眠りにつくのがのび太並みに早い私。

いつも子どもと一緒に寝ても

先に私が寝てしまうことが多い。

そんな私に子どもが不安になったはなし。


この時の気持ちを

いつかきっと忘れてしまいそうだから

書き残しておく。


先日も私が先に寝てしまったようで

急に子どもに起こされた。

子どもが半泣きで、

「まま!死んじゃったかと思った」

「ままが死んじゃったら、

 ○○はどうしたらいいの?」

と言ってくる。

子どもの手を握ると

不安の影響か

汗でびしょびしょ。

顔を撫でると

涙も流しているようだった。


君を置いて先に死んだりしないよ

と伝えて

ぎゅうっと抱きしめるけど

まだまだ不安そうな子ども。


少しお話ししてから、

小さい時のように

トントンをしてみたら

「○○が寝るまでトントンしていて」

というのでトントンを続ける。


最近は出番の減っていた

オルゴールもかけてみる。


子どもはまどろみながらも

たまにとろんと目を開けては

私の生存を確かめていた。


外からの光だけの

うすい暗闇の中で

まどろみながら眠りにつく姿を

眺めながら物思いに耽る。

こうやって寝かしつけをするのが

今日が最後になるのかもと。

成長に対する喜びや

もうすぎてしまって

一生戻ることのない

育児してきた時間に対して

切なさや淋しさを感じて

胸が痛くなる。

あと何回こうやって

寝かしつけさせてくれるのかな。

と少し涙が出そうになって

我にかえると

子どもの寝息がスースーという音に

変わっていた。

やっと眠れたようだ。

よかった。


育児の渦中にいると

日常として

振り返る余裕もなく

光の如く

過ぎ去っていく時間。

ふとしたときに

その光からはなれて

宇宙のような暗闇から

今まで自分自身がいた

光を眺めると

なんと

愛しく眩しく儚く

未来に向かって

輝いているのだろうか。

子育てがんばろう。



子どもが愛用していたオルゴール

赤子の時から

寝かしつけの時に使っていたら

寝つきが悪いときに

オルゴールをかけると

寝てくれるようになった。

なぜか私も

オルゴールの音を

耳で追っていると寝てしまう。

写真を見返したら

0ヶ月の時から一緒にいるようだ。

古参ゆえ

最近は全く出番がないけれど

久しぶりに出番があって

ぬいぐるみも嬉しそうだ。