1.過日ギヤ抜けについて記述したが他に気付いた点をメモ書きしておく

  ミッションのギヤ抜けは3速又は4速のギヤのスラスト方向への移動が主体原因であるが

  ①ギヤスラスト方向の遊びが発生する事由

  1stギヤのスラスト力の発生 アウトプットギヤ締め代力の存在

  ②一番後ろのナットの緩みはあり得ない

  緩み止めが有る

 

2、遊びを誘引する箇所

  ①後ろナット前のプレート (写真右) 4thギヤニードルb/gとの当たり断面面積小及び硬度小

  ②ブッシュ          (写真左) 低硬度品の為

 

  特にブッシュは潤滑性能を与えて有るので塑性変形しやすい (hv=180程度)

  変形摩耗していても新品と同サイズのものを ss sk scm材等利用しての製作代用をしてはならない

 

3,締め付けトルクに関して

  ①定格の7.5kgm(だったと思う)は新品パーツ組付け時に於いて初期各パーツの塑性変形見られず1~4速の各ギヤの

   ロック無くスムースに回転する-----を念頭に決められたのではないかと推論している

   事実9kgm辺りまで締めると幾ら新品パーツで組んだとはいえスムースに回らないギヤが出てくる

  ②4速ギヤのみニードルb/g用いられているがこれの登用理由が即解らない-----御存知の方は提示願う

 

4.追記

  2-②でも述べているが同様のパーツにシリンダヘッドに組付けのバルブガイドブッシュ(計4本ある)も潤滑性能付与品であり

  代用品装荷の場合は検討が必要