東洋文化振興会のブログ

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東洋文化振興会は、東洋の文化を中心に、皆さんと共に楽しく学んでおります。
会員以外の方のご参加も歓迎いたします。どうぞお気軽にご参加ください。


 開催日時  原則、毎月第2土曜日 午後2時~4時 年10回開催(3月・8月は休会)

会  場   新日本法規出版(株)本社別館・名古屋支社4F「大会議室」
             名古屋市中区栄1‐26‐11


  参 加 費  800円(会員・学生は500円)
          ☆会員登録も随時受け付けています。(年会費2000円 毎例会にて)

1月9日(土) 新春経書講義『春秋』 


講師 愛知教育大学・愛知文教大学兼任講師 小 崎 智 則 先生


 新年恒例の経書講義です。今回は五経の中から『春秋』を取り上げます。

 魯の歴史記録である『春秋』ですが、孔子の出身地であり、周公旦の国でもある魯の歴史を、孔子自身が筆削したと信じられてきたことから、経書としての地位を得ました。「公羊伝」「穀梁伝」「左氏伝」の三伝と共に儒家思想における基礎テキストとして受け継がれ、その記述方針を称して「春秋の筆法」と言ったことでもよく知られています。三伝それぞれの特色を見比べつつ、『春秋』経伝をいくつか取り上げて鑑賞してみたいと思います。


2月13日(土) 人物探訪バスツアー特別講話①「渥美半島の歴史」


講師 田原市博物館学芸員(田原市教育委員会文化生涯学習課副主幹) 天 野 学 先生


 三方を海に囲まれ、東から西へと延びる渥美半島は、縄文・弥生の古来より畿内・伊勢志摩などの西方文化圏と三河・遠江・駿河などの東方文化圏の接点として発展してきました。この半島に人々は、太古の昔より住み続け、西行法師や松尾芭蕉、柳田國男など多くの文人墨客たちが訪れています。また、渡辺崋山や糟谷磯丸、宮川春汀なども郷土ゆかりの人物として活躍しています。今回の講演では、そんな魅力あふれる渥美半島の歴史について紹介します。


4月2日(土) 人物探訪バスツアー特別講話② 第1土曜開催
           「芭蕉と杜国 名古屋のことなど」

講師 名古屋外国語大学非常勤講師 服 部 直 子 先生

 貞享元年(1684)、芭蕉は、いまだ無名の新進俳諧師として、江戸から名古屋へやってきます。その成果である『冬の日』刊行によって、名古屋は「蕉風発祥の地」と  称されます。この時の芭蕉と杜国の出会いいは、その後の変転の中で、数々の実りを生み出し、杜国の早世に芭蕉は慟哭するのです。杜国をめぐる芭蕉の作品を読みつつ、その動静を通して、芭蕉と名古屋の関係にも触れたいと思います。

 人物探訪バスツアー 「崋山・杜国、そして芭蕉…。~渥美の文化を訪ねて」
4月10日(日)催行   参加申し込みは12月(会員先行)・1月・2月例会にて


5月14日(土) 「摩訶不思議な国 ネパール」

講師 カトマンズ日本語学院 校長・副会長   ネパール日本語教師協会 副事務局長
    アシュトストラベルズ&ツアーズ 社長
    ネパール・ロータリークラブ・ニューロードシティ支部インターナショナルディレクター
                    ニルマニ・ラル・シュレスタ 先生, 長谷川 裕子 女史


お釈迦様が生まれた国、ネパール。日本ではあまり知られていないネパールの習慣や食文化、仏教とヒンズー教の関わりや、生活と一体化している宗教観などを紹介します。
 日本の古き良き時代が、そのまま残っているようなネパールの社会をご紹介し、核家族化した現代の多忙な日本人が忘れかけている、人間としての大切なものを、改めて考えます。また4月25日に発生したネパール大地震のその後と支援活動についても、画像とともにご報告致します。


6月11日(土) 「江戸時代文人の手紙を楽しむ」


講師 名古屋大学大学院文学研究科教授 塩 村  耕 先生


「書は人なり」という言葉があるが、ここでいう「書」とは手紙のことを指す。時を隔てたために、その「人」自身に直接触れ得ない場合、第三者が見ることを予想せずに書かれた手紙こそが、その人を知る上で最重要の資料となる。
 恒例の雨森芳洲に加え、江戸期の文人や作家たちの書簡資料を取り上げ、その行間を読むことを通して、人間性に迫り得る事例を紹介したい。


以上、前期分をご紹介いたしました。

皆様のご来場をお待ち申し上げます。


東洋文化振興会 幹事会一同