皆様、こんばんは。

 

料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。

 

さて、先日のファッジブラウニーのレシピ記事の話の続きになるんですが、わたくしの旧ブログ時代の空想空間カフェ『Pinkish』で撮っていた写真の中でもうひとつ『お気に入り』があるのでここでご紹介したいと思います。

 

冒頭写真のラングドシャです。

 

実はこちらも当時アメーバトピックスに掲載されました。

 

ファッジブラウニーにしても、このラングドシャにしても、当時レシピ記事が取り上げられた理由は、2つの写真に『臨場感』があったからだと思っています。

 

本当に自分の目の前にファッジブラウニーやラングドシャがあるような錯覚に陥るくらいの臨場感。

 

当時、私が料理写真撮影で気を付けていたことはまさにその『臨場感』でした。

 

この2つの写真は私にとって勲章のようなものなのです。照れ

 

ですから、あの当時の気持ちを忘れないためにもこの2つの写真だけ新規ブログにお引越しをさせたいと思ったのです。

 

『初心忘れるべからず』を大切にしてまた今から5年走り続けるつもりです。

 

あと5年後に自分はいったい何を思うのだろう・・・今はそんなことを考えています。

 

ここで改めて『ラングドシャ』のレシピをご紹介させて下さい。

 

ラングドシャとはフランス菓子のこと。

 

フランス語で Langue de chat (猫の舌) という意味です。

 

猫の舌のような細長い独特の形状をしたクッキー『ラング・ド・シャ』は、17世紀に生まれたと言われています。

 

材料となる『薄力粉・無塩バター・卵白・粉砂糖』をすべて同じ分量にして作るのが特徴のクッキーになっています。

 

現代においてはロール状に巻いたもの、クリームを挟んだもの、というように様々に形を変えて一般の店舗でも売られています。

 

しかしながら、ラングドシャの原型はやはりこの猫の舌の形なんです。

 

軽くサクサクとした口当たりがとても上品なクッキーで紅茶にもコーヒーにもよく合うため、ティータイムには喜ばれるお菓子の1つ。

 

作ってみると意外と簡単なんですが、オーブンで焼く時だけは美しい焼き色に仕上がるよう目で見てしっかりとチェックすることが大切になります。

 

まずはレシピをご覧下さい。下矢印

 

 

黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花

 

 

ラングドシャ

Langue de chat

『猫の舌』という名のフランスのクッキー 

 

 

 

<材料25枚分程度>

 

●薄力粉 50g

●無塩バター 50g

●卵白 50g

●粉砂糖 50g (※45gでもOK。)

●バニラエッセンス 3滴

 

<下準備>

 

①薄力粉はあらかじめよくふるっておきます。

②無塩バターは室温に戻しておきます。

③卵白は常温に戻しておきます。

 

<作り方>

 

1.ボールに下準備②の無塩バターを投入して泡立て器でよく混ぜます。

 

2.粉砂糖を3回に分けて投入しながらさらによく混ぜます。ここでバニラエッセンスも加えて下さい。

 

3.卵白を少しずつ加えてよく混ぜます。

 

4.薄力粉を3~4回に分けて加え、泡立て器のまま粉気が無くなるまで混ぜ合わせます。

 

5.丸型の口金を絞り袋にはめてヘラで4の生地を入れていきます。

 

6.1本線を引くようにして5㎝程度の棒状に絞り出していきます。この時、7㎝ずつ間隔を離して絞り出します。(※焼いている時に横に広がってくる為です。)

 

7.あらかじめ予熱した180度のオーブンで12分焼きます。

(※この時、ラングドシャの焼き色を綺麗に均一に整えるために1段1段焼くことをお薦めします。そして、2回目は11分、3回目は10分という具合で分数を減らして焼き、焼き過ぎで全体が茶色くなるのを防ぐようにします。)

 

<ポイント>

 

(※1)粉砂糖の分量についてですが、本来のラングドシャのレシピは材料が全て同量というのが製菓のルールになっているようですが、私の見解ではそれでは少し甘すぎるので粉砂糖のみ45gに控えても良いかもしれません。

 

(※2)焼き色の特徴についてですが、

『真ん中が白、そして、周囲を囲い込むようにして茶色い焼き色が付く』

というのが理想的な焼き加減になります。

 

 

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このクッキーは薄っすらサクッと仕上げるのがコツです。

 

手作りするラングドシャは、市販の商品よりもしっとりと仕上がります。

 

それがまたとっても上品で優しい口当たりなんです。

 

もうすぐバレンタインデーも近いですが、ラングドシャのレシピを活かしたバレンタイン

スイーツを作る方もいらっしゃると思うのでこの機会にレシピをご紹介しておきます。

 

手作りラングドシャ&チョコレートでラッピングしてもエレガントでかわいいギフトになりそうですよね。

 

男性はモノトーンカラーがお好きな方々も多いですから、白&黒でシックにカッコよくまとめるというのも一案かもしれません。

 

女性がよくやりがちな真っ赤なラッピング・・・というと、男性は持って帰ることに羞恥心が湧く人がほとんど・・・

 

そんなデリケートな男心も理解してあげて下さいね。(笑)パー照れ

 

シックにクールに決めたい時もこのラングドシャがお薦めです。

 

皆さんもぜひ作ってみて下さい。