子どものころ、小説「黒い雨」や「はだしのゲン」のマンガ(アニメ?)、

「ニンゲンヲカエセ」という詩などを読んで、

ずっと心にささっていた、ヒロシマ。

プライベートではどうしても行けず、

初めてその地に行けたのは2007年。出張で、でした。

原爆ドームや原爆資料館などを見て、

悲しみや苦しみが強烈に私の心に焼きつけられました。

メモその時のブログ

亡くなった人、家族や大切な人を失くした人、

後遺症に苦しむ人、重度のやけどなどで人生を奪われた人・・・

怒りも悲しみも痛みも苦しさも、恨みも・・・

じっと押し殺して耐えてきたのだと感じました。


だからこそ、同じ日本人の仕事仲間が

「原爆を落とされても仕方のないことをした」と言うのを聞いたときには、

正直、私が怒りをこらえるのがやっとでした。

こんな大量殺りく兵器が許されていいはずはないのです!!!!


昨年はアイルランドにいて、

たまたまホテルのテレビで原爆の放送を見ました。

毎年8月6日には放送されているようで、

他国でも、原爆投下は大きな衝撃なのです。

投下を英雄視するアメリカ兵の映像だけでなく、

同じアメリカ人でも原爆投下を問題視する人の意見も納められていて、

放送のスタンスは中立だなと感じました。

原爆投下の被害の映像はリアルで怖いほどでした。


1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、アメリカ軍が広島市に原子爆弾を投下。この一発の兵器で、広島市の人口約35万人のうち約14万人が死亡。

後遺症やその後の発病などで苦しんだ人、亡くなった人も含めると、

人口の半数を超えます。


生きたくても生きられなかった多くの魂。

思い出も、可能性も、子孫も、未来そのものを奪われた、たくさんの命。

鎮魂の意味でも、家でダイインをするつもりです。

皆さんも今日だけは祈りませんか。鎮魂のために。


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