とにかく自分にも生徒さんにも欲しいのは“変化”です。
変わらなくていいんだったら塾なんか行く必要ないです。
この時期は中間の結果が返ってくる頃ですが、
どんな点数の子にも私が聞くのは
「次の期末もこれ(今回の点数)で行く?」
ってことだけです。
欲しいのは変化です。
変化があるから面白いんです。
そしてその変化とは
表層的なものでなくて
もちろん内面的な変化です。
内面的な変化とは基準の高さが
より高くなることであり、
基準が高くなるとは、
これすなわち時間をどう使うか?
という意識の変化です。
結果が出ない=結果が出ない時間の使い方をした!
ってことなると私は思っています。
これも塾の先生の方なら
どなたもご承知の通り、
生徒さんを同じように眺めておりますと、
成績のいい生徒さんと
そうでない生徒さんでは
全然時間の使い方が違います。
時間の使い方と比べれば
才能の差などは知れたものです。
昔、北野から東大文Ⅰに合格したY氏に
「『なんて時間を無駄にしてしまったんだ・・』とかって思うことあるの?」
と聞きましたら、Y氏の答えは
「何をするにもそれをしようと思ってするので、そういうのはないです。」
と言われてしまい、
これが3中、北野で
トップ・オブ・トップに
君臨する人間の時間感覚か・・・
と我が身を振り返り、
そのあまりの無駄の多さに
自分の顔に激辛カレーを
塗りたくりたくなったのを覚えています。
このようにホントに
時間の使い方への感覚が
圧倒的な違いであり、
これが大人になってくると
今度は『金持ち父さん貧乏父さん』のように
それに付け加えて
お金の使い方の違いも
出てくるのだと思います。
で、私的な結論としては
この時間の使い方の見直しとは、
とりもなおさず自分を見つめることに
他ならないと思うのです。
そういった意味で、
結局成績が良くない子というのは
自分がやることちゃんとやってないだけなんだ・・・
(時間の使い方がヘボ過ぎるんだ・・・)
ってことをまずは真っ先に
分かってもらわないとダメで、
(私も偉そうなこと言えないが・・)
そういったことを経て、
やっとその次が負け癖からの
脱却ってことになると思います。
だからこそ宿題小テストっていうのが大事になってきます。
ではまた次回。