これは初めて書くかもしれませんが、
私は合格体験記オタクです。
今は非常に便利で
知人のつて以外でも、
多少お金はかかりますが、
ヤフオクやメルカリなどで
合格体験記や他塾・予備校の
テキスト並びに実際に生徒さんが
現役生の頃にとられた講義ノートなどを
簡単に仕入れることができます。
おそらく手元にあるその手のもの(合格体験記)は
冊数にしておよそ7、80冊くらいです。笑
少し前、尊敬する大先輩のお1人に
「◯年前頃の灘から京医に受かった◯◯くんという生徒さんが『かくかくしかじか』と書いてやったのはどういうことなんですか?」
みたいなノリの質問を
いっぱいしたら、
「あなた私より私の生徒のこと知ってるやないの(笑)」
と言われる程度には
読み込んでいます。
ここまで読まれて
“だから何やねん?”と
お思いなられているかと
思うのですが、当然これには
ある目的があります。
私が合格体験記を20年近くも
読み続ける理由は1つです。
それは、全国の最上位層、
つまり結果を出した人の
9割方に共通する思考・
エッセンスを抽出し、
自分の生徒さんに
還元するためです。
当たり前ですが
どんな塾・予備校・担当講師でも
受かる人もいれば落ちる人もいます。
どんなテキスト・参考書・問題集、
どんな勉強法でどの時期から
本格的にやっていたか、
どのような通塾履歴を
辿ってきたかなど
みんな人それぞれです。
ただ、やはりどんなジャンルでも
ある特定のくくりで
くくられる人共通の思考、
特徴というのは無いことは
無いだろうという発想から、
それを研究するのが好きです。
(人間が一番難しいから一番面白いです)
これは今まで私が
担当させて頂いた生徒さんも
全てその研究対象に
結果的になって頂いたのであり、
毎年毎年その研究の成果を
その年の生徒さんに還元させて
頂くのが私の仕事です。
現在、私は宿題小テストで
0点の生徒さんを再テストすることもなければ
宿題もおそらく界隈の塾で
トップレベル級に少ないと思いますし、
どれだけ力がある生徒さんにも
奈良や京都の併願校を薦めることはありません。
また聞こえは悪いですが、
自習室は人に迷惑を掛けなければ
何やってても良い“ルール”です。
それでカオスになるか?って言ったら
むしろその逆です。
たぶんですけど、
私を「怖い先生」って
形容する生徒さんも
まずいないと思います。
(ていうか見たら分かるでしょ!こんなにカワイイのに)
話はそれますが、
私は「怖い先生」って
言われるのが一番凹みます。
今のところこれより凹む
形容のされ方って思いつかないです。
まあまあ何はともあれ
究永舎の生徒さんなら
いろいろご存知の通りです。
およそ塾の先生の仕事として、
そのままでいってオッケーの生徒さん以外は、
その生徒さんの思考回路・哲学を
あるべきものにするというのが
一番にして唯一の仕事です。
もちろん簡単ではありません。(苦笑
そのためには
まずは先生自身が
あるべき思考回路・哲学を
研究しなければならないと
私は考えています。
特にいくつかの予備校の
実際の生徒さんの
当日得点も書いてくれている
合格体験記なんかは
どれだけ勉強なったか知れません。
やっぱり灘、開成、桜蔭、
ラサールなどなどの子なんかは
独特な子も多いですし、、、
これまでで一番印象に残っているのは、
灘から理Ⅲに受かった生徒さんで、
“感銘を受けた算数・数学の問題”という箇所に
平面幾何のラングレーの問題は大好きです。あと問題ではなく証明法なのですが、ベルトラン・チェビシェフの定理に対するエルデシュの証明方法に中学の頃、感銘を受けました。
というのがあり、読んだ後
しばらく震えが止まりませんでした。。。。
地元の北野の子なんかは
僕は高1高2の頃まではテスト前に各科目の知識を詰め込むことしかしていなかったのですが・・・
とか、
私は高3になるまで勉強と言っても単語や数学の公式を覚えたり、授業も予習などはあまりちゃんとやらず、復習をする程度だったのですが、周りのみんなが受験モードに突入するのを見て、これではいけないと思い・・・
みたいなことが
よく書いてあったりなどでして・・・
まぁ、一般的な高校生の子は
いろいろ突っ込みたい
むきはあるでしょうw
(いや〜、環境って大事やね〜・・)
一般高校生の言う「詰め込む」が
空気砲程度のハリボテ感なのに対し、
北野の子の言う「詰め込む」という
言葉の迫力たるや・・・(笑)
普通の中学・高校生の子なんかというのは
こういうのも全く知らず、
ただひたすらに自分に矢印を向けず、
〇〇中に合わせたテスト対策
とか
試験に出るポイントを伝授
とか
センター英語◯点アップ講座
とかに飛びついて
お父さんお母さんの
飲み代や美容代なんかを
回してもらって
成果は出ないというね・・・
(受験業界の思うツボ♪)
そういうバルス感満載の
教室にだけは絶対したくないと
思ってやってたら今みたいな
教室・先生な感じになってます。
今年から社員もいなくなりましたし、
ますます理想に近づいてて、
何よりホントに生徒さんが
毎日よく頑張っていて
個人的にはホントに熱いです。笑
これからも“研究成果”を還元していきます!