▲日比谷線撤退からまもなく4年。


日比谷線直通第2世代全収集マンとしては見逃す訳にはいかなかったので購入しちゃいました。(東武20400を買え)

N化するとスノープラウが線路に干渉するなんて話が出てますが、ごちゃごちゃ言わずに削ってください()


元の姿と比べるとこの変貌ぶり。

先頭車化改造車故に前面はオリジナルとかなり異なる姿になっています。一方で側面はカラーリング以外ほぼ同じ。



種車となる20000型・20050型と比較してみます。比較対象はマイクロ。

クハ20104

元モハ26803です。書きながらクハ20103はモハ24800じゃないことに気付いたのですが、まあパンタ付き中間車なんで同じようなもんでしょう()

比較すると先頭車化改造されてパンタが増えてる以外は対して変わりません。


床下機器はかけやまを参照。電装解除している割には大して変わっていないようですね。鉄コレも悪くはないです。


配管もご覧の通りで、ダブルパンタになってることを除くとほぼ同じ。


妻面も同様に大差ありません。アルピコには貫通扉がありませんが、実車も撤去済みのようで問題ありません。この点はマイクロが珍しくエラーしていて、20000型の貫通扉は窓が縦長ではありません。


続いてモハ20103

元モハ25854です。モハですがパンタが付いていなかったため、1基増設しています。


こちらもかけやまを参照。

クハとは異なり床下機器がかなり弄ってあるようなので、マイクロの床下機器と全く違うのも納得。

鉄コレは形状の近いパーツが多くて良い感じです。




ここからは重箱の隅を突いていきます。

全体の印象は良く出来てるのですが、鉄コレが基本的に20070型ベースで作られていることが原因のエラーが割とあります。


①方向幕周りに枠がない

②ルーバーがない(モハのみ)


①の方向幕周りの枠は20000型と20050型には付いており、20070型にはないのですが、金型が20070型ベースのため全車枠なしとなっています

②のルーバーについては20050型と20070型の中間車にのみ付いているものですが、元20050型のモハ20103にも何故か付いていません。原因は後述。



③ドア寸法が異なる

20000型のみ縦方向の寸法がやや小さいのですが、再現されていません。




④そもそも先頭車ベースで作られている

下はマイクロの中間車、上は鉄コレなのですが、車端部窓と妻面までの長さが大きく異なっています。



マイクロの先頭車と並べるとこの通りで、鉄コレは中間車ではなく先頭車ベースで作られていることが分かります。

②のも先頭車ベースで作られていることに起因するエラーで、どの形式も先頭車にルーバーは付いていないため流用すればルーバーが付かないのも納得です。鉄コレ20400型の中間車にはルーバーが付いていたため、中間車ベースで作れば防げたエラーでしょう。ただし、20400型に改造されなかった20000型中間車にはルーバーがないので、中間車ベースで作ってもどちらか1両はエラーになっていたことでしょう。


エラーではないと主張しても問題ないとは思いますが、一応。台車形状が全然違います。マイクロの台車は完璧で非の打ち所がありません。

今は在庫切れでしょうが、定期的にパーツ売りされるGMの10030用SS110台車が入手性の観点からもベストチョイスなのかもしれません。




日比谷線第2世代の地方譲渡車が全形式鉄コレで揃う時代。マイクロやGMから出るのを待たずに済むので恵まれています。

どの形式も譲渡前の鉄コレが発売されていませんが(1000系は池多摩のみで東横線は未発売)、いずれ出る日が来るかもしれません。楽しみです。