親子で「うちにかえったガラゴ」という絵本に

ハマっている。

主人公のガラゴは旅をするかばんやさんだが

冬の時期は家に帰ってくる。

家に帰ってお風呂の準備をしていると

仲間が次々にやってきて

色々なことが起きるというおはなしだ。


どうやら「バムとケロ」という

絵本シリーズのスピンオフのようだ。

有名なシリーズだけあり

その存在をしると

たしかに本屋さんや図書館で

過去に見かけたことがあったが

今まで手に取ったことがなかった。


読んでみようと思ったのは

子どもがガラゴの存在を教えてくれたことが

きっかけだ。


ある日、子どもとお散歩をしていたら

「まま、ガラゴってしってる?」と

唐突にきいてきた。

あまりにも唐突だったことと

予備知識がなかったので

「ガラゴン」と聞き間違えた。

音の響きから怪獣か何かか?と想像するが

皆目見当がつかない。

「しらないよ。ガラゴンって怪獣?」

「ちがう!ガラゴンじゃなくてガラゴ!

 が!ら!ご!」

子どもが必死に身振り手振りをつけ

説明してくれる。

大きな会議で役員を説得する

中間管理職の様相で。

力が入っている手の指が

大きく開かれ反ってしまっていて愛しい。

そのまま話を聞くと

「保育園にある絵本に出てくる何か」

ということは、よくわかったが

実在する生き物で名前がガラゴなのか、

空想のガラゴという生き物なのか

謎が深まるばかり。

ガラゴの見た目について質問をすると

目が大きくてカンガルーに似ている

と教えてくれたので

なんとなく「ガラゴ」のイメージが

わかってきた。

次はストーリーを聞いてみる。

ふむふむ、ガラゴはかばんやさん

そしてさむいのが苦手

帰宅してお風呂にお湯を入れていたら

お友達が遊びにくるのね

という大体のストーリーがわかった。


子どもの説明をきいて興味が沸いたので

思わずAmazonで買ってしまった。

届いた絵本を読み答え合わせをしてみたら

ほとんど子どもの説明とあっていて

わが子の話す力の成長に感動した。

一方一部絵本とずれているところもあって

そこもおもしろいと感じた。

子どもの説明では

ガラゴは三人家族だったことと

お湯が溢れてもう一度お湯を入れようとしたら

ガスが無くなってお湯が入れられなくなった

というオリジナルストーリーが追加されていた。

ガスが無くなってお湯が入れられなくなったという

ところが現実的なわが子らしい表現で

なんともおもしろい。


そんなこんなで

我が家では寝る前の絵本はもっぱらガラゴ。

読むたびに新しい発見があり

見つけては

子どもと共に喜んでいる。

他にも別のおはなしがあるようなので

その絵本も買おうかな。

ちなみにガラゴは実在する動物のようだ

ガラゴで検索すると

スローロリスの仲間であったことがわかった。

実在のガラゴもとてもかわいい。


我が家のプラレール博士が積み木で表現した東京駅