皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
本日は昨年から1年間続いた『2018年スパイス大使』最後のお仕事です。
折しも今日、この春から来年の春までの任期である『2019年スパイス大使』就任のご連絡を頂きました。
この春からまた1年間、スパイス大使としてこれまで通り、スパイスを使用したお料理レシピのご紹介をして参りますので今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
さて、本日のスパイスレシピのご紹介に参りましょう。
本日ご紹介するのは、ハウス食品さんの練りチューブスパイス『わささんしょう』です。
上写真の緑のパッケージが目印です。
ハウス『わささんしょう』は、わさびと山椒をブレンドした練りチューブスパイスです。
こちら、直接ペロッと舐めると本当にシビれる辛さなんですよね。(笑)
しかしながら、私が思うに、辛味には2通りあって、熱の辛味と涼の辛味があるような気がしています。
先日ご紹介したハウス『麻辣醤』は熱を持った辛味。
そして、本日ご紹介するハウス『わささんしょう』は涼の辛味。
私的には、その双方の辛味の活かし方は違う、と考えています。
ハウス『わささんしょう』のような涼の辛味を持つスパイスは、辛味を全面に出すというよりも、
隠し味的に使用した方が効果的なんですよね。
ですから、私自身もそんな使い方のレシピを考案してみました。
定食でも有名でご存じの方も多いかと思いますが、麦とろごはんにこのハウス『わささんしょう』を加えてボヤっとしがちな麦とろごはんの味を引き締めると隠し味が効いておいしい!
麦ごはんととろろとハウス『わささんしょう』が絶妙なバランスで絡み合い、おいしさのハーモニーを生み出します。
わささんしょう麦とろごはん
<材料 小さなお茶碗3~4人分>
~麦ごはん~
●米 1合
●大麦 45g
●水 190ml
~とろろ~
●山芋または長芋 220g
●めんつゆ(4倍濃縮) 大さじ3/4
●ハウス『わささんしょう』 チューブ1㎝分
~きゅうりの塩もみ~
●きゅうり 1/2本
●塩 小さじ1/8
~トッピング~
●刻みのり 適量
●万能ねぎの輪切り 適量
<下準備>
①麦ごはんは指定の材料で炊飯器で炊き上げておきます。
②山芋または長芋は皮をむいてすりおろしておきます。
③めんつゆとハウス『わささんしょう』はあらかじめよく混ぜ合わせて溶かしておきます。
④きゅうりは薄くスライスして塩をまぶし、10分ほど置いてから手でよく水気を絞っておきます。
<作り方>
1.下準備②と下準備③をよく混ぜ合わせます。
2.茶碗に下準備①の麦ごはんを詰めて、1のとろろを乗せ、万能ねぎの輪切りを散らし、下準備④のきゅうりの塩もみと刻みのりを添えれば完成です。
<ポイント>
(※1)作り方1の段階でお好みで卵黄を1個加えてもおいしくお召し上がり頂けます。
麦とろごはんは『田舎の縁側で食べたいごはん』の代表選手ですよね。
私も若い時から麦とろごはんが大好きでした。
なんだかこのハウス『わささんしょう』をきっかけに久しぶりに食べた感じです。
実は、私が20代前半の頃、東京都内某所の定食屋さんでよく食べたのがこの『麦とろごはん定食』でした。
しかも、朝!(笑)
朝だとこの麦とろごはん定食が580円で食べれたからなんです。
都内で580円の定食ってすごいと思いますでしょ?(笑)
ただ、麦とろごはんって、ともすると、味がぼやけがちなんですよね。
そこでハウス『わささんしょう』が隠し味となって麦とろごはんの味を引き締めてくれるんです。
私はこの辛味を全面に出すのではなくて、あえて、後ろに下げることで上品な辛さを実現させています。
このレシピはハウス食品さんにもぜひ味わって頂きたい1品です。
皆さんもぜひ『わささんしょう麦とろごはん』の試食をしてみて下さいね!