実はここの検索上位に「タキ井上」という項目が上位に上がってきております。
質問でも「この人何者?」という質問が多いので、過去の人物ですが、最近のツイッタートレンドなので簡単に説明しておきましょう。


<タキ井上とは?>
本名、井上隆智穂
出身、兵庫県神戸市とされている。

F3で92年シーズン10位、93年シーズンには9位(優勝なし、最高位3位)の成績で国際F3000にステップアップし、強豪のスーパーノヴァ・レーシング(英会話教室NOVAがメインスポンサー)でレースを展開。チームメイトのヴィンチェンツォ・ソスピリは上位入賞を何度か行うが、タキは最高位7位、だが安定した成績は評価されていた。

そして、NOVA(現在は解散)とオフィス向けコーヒーサーバーの大手ユニマットの持参金をもって、シムテックからF1デビュー。バブル末期の駆け込みで日本グランプリにスポット参戦でドライブした。

95年、フットワークの正式ドライバーとしてデビュー、完走5回、最高位8位に終わり、そのシーズン中にF1史上まれに見る珍事を2回経験し、その当事者として全世界から(嘲笑を持って)迎え入れられたのである。

<マーシャルカーに追突された男>
95年モナコのフリー走行中、車が止まってしまい牽引してピットに戻る最中に、マーシャルカーが追突(マーシャルカーを運転していたのは、フランス・ラリー界の名手、ジャン・ラニョッティ)フットワークのマシンは追突の衝撃で横転してしまい、その時、牽引でステアリングを握っていたタキ井上も一緒にひっくり返った。
$東洋一のカーマニア”改”


<レスキューカーに跳ね飛ばされた男>
95年のハンガリー、マシントラブルでリタイアした直後、炎が出たマシンを自ら消火しようと消火器を手にマシンに向かった所、同じく消火にやってきたレスキューカーに振り返りざま跳ねられる。その一部始終がこのビデオである。


$東洋一のカーマニア”改”
ちなみに、国際的に有名な写真はこちらである。


<では、何故この人が急に話題に上るようになったの?>
それは小林可夢偉の来期問題で、憶測のようなヤリ逃げツイートをツイッターにあげる(そのほかキミ・ライコネンの復帰を物議を醸すこととなったが、どこよりも早くスッパ抜いた)ほか、過去の日本人F1ドライバーを三流呼ばわり(自分は表彰台はおろか、ポイントも上げられ無いにもかかわらず、他の表彰台を取ったレーサーを三流呼ばわりとは何様のつもりか?)するなど、ツイッター上では時の人として上げられているが、所詮はメッキのレーサーであり、ポイントを地道に稼ぎ表彰台に上るドライバーからすれば、明らかに腕は劣るし、本人も「F1はビジネスだから、ボクみたいな技術でも金さえ払えばF1ドライバーになれる、それをもっと若いドライバーは知るべきだ」などと自分の腕など棚上げしてペイドライバーを正当化するなど、ファンからすればふざけた人間であると言えよう。

いずれにしても、思うにただのかまってちゃんであり日本のモータスポーツ史における汚点であると言えよう