あまりに長いんで、

ヒマな時何回かに分けて

ご覧になられた方が・・・

 

 

※文理学科設置校、千里、池田、箕面、桜塚あたりを受験すると仮定して

 

 

質問1

Aくん

中1の3学期内申合計45

中2の3学期内申合計45

    

Bくん 

中1の3学期内申合計35

中2の3学期内申合計35

 

この場合、中3スタート段階での

AくんとBくんの内申差は何点?

 

 

24点

 

上記の学校の内申の出し方は

中1の3学期合計✖️1.2

中2の3学期合計✖️1.2

中3の3学期合計✖️3.6

となります。

 

大阪府の公立高校、

特にC問題の学校においては

本番1時間目の国語、2時間目の数学で

20〜30点差などは余裕で

ひっくり返したり、

ひっくり返されたりが可能です。

 

そういった意味では

北野高校受験以外においては

中1の頃の内申差だけで

届かなくなる学校というのは少ないです。

 

現に過去に豊中高校に合格した子の中にも

中1内申20台や30台前半の子は普通にいます

 

 

質問2

また、質問1の状況でBくんは数学が大の苦手。

そんなBくんが豊中高校に合格するために

一番合格率を高める方法として

まずは中3の1学期〜夏休みにかけて

取り組むべき課題は以下のどれか?

(ただしBくんの自習への抵抗や親との摩擦はないものとする)

 

①とにかく苦手の数学に力を入れる

②英検2級をとる(実際取れそうな学力であるとする)

③全ての科目の土台である読解力を鍛えるため、国語に力を入れる

④暗記するだけの理社に力を入れる

⑤中1、中2の総復習

 

④です。断然④です。

どう考えても④です。

④以外ありえません。

 

④を選ばない唯一の状況は

その生徒さんが中3の頭段階で、

中1、中2の理社を復習不要のレベルで

身につけている場合だけですが、

そんな生徒さん見たことありません。

 

一般的には中1、中2の頃というのは

特にお家の方などは「英数や!」って

なられるのですが、私的にはとにかく理社なんです。

 

理社という科目は

定期テストが終われば

もうその単元を復習する機会は

受験生になるまでありません。

 

ですからせめて定期テストのときに

できるだけ詰めておくことを

生徒さんにはオススメしています。

 

ていうか理社が自力で取れる子は

自習が効く、すなわち受験直前期に

すくすく伸びていく証拠なので、

私は伸び代を測る一番のバロメーターにしています。

 

その昔、英数が3、40点程度で

大手塾の先生から「もうついてこれないんじゃないんか??」と

やんわり“退塾勧告”された生徒さんが

中2の終わり頃に

究永舎に来られたのですが、

社会だけは80点台だったので、

「あ、いけるな!」と思って

究永舎で頑張ってもらったところ、

1年後には池田高校に合格して下さいました。

 

それくらい社会や理科が

自力でできるというのは

私的には激熱ポイントです。

 

そんなわけで理社は

公立高校を占う上での

一番のバロメーターです。

 

反対に一番アテにならないのは数学です。

 

ていうか理社について

入試での重要性を語り出したら

止まらなくなるのでこの辺でいったんやめます。

 

 

質問3

質問1、2のBくんは

1学期、2学期の健闘が実って、

中3時の内申は質問1のAくんと同程度、

また、学力的には国語が得点の波が大きいものの、

英理社もAくんに並ぶ学力まで追い上げた。

 

しかし努力はするものの

悲しきかな依然数学の学力は

Aくんの足元にも及ばない。

 

そんなBくんが最終的に

豊中高校合格を勝ち取るために

直前期に力を入れるべき2教科は何か。

 

英国

 

またその2教科を勉強する際、

特に力を入れるべきポイントはどこか。

 

国語の作文以外の記述

英語は読解、リスニング、記述、つまり全部!

 

公立レベルの英語は本当に最後まで得点能力を伸ばせます。

特にC問リスニングのパートCは

実質聞き取り問題でなく、

英作力で得点を稼ぐ問題なので、

私は直前期やらせまくりの

添削しまくりボンバーです。

 

おそらく中学3年間で唯一私が強制的に

生徒さんに「やれ!」っていうポイントです。

 

あと、国語ですが、

大昔の前期の小論文などもそうでしたが、

作文ではよほど意味不明なことを

書かない限り点差はつきませんので

究永舎では作文指導は年間1時間もありません。

 

受験というのは英理社で落ちるというのは

そもそも受けるレベルに無かったということです。

 

落ちるとすれば普通は国数での失敗です。

 

その国数でも、公立高校の場合、

本番でより大きな落とし穴に

なりがちなのが国語です。

 

個人的に国語は1人1人のクセが

答案に一番出る科目で、

授業も大事ですが、

1人1人の答案を分析することが

塾としては一番大事だと思ってます。

 

ただ前回みたいにあまりに国語が

ムズ過ぎたら(通称D問題)、

もはやできる子できない子が

“なんでもバスケット”ですけれども・・・

 

 

豊高受験で、数学ができない子は、

本番でも大きいのは狙わず、

大問1に全てを賭け、

2、3はほぼボーナストラックです。

 

ちなみにこれは毎年記録とってるんで分かるんですが、

公立高校はホントに直前期の過去問のやり込みで

合計得点能力は死ぬほど変わります。

 

ていうか何よりも生徒さんは

先輩たちの記録と自分の結果を

見比べられるので、

 

「過去問ランキングで自信持てた」

 

過去問ランキングで志望校変えた

 

というのは毎年よく聞かれるコメントです。

 

ええ〜っと・・、何の話でしたっけ????

 

 

質問4

Cさんの中2の1年間の英語の成績

1学期 中間90点 期末80点 通知表5

2学期 中間70点 期末70点 通知表4

3学期 学年末85点      通知表4       

さて、この中2の1学期から終了までにかけて

Cさんの入試本番における英語の失点は何点?

 

1.2点

 

↑こういう具体的な数字抜きに

ただ漠然と「成績が〜〜〜」的な

正体不明の不安に襲われている方は

多いと思います。

 

仮に90点が60点になって

通知表が5から4になっても、

それは入試という観点では

1.2点の失点なので、

次に向けて冷静に対処したいところです。

 

究永舎の子たちは

みなこの辺のところを

よく分かっているので、

成績が上がろうが下がろうが、

みな怖いくらいテストの後も

何の反応もありません・・・

 

私もそうだけど・・・

 

 

英語に関して、これは言っても

ほとんどの方には通用しないのは

分かってるんですが、

英語は高1で一番力入れないといけない科目です。

 

下手したら、小学生で週1、

中学生で英語週2とかで塾行って、

高校受験終わったら高2終わりくらいまで

塾なしで成績悪い方とかいるじゃないですか・・

 

それ、完全に逆っす!

 

 

質問5

豊中3中のDさんは豊中高校志望で

併願希望校は関西大倉高校である。

 

以下はDさんの1年間の実力テストの

5教科合計の結果である。

 

6月?点

9月?店

11月400点

1月?点

 

Dさんが併願希望校に

確実に合格することを考えた際、

6月、9月、1月の実力テストは

それぞれおよそ何点程度であることが

望ましいと言えるか。

 

何点でもよい。

 

くわしくはお近くの塾の先生へ

 

 

質問6

ここにこの春、

北野高校に入学した、

チャラさ、スマホ依存度、陰キャ度、

リア充度、変態度、部活忙し度、

国理社へのトータルの関心(低くは無い)、

親の学歴、財力、寛容度が

同程度の以下の各タイプの生徒がいたとする。

(究永舎の生徒さんとは一切関係ありません!)

 

各生徒の文系理系への進路も予想した上で

3年後に阪大現役合格に近い順に並べよ。

 

①塾無し(または塾に通ったのは中3の1年だけ)で英語は得意だが、数学が絶望的にできないAさん

②塾無し(または塾に通ったのは中3の1年だけ)で数学は得意だが、英語が絶望的にできないBくん

③幼少期から英会話教室、中学生からは週2で大量課題の英語塾で英語の学力が圧倒的に鍛えられ、英語以外も特に苦手科目の無いCさん

④中1から週3〜4の塾通いで定期テストの勉強時間は北野に入学する生徒の平均的な時間よりも圧倒的に少なく、要領よく勉強していた数学が得意科目のDくん

 

これはまず条件不足すぎて

問題として成立するのは難しい難問です。

 

よって正解不明。

 

ただ、①の子は世界史抵抗なければ

阪大の外語1択でいけると思います。

 

③の子は真の自立の有無が一番のポイント。

部活引退以降休日に10時間以上自習できるんなら

京大の法か経済は確実いける。

 

 

問題は②④。

 

物理ができれば部活引退後に

ワンチャン有りですが、

物理が武器にならないとなると

浪人の末にオーマイガットトゥギャザー安定です。

 

特に④タイプは進学校多い。

 

天才型の唯一にして最大の弱点は努力型に切り替われないこと。

 

 

 

おまけ問題

 

その昔、重本の教え子で

灘に進学したEくんという青年がいた。

 

そんなEくんの友人の中に

当時の学年1位を突っ走る

神童Fくんがいた。

 

あるとき、Fくんは体調不良のため、

模試を受けることができず、

その回の模試の全国トップは

開成の生徒であった。

 

遠い地のライバルに関心を寄せる

仲間たちは、Fくんを前に、

Fくんが受けていたら

どうだったんだろうね?という

話になった。

 

その際、Eくんたち仲間に言い放った

Fくんのセリフが以下である。

 

(  )に適切な語を埋めよ。

 

 

「 (オレの受けてない)模試は(全国模試)ではない。」

 

www。

 

 

 

ちなみに今日の内容で

もっと詳しく知りたい方がおられれば

究永舎に入塾して面談にお越し下さい。

 

 

ここまで読んで下さってありがとうございます!!!!