最近観た映画の感想のようなもの。

 

『マイ・スイート・ハニー』

恋愛経験のない製菓会社の研究員とシングルマザーの恋愛映画。

ラブコメ色が強いが、真面目がゆえのコメディ。

ちょっとズレた感じが微笑ましい。

まわりの人達のキャラも良い。

何となくみんなが幸せになれる感じで、心地よい。

若干、何しに来たのか分からないのもいるけど…。

あと、自動車が小道具的に活躍してるんですよね。

こんな作品なのに微妙にカーチェイスみたいなのもあるし。

ちょっと軽めの作品ですがこの手の韓国映画もなかなか良い作品が多くて、これもその一つかな。

 

『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』

刀剣の付喪神である刀剣男士達が活躍する、人気ゲームを歌舞伎化したものをシネマ歌舞伎で。

歴史改変を目論む者から歴史を守る話らしく、今作は永禄時代へと赴くことになります。

ヒットしてるのは知ってたけど内容はよく知らなかったんですよね。

なので、こんな感じの話なのねという感じ。

客層がほぼ女性という事で、その辺に受けてるのは分からなくはないです。

刀剣とか時代劇的な要素があるので、歌舞伎との相性は悪くはない気はしました。

そこに今風の要素も混ぜていて、なかなか楽しめました。

戦うシーンも歌舞伎ではあるのだけど、曲の感じが違うだけで新鮮。

入場者プレゼントいただきました。

 

ここまで松竹の株主優待での鑑賞。

ここからは試写会でのもの。

 

『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』

認知症だった妻を亡くし一人暮らしの男がコミニティクラブに参加したり、水泳を習い始めたりする。

妻との話や、新しくできた友達との話などが中心。

高齢化社会を描きつつも、後ろ向きではない。

水泳の先生との話など、無理のない現実的なファンタジー。

息子夫婦の微妙な感じも、程よいスパイスかな。

生きていればいつかは来る老い。

でも、歳をとるのも悪くないと思わせてくれる作品。

岩城滉一さん26年ぶりの映画主演という事ですが、力を抜いた感じで良かった。

宮崎美子さんもそうですが、ちゃんと老人されてました。

試写会での鑑賞。

試写会が当たらなければ観てなかったかもしれない作品でしたが、観て良かったです。


舞台あいさつもありました。

 

『鬼平犯科帳 血闘』

鬼平こと長谷川平蔵のもとに、若いころ世話になった居酒屋の娘が現れ密偵になりたいと言うのだが…。

池波正太郎の小説の映画化。

鬼平犯科帳は何度も映像化されているので時代劇ファンにはお馴染みでしょう。

そもそも自分はあまり詳しくないので、こんな話だったんだという感じです。

とりあえず俳優陣は豪華ですね。

時代劇としては悪くはないのかなという印象。

でも、それ以上ではないような。

なんか、新しい作品という感じが全くしないのよね。

あと勧善懲悪で、相手は悪党とはいえ鬼平は斬りすぎでしょう。

これじゃ、恨みを買うのも仕方ないような。

敵が小物っぽい雰囲気なのもあるけど。

勿論、ちゃんと殺陣を見せたいというのは分かるんですけどね。

こちらも、試写会での鑑賞です。