やる気について語るにはまず多くの人が誤解していることを修正することがファーストステップです。

 

その誤解とは、ズバリ「やる気が出ないからやれないのだ」という発想です。

 

例えば受験勉強で言うと、「あれせなこれせな・・」とは思うものの“ショボい1日”がなんやかんやで続いてしまう・・・こういうことって多くの人があると思います。

 

で、それを「やる気が出ないからだ」と思ってしまうと・・・

 

確かにこれは一般的には“やる気がない状態”と解される訳ですが、その「やる気」という、およそ実態の謎なもののせいにする発想=袋小路です。

 

発想を変えて下さい。

 

「あれせな・・・。これもせな・・。」と思ってる段階で、俗に言う“やる気”はあるのです。

 

 

違いますか?

 

 

「やらな・・・」てすよね。つまり「やろう!」と思っている。すなわちやる気は実はすでにあるのです。。。

 

 

 

ちょっとそう思えてきませんか?

 

 

 

ここまで読まれた塾講師は「詭弁だ」と思われるでしょう。塾講師は性格悪い奴多いですから。笑

 

 

 

 

でも詭弁か否かなど、そんなのはどうでもいいのです。

 

 

“やる気”というみんなが知っているものの、その実、みんながよく分かっていないものでクヨクヨしたり、下手したら自己嫌悪に陥るのが良くないと私は思うのです。

 

 

 

よく言われるように、人間が行動するには大なり小なり、辛・苦からの逃亡か、快・楽への進行のいずれかとなります。

 

 

つまりやる気(「やらなきゃ・・」という気持ち)があっても、この辛・苦、または快・楽を感じれていないが故に行動にドライブがかからないという状態で多くの受験生は悶々と過ごすこととなるのです。

 

 

ではどうすれば辛・苦や快・楽を感じられるのでしょうか??

 

 

 

 

さて、ここで1つ質問です。

 

 

 

あなたはこれまでに普通に考えたらどう考えてもやらなくてもいいこと、冷静に考えたら面倒臭いはずのことや無駄なこと、非効率極まりないことなどを、頭の片隅ではそれを自覚しながらも、結局進んでやったりしたことはありませんか?

 

またはこれまで散々“いわゆるやる気が出ない状態”だったのに、急に猛烈な勢いで取り組んでしまうなどといったことなどはいかがでしょうか?

 

 

前者で言えば、例えば、別に今日買わなくていいのに何かを買いに行ってしまったり、遠回りになるのに好きな人が通りそうな道を選んでしまったりなどです。

 

また、後者であれば締め切りぎりぎりの提出課題や、テスト直前のテスト勉強などです。

 

 

 

ありますよね?笑

 

 

 

これらはなぜそういう行動を取るドライブがかかるかと言うと、その行動によって得られる可能性のある快楽や、得てしまう可能性のある辛苦を頭の中でイメージして(感じて)しまっているからです。

 

 

今これを読んでいる・・・“いわゆる勉強のやる気が出ない中高生”の人の中で、受験直前の1月に入っても今と同じ姿勢の人というのはほとんどいないはずです。そこまでくれば「このままでは落ちてしまう!!!(けど時間はあとわずか・・)」あるいは「もう少しで合格できる(かも)!!!!(けど時間はあとわずか)」というイメージが頭の中を強烈に支配していますから、前述と同じ状態になるわけです。

 

 

つまり、逆を言えば、今「やる気出ねぇ〜・・・」となっている受験生というのは「このままじゃ受からんな・・・」と意識的(顕在的)には思っているものの、無意識的(潜在的)には「まだなんとかなるだろ・・・」と心のどこか(いわゆる潜在意識)で思っている状態なわけです。

 

 

そこを解決すれば毎日自分でも引くくらいに勉強に励むことができる!!!というわけです。

 

 

さぁ、以上の話を十分に理解できたところで、あとは気合いと根性で頑張るのみです。

 

 

しゃーーーーーーーーーーっっっっ、レッツゴーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

 

 

 

 

 

現場からは以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で終わると「ゴルァァっっ!」と言われてしまいそうなので、続きを書きます。

 

 

 

 

 

 

個人的には、みなさんが受験勉強を頑張って、その結果として日に日に志望校合格に近づいていくためにはポイントが2つあると思っています。

 

 

①想像(快楽への進行)

②宣言(辛苦からの逃亡)

 

です。

 

 

まず①についてです。

 

これは言葉通りなのですが、いわゆる努力(当の本人はそう思ってない場合が多い)が継続する人というのは「レベルアップしたイケてる自分」が常に頭の中で仕上がっています。

 

例えば私自身で言うなれば、teachの過去形をteachedと板書した大馬鹿学生講師(ホンマ採用なったの不思議)としてスタートし、これで食っていく!と決めてからも激ショボ学生講師ではあったものの、頭の中の自分はすでに『公立トップ高校や灘を目指す中学生・東大京大を目指す高校生を冗談などを交えながら、信頼されつつ、余裕を持って指導している講師』でした。そのイメージを常に追いかけていたが故に、学生時代も時間があれば常に入試問題を解く日々で、結果的にそうなれたと思います。時間はかかりましたが・・・。

 

 

そして②についてですが、これは学生講師時代や独立開業前の私を知って下さっている方ならみなさん「確かに・・」と言って下さると思うのですが、私は何事も「こうなりたい」とはっきり口にしていました。ていうか今もそうです。大学受験の数学を身につけるとはっきりと言っています。(高校時代は数学勉強したことないので・・)付け加えるともちろん東大京大理系数学のレベルまでです。

 

このように口にすること自体がなんでもかんでも強烈なドライブになるわけではありませんが、少なくとも親しい人などに公言しないよりはする方が行動にドライブはかかると思います。

 

 

例えば、受験生だったら夏の河合(ちょっと実施されるのか否か微妙だが・・)で900点中○点取る!とか、数学で1Aは○点以上、2Bは○点以上取る!とかいう感じです。

 

その宣言に対して、友達とラーメンやスタバなどを賭けたりするのもいいでしょう。

 

どんどん宣言していきましょう!

 

 

このように

 

①想像

②宣言

 

の2大車輪で「最低でも前日よりはマシな自分」を意識し、もうちょっとだけ言えば、「今日はやめとこかな〜・・・、いや、アカン、ここで折れたら、俺(私)絶対明日もサボりそうやから毎日やろ!(って思って結局やるイケてる自分)」を意識して自分自身を作っていってみて下さい。

 

それが1週間続き、2週間続いたら、自分を少し誇らしく思うと同時に、今度は逆に“サボる自分”がだんだんと嫌になってくるはずです。

 

人と比べるのではなく、常に昨日の自分をライバル視してみて下さい。

 

 

これ↓の1:00からのくだり受験生も鬼大事ね。