優勝:ルーベンス・バリチェロ(ブラウン)
2位:ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
3位:キミ・ライコネン(フェラーリ)
4位:ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)
5位:ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
6位:フェルナンド・アロンソ(ルノー)
7位:ジェンソン・バトン(ブラウン)
8位:ロバート・クビサ(BMW)
9位:マーク・ウェバー(レッドブル)
10位:アドリアン・スーティル(フォース・インディア)
11位:ニック・ハイドフェルド(BMW)
12位:ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)
13位:ヤーノ・トゥルーリ(トヨタ)
14位:ティモ・グロック(トヨタ)
15位:ロマン・グロージャン(ルノー)
16位:ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)
17位:ルカ・バドエル(フェラーリ)
18位:中嶋一貴(ウィリアムズ)



<ライバルがブラウンに勝ちを譲るような展開>
二回目のヴァレンシア市街地コースで行われたヨーロッパGPは、ルーベンス”ルビーニョ”バリチェロの2004年の中国GP以来という、実に5年ぶりの優勝で男泣きの表彰台、そして、ブラウンGPとしても久々の勝利とバトンの7位、2ポイント追加でコンストラクターも二位以下を引き離す結果となりました。


しかし、今回の展開はマクラーレンのハミルトンの二連勝が濃厚な中、ピットとドライバーのコミュニケーションミスから、バリチェロが勝ちを拾う結果となった点はいかんともしがたいもので、レッドブルの二台も精彩を欠く結果となってしまい、明らかな後退と思える点は、もったいないを通り越してしまっています。



<ありえない、ピットでのロスタイム>
今日、ドライバーとピットのコミュニケーションは無線を使って密に行っているわけですが、今回のマクラーレンの失敗はこのコミュニケーションがうまく行かなかったために、みすみす2連勝をフイにしてしまう結果となってしまいました。


これがなかったら・・・
レースに「たら」「れば」はありませんが、マクラーレンの活躍はシーズン後半の原動力になるだけにもうすこし頑張ってほしいところです。



<尻に火が付いたカズキ>
そして、日に日に影が薄くなるのがウィリアムズの中嶋一貴選手。今回もピットの数を減らして耐久レースのように耐えのレースをしていたものの、ピット前にリアタイヤがバースト、3輪走行でピットに入り、最下位でレースを終えてしまいました。


さらに悪いことに、ウィリアムズは来期のエンジンにトヨタワークスを選ばないかもしれないと言う発言もあり、トヨタとの付き合いがある中嶋の去就もおのずと気になってしまいます。



<天晴!フォースインディア>
打って変わって、注目に値するのがフォースインディアのスーティル。
彼は前回に続き、ポイント獲得こそできなかったでしたが、今回もポイント獲得うかがう活躍を見せる活躍ぶりで、予算の限られたチームの中で、効率のよい開発を行っていることがわかります。このチームに予算がもう少し増えれば、さらにパフォーマンスアップを見ることも可能だと思います・・・フォースインディアには頑張ってほしいところです。



さて、次回はスパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPです。
開催は来週と言う短いインターバルになりますので注意が必要です。