皆様、こんにちは。

 

料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。

 

本日は、南仏プロヴァンス地方に伝わる『ニース風サラダ』のご紹介です。

 

ニースはフランス南東部に位置するパリに次ぐ観光地であり、コートダジュールにあるアルプ=マリティーム県の県庁所在地でもあります。

 

アンジュ湾の海岸沿いに面し、古くはギリシャ人によって建設され、19世紀にはヨーロッパのエリートたちの保養地になっていきました。

 

多くの芸術家たちがこの地を愛したのです。

 

そのひとりであったフランスの画家 アンリ・マティス(Henri Matisse)が生涯に渡って描いた絵画は、マティス美術館に収蔵されています。

 

現在でも世界的な保養地及び観光都市であるニース(Nice)はフランス領ですが、歴史的にはイタリア文化圏が長かったため、言語や文化の面ではフランスよりもイタリアに近いという特徴があるようです。

 

地中海性気候であるニースは一年を通して気候が安定しているので旅行者が一年中絶えることがありません。

 

そんな旅行者たちがニースで出会う味、それが本日ご紹介するニース風サラダです。

 

ニースの特産品を盛り付けたサラダになっていて、サラドニソワーズとも言われます。

 

高級フレンチレストランで供されるというよりは、フレンチのビストロで提供されているケースがほとんどです。

 

現地では、レタスの芯、トマト、ハツカ大根、セベット(玉ねぎ)、紫アーティーチョーク、バジル、ツナ、卵、ブラックオリーブ、アンチョビ、エクストラバージンオイルという取り合わせらしいのですが、日本においては、日本で手に入る材料で作ることに致しましょうか。

パー照れ

 

それではレシピのご紹介です。

 

1分料理動画もお楽しみ下さいね。

 

 

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ニース風サラダ

 

 

 

<材料4人分>

 

~具材~

●サニーレタス ボール1杯分

●玉ねぎ 1/8個分

●ゆでたまご 2個

●トマト 1個

●じゃがいも 1個

●ツナ 1/2缶分

●アンチョビフィレ 2切

●アスパラガス 3本

●ブラックオリーブの輪切り 15g

~ドレッシング~

●白ワインビネガー 大さじ1

●エクストラバージンオイル 大さじ1

●はちみつ 大さじ1/2

●塩 2つまみ

●黒こしょう 少々

 

<下準備>

 

①サニーレタスはよく洗って水気を切り、ひと口大に手でちぎっておきます。

②玉ねぎは皮をむいて薄くスライスし、軽く塩(分量外)をふって5分置き、水ですすいでから手で絞って水気を切ります。

③ゆでたまごはそれぞれ4等分にカットします。

④トマトはヘタを取り除いて8等分にカットします。

⑤じゃがいもは皮をむいて8等分にカットして耐熱容器に入れ、500Wの電子レンジで3分加熱してから冷ましておきます。

⑥ツナとアンチョビフィレは缶詰の油分を切って手で細かくほぐしておきます。

⑦アスパラガスは軽く塩ゆでしてから冷まし、それぞれ4等分にカットします。

⑧ブラックオリーブの輪切りは水気を切っておきます。

 

<作り方>

 

1.はじめにドレッシングを作ります。

白ワインビネガー、エクストラバージンオイル、はちみつ、塩、黒こしょうを清潔な空き瓶に入れて蓋をして上下によく振って混ぜ合わせておきます。(ボールの中で混ぜてもOKです。)

 

2.大皿にサニーレタス、玉ねぎ、ゆでたまご、トマト、じゃがいも、ツナ、アンチョビフィレ、アスパラガス、ブラックオリーブの輪切りの順番に彩り良く盛り付けていきます。

 

3.2に1のドレッシングをかけていただきます。

 

<ポイント>

 

(※1)アンチョビフィレは塩気が強いのであらかじめフードプロセッサーでドレッシングと混ぜてしまう場合もあります。

 

 

<1分料理動画>

 

 

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そして、ニースは『モラビト』(MORABITO)というフランスの老舗高級バックブランドの発祥地でもあります。

 

モラビトは、1905年に宝飾職人であったジャン・バティスト・モラビト(Jean Baptiste MORABITO)によりフランス、ニースで創業しました。

 

宝飾を活かしたエレガントなバックのデザインが世界各国の王侯貴族をはじめとするVIPの方々の心を魅了しているようです。

 

そんな上質な香り漂うプロヴァンス地方のビストログルメ、ニース風サラダ。

 

皆さんもぜひ作って味わってみて下さい。

 

 

 

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