こんばんは。とよみです。

昨日の記事にアップした過去世である「細工職人さん」

彼が自分自身で思う、彼の人生はどんなものだったのか?

それを彼自身へ尋ねてみました。

 

 

●細工職人さんの人生の振り返りについて
「はじめに誤解がないように言っておきたいのは、私は人生を通して自分の周囲にいた家族や仲間を嫌ったり疎んだりしたことは一度もありません。皆それぞれに大切に思いっていましたし、家族については『自分も将来的にはこんな家庭を作っていきたい』と思うほど良い関係性でした」

「ただ、そこを踏まえたとしても、若い頃の私は穏やかな時間を過ごせる故郷の村での空気に対して言いようのない不安というか焦りを感じていたように思います。悪い場所ではない、そこで見つけることの出来る幸せもある、というのはわかるのですが…なんというか『そこに居続けることで、自分自身が溶けて無くなる』というような感覚がずっとしていたように思います」

「誰かと…人と意見を交わし合ったり、自分の感情を自分以外の存在に話すというのは、私にとっては『周りと自分は違うんだ。自分は異質だからこそ、周りに溶かされないようにしなければ』というような感覚が強くなる行為となっていました。交流自体が嫌なわけではありませんが…『溶けてしまうこと、周りと同調してしまうことで、自分自身が消えてしまう』ような感覚が怖ろしかったのだと思います」

「細工職人の世界に飛び込んだのは、目的があったからです。『私がこの先、この人生を終えたとしても、私自身が生きていた、存在していたという証拠が形(作品)として残る、それであれば私は今怯えている感覚から解放されるのではないか』と考えて、その作品を作るために何年もあの世界でチャンスを狙ってきました。だからこそ、一世一代だと感じた大きな仕事の時に、名前を残すほど仕事を認めてもらえないことに、とても絶望してしまったのです」

「故郷に戻ろうと思ったのは、そんな絶望した時に、幼い頃に亡くなった祖父や家族のことを思い出したからです。私が『自分の存在の有無について』を考えるキッカケとなったのは(穏やかな死に様でしたので、安心してください)祖父の死でしたが、何年も前に亡くなっている祖父の存在を私も家族も、その周辺の人たちも覚えていることを思い出したことで『家族を作ることも、自分が生きた証である』とようやく自分自身の生まれた理由が見つかった気がしたのです」

「私自身の最後はとても残念なものだったと思います。でも、気持ちはガッカリしながらもスッキリしていたので、その生まれた理由や目的を忘れなければ大丈夫だと思っていました」

 

…ということでした。

 

野心に燃え、燃やし尽くされた先で見つけた「郷愁の思い」

それこそがこの方が見つけた、その人生で救いだったのかもしれませんね。

 

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