保証人に名前も連ねさせて欲しい!」と直訴しましょう。それで今までと同じでいられるなら私の失言です。

 

ていうか私も大手にいましたからはっきり言いますが、大手は職員・生徒さんの誰にとっても効率が激ワルですわ。そもそも上位クラスと“(合格実績)その他多数クラス”で、あてがう先生の力が貴乃花とエスパー伊東くらい差があります。また、絶対このクラスやこの子にはこうした方がええやん!って分かっててもそれができないです。せいぜい好きなテキスト勝手に使うか、闇授業実施するとかしかできません。つうか下位クラスの扱いリアルにむごい。人の心捨てないとあれは無理。ただ捨てずに個人塾やると職員12年で14人ふっ飛ぶ。大手塾・予備校のみなさん大好きです。ちなみにエスパー伊東さんも好きです。

 

 

とりあえず個人塾は合格というより不合格を出さないことが大事です。東大だろうが産近甲龍だろうが、北野だろうが偏差値50近辺の公立だろうがとにもかくにも通ってもらう以上、受かってもらわねば個人塾塾長に明日はありません。

 

どこかの校舎の誰かが受かるは期待できません。長ければ低学年から見てきた昔の面影もほぼなくなって自分より巨大化した(失礼!)目の前の今年の受験生に受かってもらわねばやってる意味がありません。

 

まぁ、その点くらいが個人塾に通うメリットでしょう。塾長がまともであれば。あとは気持ちだけでは生徒さんの合格に寄与できないので、受験のスペシャリストとしての確かなスキルがどの程度先生にあるかだと思います。

 

ハズレがまざったNTT株を買う気になれない方で、近くの個人塾が気になっている方は一度、塾長面談してみるのもありかもしれません。まぁ、たいがい既述のようなノリでほぼハズレです。笑

 

 

 

 

ホームページのVlogも見てね。

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

ご興味のある方はコチラ。

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

究永舎 大阪 北摂 豊中市にある高校受験・大学受験で連勝を目指す教室