最近観た映画の感想のようなもの。

 

『ハピネス』

彼女がロリータファッションで現れ1週間後に死ぬと言う所から始まる、高校生カップルの恋愛映画。

嶽本野ばらさんの小説が原作のようですね。

如何にもなあざとい設定の物語が、淡々と進む。

演技や演出もパッとしないし、ハッキリ言って最初は微妙かなと思ったんですよね。

基本的にロリータファッションでカレー食べてるだけだし。

でも後半は結構泣けました。

話そのものというより、台詞で泣けるという感じ。

そういう意味では映画というより、朗読劇に近いのかも。

家族も含めいい人が多すぎて、嘘くさいファンタジーではあるんですけどね。

でも、この作品はそれが良い。

ちなみに不純異性交遊なシーンも多いが、描写は軽い。

これなら無くても良い気もするけど、性と死は隣り合わせですからね。

あとはロードムービーというか聖地巡礼的にも楽しめる。

Innocent Worldの本店って大阪なのねとか。

資生堂パーラー銀座本店のスペシャルカレーなんてのがあるんだとか。

 

『ゴジラxコング 新たなる帝国』

ハリウッド版ゴジラとキングコングが戦った映画の続編。

とりあえず何か電波信号をキャッチして、それを探る冒険みたいなのから始まる怪獣映画。

前作で生き残った娘やコングとミニコングの話にゴジラも登場する感じかな。

途中は同時期上映の猿の映画でも間違えて観ちゃったのかと思うような展開。

でも基本的には怪獣プロレスなので、ストーリーはどうでもいいかも。

昔ながらの怪獣バトルを今の技術でグレードアップ。

特に何というものも無いのですが、これはこれで良い。

とにかく何も考えず観るべき作品になってました。

それでも最後は少しだけ感動しなくもないという。

ちなみに日本語吹き替え版での鑑賞。

でも、この作品に関しては字幕版でも大差ないかもでした。

 

ここまで、松竹の株主優待での鑑賞。

 

『ブルー きみは大丈夫』

母を亡くした少女が大きなモフモフした生き物と出会う話…と思って観たのですが微妙に違う。

それにも出会うんだけど、もっといろいろ出てくるんですよね。

なので、父の入院で祖母の家に預けられた少女がイマジナリーフレンド達と出会う話ですね。

そして、忘れられると消えてしまうイマジナリーフレンドのパートナーを探う事に。

同じような話に、少し前に観た屋根裏のラジャーというアニメ映画がありましたね。

分からなくはないものの、日本人的には少し馴染まない部分もあるかも。

そんなで最初の方は子供向けっぽくて、ちょっと眠かった。

でも途中からは大人向けの癒し系っぽい感じに。

何方付かずな感じもするけど、大人向けファンタジーと思った方が良いかな。

ちょっと盛り上がりに欠けるものの、ほんわかした作品で悪くない。

邦題がブルーなのはミスリードだけど、きみは大丈夫なのは間違ってない。

あまり期待してなかったのですが、自分は良かったですよ。

こちらは試写会での鑑賞。