皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
さて、本日2度目のブログ更新です。
おせち料理のレシピもタイムリーにご紹介しないと意味が無くなってしまいますから・・・
前回ご紹介したのは、栗きんとん、黒豆、田作りの基本3レシピでした。
今度は、お煮しめのレシピをご紹介致します。
おせち料理は基本的にお重3段ですよね。
一の重、二の重、三の重とそれぞれに詰めるものが決まっていて一定のルールがあります。
一の重には、かずのこ、田作り、黒豆など祝いの肴を中心に前菜的な料理を詰めます。
二の重には、肉や魚介を使用した焼き物や煮物などを詰めます。
三の重には、野菜を中心にした煮しめなどを詰めます。
という感じ。
そんな中でも三の重に詰めるお煮しめは、そこに集う人たちにとって箸休め的存在。
素材の味を生かした優しい味付けにするのがコツです。
そんな究極のレシピをご紹介しますね。
三の重 煮しめ レシピ
<材料>
~A~
●鶏もも肉 1枚(300g)
●こんにゃく 1/2枚
●しょうがのせん切り 薄切り2~3枚分程度
●水 1/2カップ
●しょうゆ 大さじ3
●みりん 大さじ3
●酒 大さじ3
●砂糖 大さじ1
~B~
●ごぼう 1本
●にんじん 1本
●レンコン 200g程度
●筍の水煮 120g程度
●干し椎茸 5~6枚
●絹さや 6~8枚
●一番だし 2カップ
●しょうゆ 大さじ3
●みりん 大さじ3
●酒 大さじ3
●砂糖 大さじ1
●ごま油 大さじ1
※調理は2つのパートに分けます。(2つの鍋を使用します。)
<下準備>
①干し椎茸はあらかじめ水で戻しておき、石づきを取り除いておきます。
(お好みで半分にカットしても結構です。)
②絹さやは筋を取り除いて薄い塩水で軽く湯がいておきます。
③にんじんは輪切りにしてから花形に塗り抜いておきます。
④ごぼうは皮をむき、斜切りにして、レンコンは皮をむいて半月切りにしてそれぞれ酢水に漬けてから軽くすすいでザルにあげて水気を切っておきます。
⑤鶏もも肉とこんにゃくは、ひと口大の大きさにカットしておきます。
⑥筍の水煮は軽く水洗いして適当な大きさにカットしておきます。
<作り方>
1.はじめにAの調理をします。
鍋に水、しょうゆ、みりん、酒、砂糖を入れて中火にかけて沸騰させてからしょうがのせん切り、下準備⑤の鶏もも肉とこんにゃくを入れて10分ほど煮てから火を止めます。
2.次にBの調理をします。
別の鍋を中火にかけ、ごま油を引き、下準備①③④⑥の干し椎茸、にんじん、ごぼう、レンコン、筍の水煮を投入して軽く炒めます。
3.2に一番だしを加えます。
4.3にしょうゆ、みりん、酒、砂糖を入れて10分ほど煮込んでいきます。
5.4に1を加えて一緒に5分程度煮込んだら火を止め、常温まで冷まし、三の重に詰めたら最後に絹さやを彩り良く飾ります。
<ポイント>
(※1)煮込み過ぎると色が濃くなって美しくなくなってしまうので要注意です。素材の天然の色素を大切にして三の重を彩り良く演出しましょう。
皆さんもレシピを参考にしておいしいお煮しめをご家族に作ってあげて下さいね。
どうか良い年末年始をお過ごし下さいませ。