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ごきげんいかがですか——

7月7日。
今日は七夕。

一年に一度、織姫さんと彦星さんが逢える日です。

小さい頃、この昔話を思い出すときは

「一年に一度なんてかわいそうだなぁ…」

なんて子供心に切なさを抱いていたものですが、
こうして大人になって考えてみると、
「一年に一度でも逢えるなら素敵だな」
なんて思います。
逢いたくても逢えないひともいるでしょうからね…。
それでも笹に願い事を書いた短冊をかける、というのはなんだかはかなくて、美しい。笹の葉というのは見ているだけで涼やかだし、短冊にする折り紙の薄さや、淡い色合いはなんだか願い事には少し頼りないかんじがして、それがまたはかなさを漂わせるのかもしれません。

そこには、クリスマスツリーに飾り付けをする、というのとは少し違う、日本ならではの、なにかしっとりとした影のようなものが移ろっているような、そんな感覚があります。

七夕、織り姫、彦星、天の川。
日本っていいなあ。

こうして日本語を書いているだけでも、本当に日本に生まれてきてよかったなぁ、と思います。

さーさーのーは さーらさらーー♪