大学生の男の子とご飯に行くと

「好きな仕事に就く」という

テーマがだいたい上がります。

 

“好きな仕事”というのは

最初からあるわけではなくて、

興味本位から何気にはじめてみたものの、

思ったようにうまくいかず、

それで何とかしようと

必死に格闘しているうちに

のめり込み、そのままハマり、

好きになり、そして結果的に

“好きな仕事”をしているという・・・

この一連のプロセスをだいたい

皆さんたどられるんじゃないかと思います。

 

また好きな仕事をしている人というのは

共通して、反保守であるとも言えます。

 

どんな責任でもとるし、

どんな処遇でも受けるし、

何言われてもいいから、

自分の好きなようにやらせろ!

・・・みたいな。

 

だから好きな仕事が

できてるんだと思うんですね。

 

ここで、好きな仕事を

している人ということで

私の大好きなエピソードをご紹介します。

 

知っている人も多いかもしれない

 

 

 

の場面。

 

これは当時、作者のあだち充先生の中では

最初から決まっていた設定(『タッチ』は、

和也から達也へバトンタッチの意)だった

そうなのですね。

 

それであだち先生担当の編集者の方も

そのことは分かっていたのですが、

上司の編集長の方はそれを知らずに

連載が進んだと。笑

 

で、いよいよ上記の場面となる

前の話の段階では、

和也が死んでいることを

匂わせるような終わり方に

なっているんですね。

 

それで編集長が、編集者の方に

「まさか(人気キャラクターの)和也が

死んでるんだったら来週は掲載しない!」

と仰ったそうなんです。

 

そこで編集者の方は

どうされたかというと、

「そんなわけないじゃないですか!」と

その場は伝えて、その後実際に

上がってきた和也の死を描いた

原稿を編集長の机に置くと、

やり直しができないように

その後、数日会社に現れず、

結局、編集長の意に反して

和也が亡くなるという展開で

その後のタッチは続いていくという・・

 

もうこの話なんかは

好きな仕事をしている人の典型だと

私は思っております。

 

この当時の編集者の方は、

上司である編集長からの

評価等もう完全におかまいなしで、

自分がそっちの方がいいと

思ったからそうされたのだと

思うのですね。

 

その後(和也が死ぬのは)の

タッチの勢いは言わずもがなです。

 

自分の好きな仕事がしたければ

どんな責任をも全て自分一人で負うこと。

 

これは絶対条件だと思います。

 

 

ところで・・・

 

こんな話に共感して下さる

理系講師の方おられませんか?笑

 

おられましたら

kyueisya@gmail.com

までご連絡をw