最近観た映画の感想のようなもの。

 

『帰ってきた あぶない刑事』

神奈川県警港警察署捜査課の刑事コンビが活躍するテレビドラマの劇場版8作目。

定年退職後、ニュージーランドで探偵をしていた2人が横浜に帰ってくると事件が…。

ハッキリ言って2人とも年齢考えたら大丈夫なの?とか、今更やるのとか最初は思ったんですよ。

でもね、これが全く心配無用で良く出来てた。

年齢を感じさせるネタを混ぜつつ、年齢を感じさせない活躍ぶり。

ハッキリ言って特に新しい事なんてないの。

でも、それが良い。

昔と同じような事を昔と同じようにやってるだけで、不思議と感動する。

テーマソングや昔の映像でノスタルジーを感じるからというのもあります。

でも昔と同じメンバーが、昔と同じことを今できるという奇跡。

これはある意味、ドキュメンタリー映画なのかもしれない。

本当、変に感動しちゃったよ。

そんなに思い入れとか無いと思ったんだけどなー

 

『ミッシング』

娘がいなくなった夫婦が手掛かりを求め、テレビ出演をするがネットでは誹謗中傷の書き込みが…。

吉田恵輔監督らしい、良くも悪くも人間の人間らしい部分を描いた作品。

報道機関やネットの問題、家族や周囲の人々の姿などリアルさを感じさせてくれる。

良かれと思ってした事なのに、何故こうなってしまうのかとか。

変わらない状況の中で変わっていく人の心とか。

この監督はちょっとした負の要素を描くのが本当に上手いです。

でも、今回はいつもより優しいですね。

なので最後の方は素直に泣ける感じ。

それを支えるのが石原さとみさんをはじめとする、役者さん達の演技力。

一歩間違えればやり過ぎになりそうな所を、ギリギリまで攻めていて凄かった。

とにかく重たいけど、良い作品。

いろいろ、考えさせられるし。

 

東映と松竹の株主優待での鑑賞。