天才とかアホとかいう
言葉はある意味便利です。
そう、ことの本質に
目を向けないようにするのに..
確かに東大模試などで
理Ⅲの数学だけは
浪人生よりも現役生の方が
平均得点が高いことなどを見ると、
考えさせられるものはあります。
というか間違いなく
天才はいますし、世の中、
才能だと私は思っています。
ただ!
定期テスト、受験勉強においては
天才とかアホとか言い出すこと自体が
ことの本質を雲散霧消化させているように
思えてならないのであります。
最後までやりきる人間か、
やりきらない人間か・・・
少なくとも定期テストにおいては
この2種類の人種のどちらに
属するかというのがことの本質であり、
勉強のやり方とかウンヌンというのは
その本質を思いっきり外している
発想なのであります。
例えば、学年トップのAくんと、
学年の真ん中くらいのBくんが
定期テストで勝負したとします。
ただし条件があって、
Bくんには先に問題と解答まで
事前に渡してあげることにします・・・
さて勝負は一体どちらが
勝つと思われますか?
塾講師の方以外は
おそらくそんなのBくんに
決まっているだろうと
お考えになられるのではないでしょうか?
私は絶対にAくんだと思います。
仮にBくんに、Aくんに勝ったら
10万円あげよう!と条件を
つけてもおそらくAくんが
勝つでしょう・・・
この勝負、Bくんが
Aくんに勝つためには
Bくんは事前に渡された問題の
解答を全て暗記したり、やり方を
身につけてテストに臨まなければ
なりません。
しかし、Bくんは
それを完璧には
絶対にやりきりません。
いや、正確には中学生に
至るまでの十数年で身につけた
『やりきらないことを習慣づけた脳』
・・・が、Bくんに
“やりきる”とか“覚えきる”と
いったことを断固させないのです。
成績を上げるというのは
この負の習慣を解除し、
“自発的にやりきる”人間に
変わってもらうことが
ファーストステップだと
私は考えております。
ていうかこれ以外に無いですよね。
変わっていく生徒さんを
見るのはいつでも感動しますし、
教室開いて良かったな〜・・・って
思える瞬間でもあります。
中1〜中3。
私が全て担当するからには
元々できている子以外は
全員に変わってもらいたいと思います。
1年後から今を振り返ったときに
「よく、あんな成績取ってたな..」みたいな。
過去を振り返って
自分が恥ずかしくて
仕方ないというのは
ある意味ホントいいものです。
例年、この時期は
割とノンビリしているのですが、
ご存知のように“いろいろあって”
私のテンションは創業期を
はるかに上回る域にきています。
いや〜、テンション上がってますよ 笑