{簡単な解説}
 
ときどき大工さんから電話をもらいます。
「和室にヘタリを感じるので床板を剥いだら、
 シロアリがうようよ。修復と補強をやるから
 薬剤をまいてくれないか」
 
というわけで大工さんと一緒に現場で作業する
ことも珍しくないです。
 
その時に思うのは「在来工法」だと床下の構造は
単純ですから修復が比較的、容易だということ。
 
というか在来工法はいずれ「家は傷むもの」
という考え方を前提にした建築に思うのです。
 
最新の新工法だとそうはいきません。
最新の設備の家もいいときは確かに快適だけど
何か問題が起こると修復も大変な場合が多い。
費用もかさむ。・・とかなんとか。
 
在来工法にも新工法にもそれぞれいいとこと良く
ないところもあると思います。こまかく上げたら
きりがないけど。

家は長く住むもの。そして必ず傷むもの。
傷んだときにできるだけ安価で容易に修復できる
という視点から考えたら、在来工法は今風の言葉
で言えばSDGsを先取りしている考え方じゃない
かな。
 
江戸時代のほうが考え方としては今より進んで
いたのかも。どうなんでしょうかねぇ。
 
それではまた。