とりあえずまだまだ
情報を集めている段階ですが、
どう考えても、東大寺や西大和に
受かる生徒さんが北野や茨木に
落ちる入試っていうのは
他所の生徒さんのこととは言え、
なんか腑に落ちないものがありますね・・
このブログのリーダの方なら
ご存知のように、とかく今回の入試、
特にC問題に関しては私は結果発表前から
嫌な予感がしておりました・・・
発表前日ならまだしも
2日前から緊張したのは
たぶん初めてだったと思います。
それだけ思っていた
勝負の形とは違いました。
マニアックな話ですが、
数学はさすがに前年よりは
少し簡単になって平成25年前期レベル、
理社は前年度の難化傾向の維持、
あるいは、より難化してくれることを
見越してましたので、
今回は全部その逆でした。
結果から申せば
私の献立ミスです。
ただ冒頭にも挙げたような事例が、
今回の入試の一番のポイントで、
結局C問題の数国、および英語の
リスニング(パートC)、さらには
理社までもが・・・、すなわち全体的に
問題が簡単になったおかげで、
①数学に特に秀でたものを持った受験生や、
逆に、数学が苦手だから理社で稼ぐことを
前提とした(理社の難化傾向に期待した)努力型の受験生
と、
②数学が“それなりに得意”なだけで
突出した努力をしたわけでもない受験生
との差が作問設定の段階で
かなり縮められた形になったのは
言えると思います。
もとは大阪の子供たちの
学力低下に懸念を発した
橋○徹氏指導の下に端を発する
文理学科設置や、今となっては懐かしい、
前期後期入試などの設定事項・・・
結論としては結局馬渕教室を
躍進させただけで、
(悪いことではありませんが)
上位公立高校にとっても、
もちろん府民の子供たちにとっても
何も意味なかったなということに
なるかと思います。
いやしかし、ほんとに
北野や天王寺にとっては
大学受験に関しては
これから再び冬の時代に
なっていくでしょうし、
(学年上位下位の差は
公立史上例の無いレベルかも・・・)
逆に豊中なんかは内申パワーで
入ってくる子がほとんどいなくなったので、
女の子の国公立合格者の比率や
全体として同志社の比率は
増えるんじゃないかと思われます。
とりあえず入試問題しかり、
定期テストなんかも最近で言えば
3中なんかもそうですが、
問題が易化するというのは
長い目で見ればいいことは
1つもありません。
昔みたいにもっと難しくしてくれた方が
競争としては分かりやすくていいですね。