昨日も、とある大手塾の方が
就職試験(?)を受けに来て
下さったのですが、
案の定学力試験の
段階でアウトでした。涙


私は19歳のときに先輩から、
「高校受験指導するのに初見で
灘の問題100取られへんヤツは嘘や。」
と言われ、今日に至るまで
その基準が変わったことはありません。

これは大学受験指導をするのなら
東大京大にそっくりそのまま
置き換えられるでしょう。


言うまでもなく塾講師にとって
学力の高さは必要条件であり、
十分条件ではありません。

しかしそれでも高い学力は絶対に必要です。

塾講師というのは
生徒に“基本”を徹底して
教えなければなりません。

そしてこの基本を教えることが
私は一番難しいと思うのです。

私が思う基本というのは、
学力のある人が無意識に
やっていることを指します。

ですから学力のない人は
それが指導できません。

ていうか指導しようがありません。


また、学力のある人でも、
自分がなぜ問題が解けるのかを
客観的に把握し、それを生徒の
直感に訴える言葉を探し当て
られなければ“先生は解けるけどね...”
という教室にとっては無意味な状態に
陥ってしまい、生徒から愛想を
つかされてしまいます。


はぁ~...、私が求めている
人材などもはやいないのだろうか・・・、
いやいやそんなことはないはずと思いたいです。