PP:キミ・ライコネン(フェラーリ)
2位:ジャンカルロ・フィジケラ(フォースインディア)
3位:セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
4位:ロバート・クビサ(BMW)
5位:ニック・ハイドフェルド(BMW)
6位:ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)
7位:ルーベンス・バリチェロ(ブラウン)
8位:ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
9位:マーク・ウェーバー(レッドブル)
10位:ティモ・グロック(トヨタ)
11位:アドリアン・スーティル(フォースインディア)
12位:セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)
13位:中嶋一貴(ウィリアムズ)
14位:ルカ・バドエル(フェラーリ)


東洋一のカーマニア”改”

<誰が、この展開を予想しえたか?>
「峠のF1」ベルギーGP

今日ほど予想が読めないレースがあったでしょうか?


ふたを開ければ、フェラーリ、ライコネンの今季初優勝、フォースインディアの大躍進による2位、しかもキャリア最後ではないかと言われていたフィジケラのいぶし銀の力走とチーム初ポイントにして初の表彰台を実現。そしてバトンのノーポイントによって3位のベッテルとの差が6ポイント縮まり、タイトル争いがさらに盛り上がってきました。



<すべてはスタートで勝敗が決まった?>
今年のスパは、スタートで勝負が決まったと言っても過言ではありません。


スタート直後、バリチェロのスタート失敗し、エンスト寸前で発信し後続がパニックになる中、フェラーリのライコネンは、1コーナーの「ラ・ソース」から度胸勝負の「オー・ルージュ」をぬけ、KERSパワーでケメルストレートを一気駆け抜けBMWのクビサを抜いたまではいいものの、ここで停まりきれずにコースをオーバーラン、ここでトヨタのトゥルーリと接触しトゥルーリはウィングを壊し、またしても「トヨタ初優勝」のチャンスをフイにしてしまう・・・


これがトヨタクオリティなのか・・・


東洋一のカーマニア”改”

さらに同じところでルノーのグロージャン、トロ・ロッソのアルグエルスアリ、マクラーレンのハミルトン、そして、ブラウンのバトンがクラッシュからリタイヤ、バトンは予想外のノーポイントでスパを終えることとなりました。



<大躍進!劇的フォースインディア>

東洋一のカーマニア”改”
なんということでしょう!
これまで、決勝で上位争いをしなかったチームが

名門チームを相手に遜色の無いバトルを繰り広げているではありませんか!
(某リフォーム番組風に読んでください)


元々はジョーダンGPを基にするチームなので、もともとのパフォーマンスはいいのですが、いかんせんこれまでの負け癖がこのチームを支配していたことは否めない事実でした。


しかし、前回のヴァレンシア、今回のスパでも思えるのは、空力パッケージの予想以上の成功とメカニカルグリップの向上からくるトラクション効率が改善されたことがチームの躍進につながっているのではないかと思います。


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今回のMVPは言うまでも無くフォースインディア。

弱小チーム、万年最下位などと陰口をたたかれながらも、ここまでよく戦ってきました。

夏休み後の空力アップデートが功を奏し、躍進を続けて初ポイント初表彰台をモノにした事は

チームにとって最高の自信になることでしょう。

下のサングラスをかけた人こそオーナーのビジェイ・マルヤ氏

インドの実業家でビールと航空会社のオーナー


<今週の残念賞>
やはり・・・というかまたか・・・のトゥルーリ
そして、トバッチリの結果リタイヤになったアロンソ、この二人につきます。


東洋一のカーマニア”改”

トゥルーリは、フロントローを取っておきながら、スタート後オー・ルージュからケメルストレートまでの間になすすべなくフェラーリに抜かれ、あまつさえライコネンにウィングをつぶされてしまい、さらにはピットでの燃料給油時に燃料のリグが入らないトラブルでレースをフイにしてしまったことは、いかんせんトヨタの経験値不足とトゥルーリのムラっ気のある走りに尽きると思います。


東洋一のカーマニア”改”

アロンソはスタート直後の「ラ・ソース」で他車と接触、そのときにホイールカバーを壊してしまい、タイヤ交換に手間取り、30秒以上のピットストップを強いられた上に、ホイールカバーの破損からバランスを崩してしまいブレーキのバランスが狂い、とても走れる状態で無いと判断し、リタイヤを余儀なくされてしまいました。


両方ともレースのあやと言えばそこまでですが、両者とも乗れていただけに惜しいレースを取りこぼしたと言う事実だけが残りました。


次回はティフォシたちの住む森、モンツァです。