同業者の方と話をしていると

 

どうやって(成績を)上げているのか?

 

みたいなことを聞かれることがあります。

 

 

 

これについて私が思っていることを書くと、

 

成績を上げる

 

ではなく、

 

成績を取る人になってもらう

 

というのか一番しっくりきます。

 

 

結構マジメ、かつガチな話で

申し訳ないのですが、

成績を上げるということや、

志望校に合格するとうことは

その水準の思考(生活)習慣、

価値判断の人になってもらうということを意味します。

 

 

人間おもしろいもので、

成績が伸びる前というのは

必ず顔つきが変わります。

 

 

いや、ホントに変わります。

 

 

親が死んで悲しんでいた子どもたちが

遺産相続の話になった瞬間と

同レベル程度の変化はあるでしょう。

 

 

分かりやすく言えば、

志望校合格というのは

今あるホメオスタシスをぶった切り

コンフォートゾーンを変え、

エフィカシーを志望する学校に

合格する人のそれと同等にするということです。

(むちゃくちゃ分かりにくい・・・・)

 

 

そういった意味で、

宿題をやってない子を叱り飛ばしたり、

宿題テストの再テストなどをすることは

それはむしろ今あるホメオスタシスを

ただただ強化し続けているだけであり、

全然生徒さんのためになってない、いや、

むしろ生徒・講師ともに

とんでもない徒労に走る行為となります。

 

 

私自身このことを実感しています。

 

 

ホント不思議なんですけど、宿題ちゃんとやらない子を叱り飛ばしたり、再テストしまくりファイヤーの若かりし頃の方が生徒さんに変わってもらうことは圧倒的に難しかったですが、いろいろ気づいて、今のように“何も言わなくなった”状態の方が生徒さんは宿題もちゃんとやってくれますし、自習もよくしてくれます。

 

昨日も書きましたけれど、自習に関しては最近マジで畏怖というか、そろそろ“畏”を振り切ってシンプルに“怖”すら感じるレベルです。

 

 

そら伸びるわと・・・

 

 

 

こんな話をしたり、こんなところに書いたりなんかすると熱心な先生もいらっしゃって、具体的にどうしてるんですか?ってお聞き頂くこともあるのですが、これはもう何か1つの方法を取っているというのではなくて、毎回毎回授業やら1対1やらの場面で生徒さんの雰囲気を見ながら場面場面で言葉の放射線を放つしかないです。

 

まさに、“君に届け”です 笑

 

私のイメージというか理想では

先生の言葉というのは

プラレールのレールで、

生徒さんは無意識的に

あるべき方向へちょっとずつ

流されていっているみたいなのが

目指すところです。

 

 

こんなこと書くと怒られるのですが、

世の中には親・先生など

いろいろな立場で

目の前のお子さんに

良い影響を与えようと

接しておられる方が

たくさんおられますが、

あまりに容易に考え過ぎているケースが

多いような気がしてなりません。

 

 

中高生というのは

各自が15年前後培ってきたものから

成り立っているわけで、

それをどうにかするというのは

もちろん人にも寄りますが

普通のことではないと私は思います。

 

 

だから先生は悩みますし、

言葉を探しますし、

タイミングと表現方法を慎重にします。

 

人様のお子様ですから

余計にそうでないとダメです。

 

でも、それでもうまくいかない時もあって、

その過去の失敗の経験からも学んで

ちょっとでも役に立つ先生になろうとします。

 

 

とにかく人間は何かを感じたとき、

もっと言えば自分で気づかないと

変わりませんから、私としては

何とか届いてくれ!響いてくれ!気づいてくれ!

っていう思いでこれまでやってきています。

 

そんなだから生徒さんが、

これは在校中・卒業後問わず、

“気づいた”っていうのを知ったときは

ホントに嬉しいし、感動します。

 

 

最近、いい話やな〜と思ったのが

こちらの6:32から

8:30過ぎあたりのくだりです。

 

清原さんがプロに入ってから

つかんだ“きっかけ”について語っておられます。

9:30過ぎ、1年目はマジックの意味分かってなかったてw

 

 

 

私の考えでは“気づく”、

そして“違うレール”に乗るための

ファーストステップが

人のせいにしないこと、

つまり自分の内側と対話することです。

 

正直、ここがおよそ指導の最大の山場だと思います。

 

 

なんか知ったようなことを書きましたが、

とりあえず今のところの指導に関する

これまでの個人の経験に基づく正直な気持ちです。

 

 

今も午前授業の高校生の子たちが

みんな来て頑張ってくれてます。

 

とくに昔から通ってくれてる子なんかは

いろいろと“線が細かった”頃の記憶もまだ

私には残ってますから、今の姿を見てますと

ホントに嬉しいです。

 

 

だから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永遠プレッシャー・・・(震え

(期待はして欲しいけど・・)

 

 

 

 

あ!

 

あと私のこういう考えに影響を与えてくれたのが苫米地先生の各種ご著書です。

 

中でも特にこちらが一番分かりやすいです。