究永舎ユーザーの方にとられては
言わずもがなですが、私は“親”を
やったことがありません。
一応確認のために記しておきますと
“ハズバンド”の経験もありません。
ですから子を持つ親の気持ちが
分かっていないという恐怖と恐縮のもと
日々過ごしているのですが、
そんな私でもこれまでの経験から
なんとな〜〜く・・・
親は自分の知らない世界に子どもが踏み込むことを恐れる、あるいは嫌う傾向が強く、場合によっては“自分の知っている世界”から子どもがハミ出さないようにしたり、あるいはその世界を歩ませようとする傾向がある・・・
のではないかと感じています。
究永舎ユーザーとして
教室を気に入って下さる
保護者様の傾向として、
ご自身が子どもの頃に
“大人にやらされる勉強”の
ご経験がほとんど無い方が
多いように私は感じており、
(証拠はありません、キリっ)
逆に、「やらせないと!」という
鼻息荒い(失礼!)保護者様は
最初の面談以降ご入塾されないままか、
最後まではご利用になって
頂けない場合が多いように思います。
(だいたい最初から分かるような・・)
年間5回ある面談期間も
世間話が大半で終わる場合も多く、
またそういった面談やお電話でも
「お任せしますので!」と
言って頂く割合も
多いように感じています。
(他塾さんと比べようが無いのでおもいっきり私の主観ですが)
だからこそプレッシャーは大きいです。
ちなみに、、、究永舎を
気に入って下さる保護者様も、
考え方が違う保護者様も
根は“愛情”ということで
同じだということは
さすがの私でも
心得ているつもりです。
塾の多くは合格者の生徒さんも
ほとんどの方は最初はヘボかった・・・
・・からの逆転合格!的な
チラシやHPでのアピりが
エグいのですが、正直究永舎に
来られる方は割と最初から
デキる方や最初の段階から、
“ああ、この子、受験生なったら伸びるな・・”
みたいな子が多いです。
まぁ、塾の広告なんていうのは
そもそもの分母は分からないし、
示されるパーセンテージや
全員合格!はそもそも
何分の何なのか不明だし、
何を指して“逆転合格”というのかという
定義も不明だし、No.1の塾に勤める
先生は決してNo. 10000にも
入れないヤツも多いし、
その辺りは年々加熱して
もはや令和チラシ合戦ヘッポコの
様相を呈しているなと・・・
私もたまに参加しますけど。
とりあえず合格校だけは
絶対に胡散臭いことはしたくない
っていうのは個人的な
美的感覚としてありますね。
そんなこと言っときながら
実は他塾が胡散臭いのは
むしろ好きだったりするんですが
閑話休題。
いろんなご意見あるのは
承知ではありますが、
やはり生徒さんが
力を発揮するためには
大人(主に塾講師)が根拠の無い、
“だってみんなそうだから”的なノリで
ベタで因習的な“手”を打つのは
どうかな〜・・・っていうのが
私が日頃から感じていることです。
と言いますか、私もこれまで
塾講師がやりそうなことで
ホントにあらゆることは
たいがいやってきての結論として、
ホントに運命(進学先)を変えようと
思ったら理由やきっかけは
何でもいいのでその子自身の
習慣が変わらないと何も変わらないです。
そのためには大人は
伸びるだろう!と信じざるを得ず、
多くの塾が必死にやってることって、
結局それはそうしないと
生徒さんは伸びない、
絶対この子は自発的には
やる気にはならんやろという態度に
他ならないわけなんですよね。
私はこのことに気づくのに
ホント時間がかかってしまいました...
実際に何度も書いてますが
究永舎は宿題・通塾回数ともに少なく、
宿題ができていなくても
怒ることはありませんし、
高校生の方も打ち上げなどがあれば
そちらを優先するよう言ってあります。
だいたい自分で自分のことを
“厳しい(先生)”っていう輩に限って
煙に巻くような合格実績の出し方してたり、
ついて来れない生徒は親もダメだ的な
ノリが多いんです。
いやいや・・・塾って
“サービス業”っていう。
少なくとも私はそう思ってます。
塾の教室での問題の99%は
根本的には先生に魅力があれば
発生しない、および解決されることなわけで、
厳しくしないと生徒さんがやらないというのは
単純に自分の魅力の無さと先生は
潔く認めたいところです。
他塾の方から究永舎の生徒さんは
最初から優秀だからって言われたら
「はい、そうですね」なんですが、
(実際昔、「“この地域でやってたら”実績は出ますよねw」と言われたことがある)
それを差っ引いても個人的な経験だけで
物申せば子どもって大人が思うよりは
それぞれ自力あると思うんです。
春期講習の英語宿題小テストで
35点、25点、30点できた
生徒さんも、別に怒られもしない、
ていうかむしろ部活のキャプテンで
練習後すぐ塾あって大変だろうと
空腹満たしグッズとして
お菓子すら配りますが、
それでも最後は90点とあと一歩の
ところまで頑張ってくれました。
誇張だと思われるでしょうか・・・
(今年も中3はすでにメンバーが非常にいい!)
今やこれは私の完全なる哲学なのですが、
生徒さんが機嫌よく通塾できない、
宿題をちゃんとしない、
自習にやってこない、
強制的に勉強させないといけない
というのはその生徒さんに
とられては100パー先生の魅力不足です。
間違い無いです。
先生が成長するしか
解決策はありません。
誰でも、自分の知らない世界を
子どもに歩かせる・・・って
相当難しいんだろうな〜っていうのは
想像なのですが、子どもたちは
大人が思うよりは力ある!
っていうのは自信があります。
それにしても、
自分の知らない世界を
お子さんに歩かせまくる
桑田さん、マジ、スゲー!