マーケティングの学術的定義は
分からないのですが、私の中では、
マーケティング=売り上げを上げること
です。
塾・予備校講師というのは
生徒さんがいなければ成り立ちません。
そこでまずは
“生徒さんに集まってもらう”
というのが重要になります。
そしてそのために受験産業が
使用するマーケティング手法が
いくつかあるのですが、
その全てをまとめて一言で言えば、
怠惰なヤツをダマす
ということになります。
簡単に言えば、世の中の大半の人は
自分で調べたり、考えたりするのが苦手で、
面倒臭いと感じ、そして何よりも
情緒的に反応してしまいます。
“英語は暗記ではない!”とか
言われようものなら
それを信じたくなりますし、
(私も昔ス◯ード◯ーニング買ったw)
合格体験記を読めば
自分もその塾・予備校に通えば、
同じような状態になれると勘違いします。
そう考えると
世の中の自己実現系の
マーケティングというのは
ほぼ100%がこの怠惰で
面倒臭がり屋で情緒的な人を対象にし、
そして売り上げの大半をその人たちに
支えてもらっているというのが
実情だと思います。
怠惰で面倒臭がりで情緒的というのは
全然悪く無いしそれがおそらく
人間の初期設定なのですが、
こと受験においては
怠惰で面倒臭がりで
情緒的な人というのは
100パーセント成功しません。
身も蓋もないことを言えば
“今の自分”が「メンディ〜(面倒臭い)」と
思うことをやらなければ
成績は絶対に上がりません。
北野、茨木、豊中で
トップクラスの生徒さんとか
北野や茨木で英語学年1位の
生徒さんといえばどれだけ記憶力が
いいんだろう・・・と
思われるかもしれませんが、
意外とほとんどの人はそうではありません。
ただ9割方そういう人に
共通してることとしては
キッチリしてる
これに尽きます。笑
教室にかかる一昨年度の
固定資産税を永久に忘れており、
豊中市から電話がかかってきて
先月慌てて銀行に支払いにいき、
窓口で新卒の女子行員さんを
慌てさせたキッチリ度偏差値30の
38歳独身の私からすれば
大半の人はキッチリしているのですが、
それでも彼らのキッチリ度は群を抜いています。
昔、あるお母様から、
「北野に余裕で通るようなお子さんは
どんなやり方されてるんですか〜?」
と、たずねられたので、
バカな私は真面目に
質問に答えてしまい、
そのお母様から、
「そういう頭のいい子のやり方とは違う
ウチの子みたいな子にもあったやり方を
ぜひ指導して頂きたい。」
と言われて絶句した記憶があるのですが、
残念ながらその発想では生徒さんは
一生今のままです。
なぜなら学力とは生きてきた過程で
培われてきた習慣だからです。
その習慣を変えることの
重要性を理解しない人たちを、
難関校に笑顔でガッツポーズの
生徒の写真で釣って、
骨の髄まで搾り取ろうというのが
受験産業です。
ラ◯ザップが、
「痩せてもその後、
ずっ〜〜〜〜〜〜と
同じ生活習慣をしないと
元戻りますよ〜」とは
広告の段階で言わないのも
ナイスマーケティングの一環ですよね。
受験産業で言えば、
塾・予備校、特に学力的に
下位レベルの生徒さんが
多く通う塾・予備校の
広告は見ててホントに
切なくなります・・・
いや、それ“でけへん子”の
でけへんようになってる特徴を
助長するだけやん・・・って。
ていうか最後にこれだけは言いたい・・・
受験は習慣、そして暗記(真顔
EVERYDAY IS THE BEST WAYです。